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通学コース

地域のシンボル「大丸心斎橋店」をマイクラで完全再現

地域のシンボル「大丸心斎橋店」をマイクラで完全再現

 

※このブログは、心斎橋キャンパスの3年生、村上航太さんに書いていただきました。

 

本プロジェクトは2017年12月ごろから始まり、東京大学の教員・研究員による共同研究プロジェクトとして、オンラインものづくりゲームの「Minecraft(マインクラフト、以下マイクラ)」を使い大丸心斎橋店旧本館を再現するという取り組み。N高等学校の生徒が計40名ほど参加してプロジェクトを進め、2019年9月13日(金)には大丸心斎橋店14階劇場にて最終発表会をおこないました。

 

今回のブログは、これまでの取り組みを振り返り、プロジェクトの裏側をご紹介したいと思います。

 

※関連ニュース、ブログもご覧ください。

ニュース「通学コース 心斎橋・代々木キャンパスの有志生徒が『マインクラフト』を使って 「大丸心斎橋店本館」を復元するプロジェクトに取り組みました

ブログ「地域のシンボルを記憶に残す~マインクラフトで「大丸心斎橋本館」を復元

 

とても大きなプロジェクトのため、次のような3つの班に分かれてそれぞれの役割をこなしてきました。

 

1つ目は設計図班。大丸心斎橋店の設計をおこなった一粒社ヴォーリズ建築事務所様(以下、ヴォーリズ建築事務所)から設計図をお借りし、マイクラで建築しやすいように図面の書き換えをする他、建物を作るための建材の決定をおこないました。

2つ目は建築班。この班は設計図班が作った設計図をもとに、マイクラ内に大丸を再現していくことが主な役割です。

3つ目は動画班。「BOKUCRA」のWebサイトで流すPV製作をおこないました。メンバーそれぞれのインタビューや普段の様子などを撮影し、大変クオリティの高いものが仕上がりました。

 

一見、順調に進んできたように思えるこのプロジェクトですが、実際は違いました。最初はメンバーも少なく、誰が何をするか、チームの代表や副代表も決まっていませんでした。

大丸を再現するための設計図も手元になく、そもそも私たちは大丸のことをよく知りませんでした。そのような状態からのスタートだったのです。

 

まずは代表と副代表を決めるところから始まり、そこで僕が副代表を任されました。それからは代表とほぼ毎日話し合いをおこない、これからどのように進めて行くか、メンバーをどうやって集めるかなど、さまざまなことを考えました。

設計図に関しては、大丸心斎橋店を描いたヴォーリズ建築事務所を尋ね、設計図を貸していただけないかという相談をさせていただきました。

また、大丸のことを知るために元大丸の社員様を学校にお招きし、大丸の歴史について講義もしていただきました。

だんだんと私たちの理解も深まり、仲間との協働も楽しくなってきました。

 

そして迎えた最終発表会。

 

N高生、ヴォーリズ建築事務所の方々、大丸の社員の方々、保護者の方々、計100名ほどをお招きしました。発表会ではマイクラを実際に触ってもらい、私たちが作成してきた大丸を見ていただきました。

 

また、作った経緯や作り方の解説をおこないました。

 

最後には動画班が制作したPVをスクリーンで流し、どうやって編集したかなどの解説をおこないました。

 

こうして最終発表会は盛況に終わり、このプロジェクトは大成功を遂げたと言えます。苦難が多い道のりでしたが、とても楽しく最終発表まで頑張ることができました。

 

僕はこのプロジェクトを通して、仲間との連携や全体を把握し動かす大切さを学ぶことができました。何もない状態から仲間と手探りで成功までたどり着いた今回のプロジェクト。多くの大人の方にも支えられ、たくさんの学びがありました。このような経験はなかなかできないたいへん貴重な体験です。

皆さんにもこのような機会があれば、ぜひ参加してほしいと思います。

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