アドバイザリー・ボード
メンバーからのメッセージ

新しい教育のカタチ
そこから生まれる
新たな価値を見つける

学校法人角川ドワンゴ学園では、多彩な有識者を迎えたアドバイザリー・ボードを設置し、N高・S高(設置認可申請中)の取り組みについて意見や助言をいただいています。ネットを活用した新しい教育について専門的知見からの助言をいただくほか、N高・S高(設置認可申請中)が提供するアンケートなどのデータを基に、ネットの高校の取り組みについて研究、分析していただき今後の学校運営に反映しています。

上野 千鶴子

社会学者/認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク 理事長

変化の波に乗る人材が社会には必要
N高とS高には
そのための装置が揃っている

2020年のN高の入学式は、コロナ禍のせいでオンライン開催でした。その入学式の来賓祝辞に、上野は招かれました。コロナ禍で小中学校が休校になっても、大学がリモート授業になっても、N高はあわてなくてすみました。もともとネットの高校だったからです。危機は変化を加速させます。その変化を引き起こし、変化の波に乗る人財がこれからの社会には必要です。N高とS高にはそのための装置が揃っています。何度でも言います。あなた方が、将来、N高・S高の卒業生です、と胸を張って言えますように。

京都大学大学院社会学博士課程修了。1995年から2011年3月まで東京大学大学院人文社会系研究科教授。2011年4月から認定NPO法人ウィメンズアクションネットワークの理事長。専門は女性学、ジェンダー研究。

斎藤 環

精神科医/筑波大学 医学医療系 社会精神保健学 教授

柔和でレジリエントな教育空間
N高はそれを創出してきた功績がある

N高が創立5周年を迎えた2020年は、奇しくもパンデミックの年と重なった。全世界を覆うコロナ禍のもと、人々の交流はやせ細り、仕事も学校もリモート化を余儀なくされた。そんななかで、全ての授業コンテンツをオンラインで提供してきたネットの高校の一人勝ちとも言える状況が起こりつつある。三密な教室空間での対面を前提としてきた教育の「当たり前」は崩壊した。いじめや指導ハラスメントといった「対面性の暴力」に満ちた学校空間は、生徒個人の選好によって「対面」と「リモート」の配分を選べるような方向転換を余儀なくされることになるだろう。ネットの高校は、柔軟でレジリエントな教育空間を創出してきた功績がある。この達成に甘んずることなく、ここを起点として、いっそうの飛躍に期待したい。

筑波大学医学専門群卒業。医学博士。爽風会佐々木病院診療部長を経て、筑波大学教授(社会精神保健学)。専門は青年期の精神病理学、病跡学、精神分析。『オープンダイアローグとは何か』(医学書院)など著書多数。

中室 牧子

教育経済学者/慶應義塾大学 総合政策学部 教授

オンラインで新しい価値を創造することが
これからの社会で求められる

新型コロナウイルス感染症の拡大は、私たちの日々のくらしに大きな変化をもたらした。一番大きく変わることを余儀なくされたのは「学校」ではなかったか。これまで、オンライン教育は、先生と生徒が対面で行う授業の「捕捉」であると考えられてきた。その「捕捉」にすぎなかったオンライン教育が一気に注目を浴びるようになったのも、感染症拡大がもたらした変化のひとつだろう。そして、この変化を経験した多くの人が、これからはオンライン上の教育の場で学び、出会い、新しい価値を創造することが求められる社会になるだろうと予感している。オンライン教育の先駆者であるN高とS高、そしてそこで今まさに新たな価値を創造しようとしている生徒諸君にエールを送ります。

慶應義塾大学卒業後、コロンビア大学で学ぶ。慶應義塾大学総合政策学部教授。教育再生実行会議等、政府の審議会で有識者委員を務めるほか、地方自治体の教育振興計画の改定にも携わる。専門は教育経済学。

宇野 常寛

評論家/「PLANETS」編集長

学校は若く優れた才能を伸ばす場所
僕らと一緒に新しい学び場を作ろう

同じ制服を着て同じ時間に登校して、同調圧力に従うことをコミュニケーション力だと教えてきた人たちが、この国をつまらなくしてきたのではと僕は考えています。教師は、ネジや歯車のようなつまらない人間の集まりであってはならないし、学校は若く優れた才能を潰すためのシステムであってはならないはずです。小学校、中学校の卒業式で、「みんな一緒に」親や教師への感謝の言葉を言わされたとき、拭えない違和感を覚えた僕は、当時からこういう学校を求めていました。今からでも、いや、いつだって遅くはない。僕らと一緒に新しい学びの場を作りましょう!

立教大学兼任講師。『ゼロ年代の想像力』(早川書房)、『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)、『日本文化の論点』(筑摩書房)、石破茂との対談『こんな日本をつくりたい』(太田出版)など著書多数。

鈴木 翔

秋田大学 教育文化学部 准教授

枠にとらわれないN高とS高の進化
社会の変化に合わせて
未来を見据えよう

私たちが生きている社会のなかでも、学校は極めて変化に乏しいところです。社会は絶え間なく変化を続けており、それに伴って人々のさまざまな生き方が理解されつつあるのに、学校はいくつかのマイナーチェンジはあれど、これまで大きな変化を遂げることはありませんでした。ですから、学校の内と外のギャップはどんどん拡大しており、「学校に行くこと」そのものに違和感を持つ機会も増えていると思います。社会の変化に敏感な子どもほど、また学校の先にある将来を見据えている子どもほど、学校生活に違和感を抱きやすいということです。そうした違和感を抱いている方にこそN高とS高はおすすめです。「普通の学校」という枠にとらわれないN高とS高の進化にこれからも期待しています。

専門は教育社会学。主な研究テーマは中高生の交友関係。学生や教師へのインタビュー調査を実施。教室を支配する「地位の差」をあぶりだした『教室内カースト』(光文社)は、生徒・教師の実態に迫る一冊で、若手社会学者のなかでも一目置かれる存在。

古市 憲寿

社会学者

失敗しても大丈夫だから、
N高とS高で
社会に出るための
“自由の予行練習”をしよう

N高とS高の魅力は、選択肢の多さだと思います。東大を目指すこともできれば、自分に合った職業を探すこともできれば、ゆったりとした高校生活を送ることもできる。平均的な高校よりもはるかに自由度が高いわけです。だからこそ心配な人もいるかも知れません。「何の目標も見つけられず、3年間が散漫と終わってしまうのではないか」「自由すぎる場所は私には向いてないのではないか」と。だけど考えてみれば、大人の社会のほうがはるかに自由ですよね。総理大臣や起業家を目指してもいいし、農業や酪農に精を出してもいいし、海外に移住してもいい。N高とS高は「自由の予行練習」に最適な場所だと思います。仮に失敗しても大丈夫。やり直しが効くのは高校生の特権です。

若者の生態を的確に描出した著書『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)で注目される。識者として「クールジャパン推進会議」委員などを歴任。『平成くん、さようなら』(文藝春秋)など著書多数。

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