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N/S高全体マイプロジェクト

【N高マイプロジェクト】「Onlineメンタリング」スタート
遠隔で寄り添うプロジェクト型学習への挑戦

【N高マイプロジェクト】「Onlineメンタリング」スタート 遠隔で寄り添うプロジェクト型学習への挑戦

 

今年度も本格的に活動がスタートしたN高マイプロジェクト(以下、N高マイプロ)。

参加メンバーたちは全国津々浦々に散らばっています。一堂に集まることはもちろん、個別に対面で会うこともなかなかできません。

N高マイプロでは、そんな環境の中でも、生徒がスムーズにプロジェクトに取り組むことができるよう、さまざまな工夫を凝らしながらプログラムを進めています。

 

その工夫のひとつが、プロジェクト単位で実施するメンターの先生との「Onlineメンタリング」

メンタリングとは、定期的に生徒とメンターとで実施するミーティングのことで、プロジェクトの進捗状況や今後の進め方を相談する機会です。このメンタリングを、N高ではオンライン会議システムを使用して実施しています。オンラインツールを使用することで、遠隔地に住む生徒でもハンデなく参加することができます。

 

実際の様子を少しご紹介しましょう。

ある生徒は、口頭で会話することが難しい人を助けるための会話ソフト開発に取り組んでいます。使いやすいようにデザイン性も重視し、既存の製品にはない機能を実装したいと考え、まずはプログラミングスキルの習得を目指しています。将来、この製品を使用して多くの人がコミュニケーションを楽しみ、元気に日々を過ごせるようにしたい、そんなビジョンを掲げて活動中です。

今回のメンタリングでは、今後の具体的な目標の立て方についての相談となりました。

 

メンター:今後はどんなスケジュールで進めていこうか?

 

生徒:そうですね。実はいろいろとやることがあって、なかなか作業が進められないのが悩みなんです。何から手をつけたら良いのかわからなくて…。

 

メンター:そうなんだね。それなら、プロジェクトを進めるために、ゴールから逆算して何が必要かを考えてみてはどうかな?

 

生徒:なるほど、最終ゴールから考えるんですね。でも、もし途中でうまく進まなかったらどうすればいいんですか?

 

メンター:もちろん、何が途中で起きるかわからないよね。そのためには、いくつかのプランを考えておくといいよ。プランAがうまくいかなかった時に軌道修正するプランB、のように、あらかじめリスクも考えておくと、もしそうなった時も焦ることが少なくなると思うよ

 

生徒:確かに複数のプランを考えることで、万が一の時もうまく進めることができそうですね

 

一人でプロジェクトを進めていると多くの不安がありますが、メンターの先生と定期的にコミュニケーションをとることで、思考を整理し、具体的に何を大切に進めていけばいいかを確認しながら取り組むことができます。

もうひとつ、別のチームも紹介しましょう。

 

友人が痴漢被害にあったことから、痴漢抑止に興味を持つようになった生徒。いろいろと調べていくうちに、女性だけでなく男性も被害にあうことや、冤罪が起こっているという事実を知ります。

 

「一体どうしたら痴漢をなくすことができるのだろう?」

「痴漢がなくなれば冤罪もなくせるのではないか?」

「自分たちにできることは?」

 

調べれば調べるほど、たくさんの思いがあふれてきます。とはいえ、テーマにしていることは、長年大人たちが頭を抱えている大きな社会課題。一体、どこから手をつければいいのだろう…。

 

そんな悩みを抱えながら、メンターとのメンタリングがスタートしました。そして、やりとりを進めるうちに、自分たちだけではなく、プロジェクトを進める上で誰か協力者はいないだろうか?という話題になりました。

 

メンター:このプロジェクトを進めるためには、誰かに協力してもらうことを考えてみてはどう?
二人(生徒とその友人)にとって仲間や同志になる人って誰なんだろう?

 

生徒:痴漢は犯罪だから、やっぱり警察とかですかね?

 

メンター:そうだね。他にはどう?

 

生徒:電車内で起こることが多いから、鉄道会社の方々も関係している?

 

メンター:確かにそうだね。これから何をするかを考えるためにも、まずはそういう同志たちがどう考えて、何をしているかを知ることが大切なんじゃないかな?

 

生徒:そうか。まずはすでに取り組んでいることを知ることが大切だし、それを知らないと無駄になってしまうこともありそうです。それに、自分たちだけでは限界があるから、協力者を探すためにも大切ですね。

 

 

こうして、プロジェクトを進めるための協力者や同志にインタビューをするところから、アクションの1歩目が始まることとなりました。

 

 

どこに住んでいても、プロジェクト型学習に取り組むことができるようにする。その仕組みを構築する挑戦は、今後も生徒たちの活動と共に前進していくことでしょう。オンラインメンタリングはその1つとして奏功しているようです。

これからもN高マイプロの取り組みにご注目ください。

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