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プロジェクトN通学コース

【プロジェクトN】外国人観光客に響く推しスポットを発信するためには

【プロジェクトN】外国人観光客に響く推しスポットを発信するためには

 

※このブログは、柏キャンパスの2年生、髙橋わかばさんと1年生、長谷川さんに書いていただきました。

 

こんにちは!柏キャンパスです。

寒さが厳しくなってまいりましたが、皆さまどのようにお過ごしでしょうか?

柏キャンパスには1月に新入生が入り(※)、さらなる賑わいを見せています。

 

※N高の通学コースでは、ネットコースや他校からの転入生を、7月、10月、1月に迎えています。

 

さて、1・2月の課題解決型学習(PBL)「プロジェクトN」では、「外国人向け推しスポットプロジェクト」に取り組んでいます。

今回のプロジェクトは訪日外国人のニーズを知り、それを踏まえて情報発信をすることがテーマとなっています。

訪日外国人の数は2008年から2018年の10年間で5倍になっているというデータがあります。改めて考えると最近街中で外国人の方を見かけることが増えてきたと思いませんか。

 

今まではAdobe(※)ソフトなどを使い、冊子のデザインや、ゲームの試作品の制作などを行ってきました。

今回は初めて「Googleサイト」という手軽にWebサイトが作れるツールを使い、外国人の方の目線で考えた日本の良いところを発信していく情報サイトを作ります。

 

※N高の生徒は「Adobe Creative Cloud」を無料で利用できます。

 

今回のブログでは、このプロジェクトの授業での取り組みや特別講演の様子を紹介していきたいと思います。

■「推しスポット」をプレゼンしよう

授業ではまず、WEBサイトに載せるための訪日外国人に向けた「推しスポット」をピックアップして、一人ずつスライドを作ってプレゼンを行いました。日本人目線だけでなく、外国人の方の目線に重点を置いて「日本に何を求めているのか?」などの点を意識しながら各自取り組みました。

 

ちなみに、プロジェクトNではα(アルファ)とβ(ベータ)の2クラスに分かれて授業を行っています。

αはインプット型の基礎学習から一人で説得力ある発表ができる生徒へと導く授業構成で、βは難易度を上げ、主体性あるプロジェクトマネジメント力を磨く授業になり、「アクティブラーナー(※)」の生徒が受講しています。

 

※アクティブラーナーとは……N高では、積極的に学ぶ意欲のある生徒がさまざまなことに挑戦し、教養、思考力、実践力を主体的に高めることを支援するためにできた制度で、ALに認定されると火曜日の1、2限と午後の時間割を自身の目標達成のために組み替えることができます。

 

今回、αクラスではターゲットやテーマが自由だったため、テーマにぴったりとくる場所を探すことに苦労しました。それでも、それぞれの工夫が光る興味深いプレゼン発表となりました。

 

例えば「どんな人でも」をテーマにして、ターゲットを「バリアフリーを求めている人」に決めた生徒は、推しスポットを考えるだけでなく、色覚障害のある人も見やすいような配色でスライド資料を作ってみたそうです。

さらに、実際に自分で行ったことがある場所を紹介する生徒も多く、外国人の方だけでなく、自分たちも遊びに行ってみたいなと思うようなスポットの紹介が続きました。

 

一方、βクラスの方では、ターゲットを昨今特に増えている「台湾からの観光客」に焦点をあて、「日本のオーバーツーリズムの解消」という社会問題にもアプローチできるような推しスポットを共有しました。

皆それぞれに着眼点が異なるため、旅をしやすいようなルートを調べあげる人もいれば、データの分析に徹底する人もいて、飽きない発表が続きました。先生からのフィードバックもすぐに資料に取り入れたり、意欲的に課題に取り組んでいます。

 

普段の授業からプレゼンの機会が多くあるプロジェクトNでは「テーマへの引き込みがうまい」、「資料のデザインが見やすい」、「声量や解説の量のバランスが良い」などお互いにフィードバックをすることで、人に意見を伝えるスキルもどんどん磨かれています。

N高だからこそ身につくスキルを最大限に活かして、今後のWebサイト作りに取り組んでいきたいと思います。

株式会社Fun Japan Communications 藤井社長による特別講演

また、プロジェクトを始めるためのインプットとして、コミュニティサイト『FUN!JAPAN』を運営する株式会社Fun Japan Communications 社長の藤井大輔氏にお越しいただき「外国人からみた日本のニーズについて」、「外国人へ情報発信する際のこだわり」、「国別のニーズの違い」などについて講演していただきました。

今回は柏キャンパスから全国のキャンパスへの初めての中継授業となったため、いつもとは違う雰囲気が新鮮でした。講演中は今後の活動のために熱心にメモをとる生徒が多くいました。

 

実際に「FUN!JAPAN Taiwan」で記事を書いている台湾出身の鄭氏の意見も聞くことができ、ご講演の最後の質疑応答の時間には、柏キャンパスだけでなく、中継を繋いだ全国のキャンパスからの質問が多く届きました。

 

例えば「日本人と外国人の観光についての共通の考えは何か」、「どのように撮った写真が魅力的に見えるか」、「国ごとに滞在期間の差があるか」などといったさまざまな質問があり、どの質問にもとても丁寧に回答していただきました。

 

株式会社Fun Japan Communications

日本企業や自治体とアジアの消費者との接点になり、日本とアジアの交流の拡大に貢献することをビジョンに掲げている企業。従来の情報発信メディアや広告プロモーションの枠を超え、購買、来店、エリアへの誘客といった、企業・自治体の最終目的である「コンバージョン」にこだわったサービスを提供している。

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