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【職業体験】日本最北端の牧場で“酪農のリアル”を体験in稚内

 

8月26日(月)~8月30日(金)の5日間、北海道稚内市で酪農体験を通じて、「人と酪農のリアル」について学ぶ職業体験を実施しました。

東京、愛知、石川など、日本各地から計10名の生徒が集まり、どこまでも広がる青い空と暖かい陽の光の下、壮大な緑の牧場で、朝から夕方まで牛に囲まれる生活をしてきました。今回はその学びの内容や生徒たちの様子をお伝えしたいと思います。

 

【1日目】

初日の集合場所は“日本最北端の地”である、北海道の稚内空港。全員が各地から無事に到着しました。稚内市の役員の方々が“稚内市にようこそ”という垂れ幕を掲げて歓迎してくださいました。

まずは稚内市役所へ向かい、市長さんに挨拶をしました。その後、チェックインを済ませ、全員でアイスブレイク。最初はみんな緊張した様子でしたが、ジェスチャーを交えたゲームをすると、次第に笑顔が増え、緊張がほぐれたようです。

 

 

 

開講式では、たくさんの市の役員の方々の前で、一人ひとりがこのプログラムに参加した理由などを話しました。

今回酪農体験でお世話になるのは、大規模草地(おおきぼそうち)牧場。

大規模草地牧場では、近くの牧場から生まれた牛を預かって、成長するまで育てます。社長の高橋さんに体験内容について説明をしていただきました。

 

その後は宿泊施設に移動して夕食の時間。ちょうど日が沈む時間で、施設の目の前の海辺には綺麗な夕日が見えました。その絶景に思わず感動。草原には野生の鹿がいて、北海道の豊かな自然を目の当たりにし、これから始まる北海道での日々が楽しみになりました。

 

【2日目】

2日目からいよいよ酪農体験が始まります。最初は、放牧されている牛たちのお世話に挑戦。高橋さんが「おーい」と大声で呼ぶと、遠くにいた牛たちが集まってきます。たくさんの牛が一度に集まってくる迫力にはとても驚きました。牛の数を数えたり、牛の発情期を見極め、人口受精をする牛を集める様子を見学しました。

 

午後は、人工授精の様子を見学させていただきました。まず、牛のおしりから手を入れて直腸検査をします。排卵を確認できたら人口受精をおこないます。想像を超えた方法に、生徒たちは驚きを隠せない様子。これは、家畜人口受精師という国家資格を有している方がおこないます。この資格に興味を持った生徒もいました。

 

作業終了後には、丘の上に連れて行っていただき、稚内市を一望しました。青空の下、見渡す限りの草原は絶景です。

 

高橋さんが牛の特徴や成長の背景を話してくださり、1頭1頭に対して真剣に向き合っていることを感じました。また、近年ではIT化も進み、牛の情報をデータで管理していることを知りました。

夜は宿泊施設で人狼ゲームや花火を楽しみ、交流を深めました。その後はキャンドルトークをおこない、お互いについて深く話して距離がぐっと縮まる有意義な夜となりました。星空観測をして、北海道の大自然の夜を堪能する生徒もいました。

【3日目】

2日目に続き酪農体験をおこないました。今日は、牛の保育です。子牛へミルクを与えたり、寝藁の交換、牛舎の清掃をおこないました。

飼育員の方々はそれぞれの牛の特徴や体調を覚えており、ミルクや哺乳瓶を牛に合わせて変えていました。1頭1頭を大切に育てていることが伺えます。子牛でもミルクを吸う力はとても強く、驚きました。

 

寝藁を変えたり牛舎を掃除すると、牛たちは嬉しそうにしてくれてやりがいを感じました。

 

保育はかなり体力を使うことがわかりました。そんな中でも、飼育員の方々が楽しそうに、やりがいを持って保育している様子が印象的でした。酪農の面白さと大変さの両方を感じる体験でした。

 

夜は市役所の方々が宿泊施設に来てくださり、一緒にBBQをしました。この日も夕日と星空が素晴らしかったです。

 

 

【4日目】

この日はいつもより早く4時30分に起床し、寺本牧場で搾乳体験をおこないました。乳を生産する大人の牛たちはこれまでお世話してきた牛たちよりも大きく、その迫力に圧倒されながら初めての搾乳に挑戦。

 

 

その後、沼川みのり公園で、乳製品加工体験をおこないました。バターとアイスを手作りし、みんなで味わいました。新鮮なミルクで作ったものはとても美味しかったです。

 

午後は、宗谷岬へ観光に行き「日本最北端の地」というモニュメントの前で記念撮影。残念ながら雨天でしたが、最北端まで来たことを実感しました。

 

 

その後、稚内市内を視察しました。地元ラジオ局の「FMわっぴー」が、このプログラムを取り上げてくださり、生徒3名が代表してラジオ出演し、N高や職業体験での学びについて話しました。

 

また、稚内市樺太記念館では、樺太の歴史について学びました。館内にはたくさんの資料があり、歴史の長さを感じました。

宗谷岬流氷館には、実際の流氷が貯蔵されていました。館内は流氷が溶けない室温に設定されており、冬の北海道の気温を体感しました。

 

市内を視察した後は科学館へ移動し、明日のプレゼンに向けて、今回のプログラムでの学びについてまとめます。この日の夕食は市の役員の方々と会食。豪華なご馳走をみんなで囲みました。

 

夜には最後のキャンドルトークを楽しみました。このプログラムで、新しい仲間と非日常体験をする中で、新しい自分を発見できたと語り「この10人でよかった」と、互いに感謝の言葉を伝え合いました。

 

 

【5日目】

ついに最後の日。稚内市役所で、お世話になった役員の皆さん、大規模草地の高橋さんの前で、5日間の学びを発表します。話すことが苦手な生徒もいましたが、一生懸命に発表するその姿に誰もが感動しました。

 

講評をいただき、稚内副市長さんから修了証書と記念品が贈呈されました。記念撮影、役員の皆さんにお礼をした後、チェックアウトをおこないます。

 

そして空港へ。生徒たちは仲間と最後のひと時を過ごし、別れを告げました。

 

「あっという間の4泊5日だった」「またこのメンバーで集まりたい」という声がありました。

職業体験を通じての仲間づくりは、一番の醍醐味でしたね。

 

知らない場所、初めて会う仲間との職業体験は、まだ見たことのない自分を発見することができます。

みなさんもぜひ、参加してみませんか?

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