N高ブログ
【インターンシップ体験記 Vol.9】
「京都イノベーション株式会社」にて現場を学ぶ

N高では、実際の現場で学ぶことを目的に、企業でのインターンシップを実施しています。
在学中に実際の企業で仕事を体験し、現場に入ることで自身の成長や必要なスキルを磨きたいという希望から、さまざまな企業にご協力いただいております。
今回はインターンシップ体験記 Vol.9として、京都イノベーション株式会社様(以下、京都イノベーション)に訪問し、エンジニアの東 柊希さんと、実際にインターンシップを経験しているN高等学校2年、心斎橋キャンパスに通う鎌谷天馬さんのお話を聞いてきました。(以下、敬称略)
Q: 応募するまでの経緯を教えてください。
鎌谷:N高に入学する前から「プログラミングってかっこいいな」と思っていました。もともと、パズルが好きだったのですが、N高に入ったことを機に「N予備校」で本格的にプログラミングを学び始め、「パズルみたいで楽しい」と思うようになり、興味がますます深まりました。学んでいくうちに「身につけた技術を現場で使ってみたい」と考えるようになり、インターンに応募しました。アルバイトの経験もなく履歴書も書いたことがなかったので、志望動機の書き方などは自分で調べて面接に臨みました。
Q: 受入をしていただくにいたるまでの経緯を教えてください。
東:「N高×キャリアバイト」(N高専用の長期インターンシップ情報サイト)経由で鎌谷さんから応募をいただきました。すでに当社でN高生がインターンシップで活躍してくれていたので「高校生だから」ということ垣根なく、N高生には大学生と同様の期待をしていました。実際に面接でお会いして質問への受け答えや、成果物を見せてもらっても大学生とそん色なく業務を任せることができると思い、選考通過となりました。面接は…どんなことを話しましたっけ?(笑)。覚えてる?
鎌谷:成果物を見ていただいたあとに「いままで苦労したことはなんですか?それをどう乗り切りましたか?」という質問をされたことを覚えています。それに対して、コンテストの締め切りが差し迫った状況でやり方や進め方を見直し、試行錯誤して期限内に終わらせられた経験の話をしました。
Q:どのようなことをしているのですか。
東:受注したサービスの開発業務で入社した時期からずっと同じプロジェクトに関わってもらっています。当初はできるところから作業をしてもらい、少しずつ業務の領域を広げていきました。鎌谷君が進めてくれたおかげでそのプロジェクトはまもなく終了します。今では「鎌谷君に終わりまでまかせたい」と伝えたうえで、進めてもらっています。
鎌谷:チームで進めていくプロジェクトなので、最初は全体像をつかむまで苦労しましたが、できることから任せてもらいコツコツと仕事を積み重ねていきました。慣れてきて全体像が見えてくるようになってからは、より楽しく、責任を持って仕事ができるようになりました。

Q:鎌谷さんの良い面やここはちょっと、などあれば教えてください。
東:指示した内容をきっちりやってくれるのはもちろんですが、具体的な内容で指示が出せない場合でも自分で解釈して、こちらに確認や報告をしながらやりきってくれます。私が忙しくて、タスクを依頼できない場面でも、自分で考えて先回りし作業してくれるところもとても助かっています。
鎌谷:チームで動いているので、指示をもらったときも解釈がずれないように確認したり、自分のタスクの延長線上に「こんな仕事があるんじゃないか?」と考えながら仕事するようにしています。
東:鎌谷君が着任する直前に前任者の辞めるタイミングと重なってしまったので、情報が少ない中で日に日に難しい領域へチャレンジしながら動いてくれたのでとてもありがたかったです。
鎌谷:そんな状況だったんですね、今はじめて知りました(笑)。確かにしんどかったけど楽しかったです。
東:「ここはちょっと」というところは…ないですね。今と変わらず伸び伸びとやってほしいです。今後の期待という意味では、インターンの中では経験が長い方になってくるので(インターンメンバーの)まとめ役のポジションを担っていってほしいと思ってます。
鎌谷:みなさんほとんど年上ですけど(笑)、期待に応えられるようにがんばります!
Q:実際にインターンシップを経験してみて感想を教えてください。
鎌谷:仕事は、一緒に作業をする仲間のことを考えながら進めていくべきだということに気づくことができました。自分でプログラミングを学んでいる時は自分の好きなように作業を進められましたが、チームでの作業においては、あとに引き継いで仕事をする人がわかりやすいように考えながらコードを書かなければなりません。今ではいろんな場面において、相手を意識するように心がけています。
東:今のプロジェクトがもうすぐリリースになってお客様のもとに届くので、それを体験したらまた違う感想が出てくるかもしれませんね。
鎌谷:あと、周りの方の電話対応の速さと丁寧さを見ていると「社会人ってすごい!」と思います。僕はまだかかってきた電話に1回も出られたことがありません(笑)。
東:電話対応は慣れだからね(笑)。自然とできるようになりますよ。

Q:これからインターンシップの選考を受ける方へアドバイスなどがあれば教えていただけますか?
東:弊社では「実際に行動していること」を重要視して選考しています。例えばエンジニアの仕事では、大学で受講している講義内容よりも、休日や自分の時間を使ってどれくらいプログラミングを勉強しているかということが大事になってきます。そのような活動をしている方は、持っている基本能力も高いですし、入社してからの成長も速いと感じています。
Q:高校生やN高に対する期待やメッセージなどあれば教えてください。
東:高校生の強みは「若さ」だと思います。高校生から3年間で実務レベルのプログラミングをこなしていくと、将来はとんでもない人材になることを確信しています。「まだ大学生じゃないから…」と気後れすることなく、若いうちにどんどんチャレンジしていってほしいと思います。
東様、ご協力ありがとうございました。
京都イノベーションでは9月に3人目のN高生がインターンシップとして採用されました。東さんからも「まとめ役を担ってほしい」と頼りにしていただいている鎌谷さん、インターンの先輩としての活躍も期待しています。
2014年10月設立。京都市中京区にオフィスを構える。システム開発、ウェブサイト制作の受託だけでなく、2016年から顧客マッチングサイト「@ソフト」の運営を行っている。
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