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【N高起業部】起業は手段!起業家が語る「目的を問い続ける大切さ」

 

本気で起業を目指す集団、N高起業部

今回は特別講義 第2弾の様子をご紹介します。

※特別講義 第1弾はこちらからご覧いただけます。

 

今回の特別講師は、株式会社WE・代表取締役の戸田裕昭氏。戸田さんは「“わたしたち”を主語に、持続可能な“地球国”を共創する」をビジョンに掲げ、2020年4月に株式会社WEを立ち上げました。

「みんながWill(※)を持って、その人らしく価値を発揮できる社会をつくる。小さなポジティブの連鎖を生み出し、みんなが幸せになること、みんながみんなの幸せを願えるようなプロジェクトを創造し続けたい」という想いで日々、活動されています。

※株式会社WEでは、Will=「つくりたい社会や未来」と定義している

 

起業する前は、民間企業で営業職やコンサルタントとして活躍していた戸田さん。講義では、生い立ちから起業するまでのリアルな体験談や今後の展望などを話していただきました。

 

幼少期から親の期待に応えようとして本当の夢を追いきれなかった“モヤモヤ時代”、転機となった娘さんの誕生、転職や起業を考え始めた“もがく時代”と、これまでの人生で経験してこられた数々のストーリーは、起業を目指す起業部メンバーにとって非常に示唆に富む内容でした。

 

「みんなには『起業は手段』であることを伝えたい。目的がはっきりとしていて、その目的を叶えるために起業するのは良いと思う。そうではなくて、その先の目的なく“起業したい!”という理由だけで起業するとしんどくなっていく。何のためなのかをしっかり考えてほしい」

 

「僕自身の体験から安易に起業することはおすすめしません。やりたいことをやるのは大事。でも、やりたいことがお金になるまでには時間がかかることを理解してほしい。僕自身の経験から学んだことです。起業せず、一般企業でもやりたいことをやることはできる。いろいろな形や手段でやりたいことを実現することを考えてみてほしい」

 

「出会った人はみんな仲間と考えています。だから、今日出会ったみんなも『WE』の仲間でありメンバーです。困ったときには声をかけてください!」

 

こう語る戸田さんの周りには自然と仲間や協力者が増えていきます。「地球国」というビジョンを掲げ、誰にでも分け隔てなく自身のビジョンを話し共感を得ることができる。そんな戸田さんの姿勢に起業部メンバーも心を動かされていました。

 

最後に、起業部メンバーへ心強いメッセージを伝えてくださいました。

 

「皆さんを生き急がせることはしません。やりたいことを否定することもしません。本気でやりたいことがあれば、一緒にプロセスを考えて、一緒に実現させましょう!」

 

戸田さんは今後も、起業部特別メンターとして起業部メンバーをサポートしてくださいます。

講義後の起業部メンバーとの質疑応答の一部を紹介します。(敬称略)

 

Q起業の勉強をしていると、まずは一般企業などの組織で働いた方が良いと言われることがあります。組織に入っていたことで起業をする際に活きてきたことやメリットなどはありましたか?

 

戸田:組織にいたから活きたことという実感はまだありませんが、組織のありがたさは良く分かります。起業すると助けてくれるメンバーはいますが、その数人のメンバーで全てを行っていかなければいけない。規模のある企業では経理や総務など、バックに支えてくれるたくさんの人たちがいて、その人たちに助けられ支えられていたのだと独立して気づきました。

 

Q:戸田さんは周りの方に信頼されているのだと感じました。人と話す時に気をつけていることなどはありますか?

 

戸田:評論家のようにならないことと、自身の体験から得たことを話すように意識をしています。僕は信頼されているというよりは、「一人で大丈夫か?」や「暴走するんじゃないか」と思われることが多いので、そんな僕を助けてくれる心優しい人が周りにいるという感じです。

 

Q:営業職時代に気分が落ち込んだ経験があったと話してくださいましたが、その落ち込んだ時期をどうやって乗り越えたんですか?

 

戸田:当時は若気の至りで、ギターを壊したり、電信柱を殴ってみたり(笑)と荒れていましたが、お客さまとの出会いや関わる人のおかげで辛い時期から立ち直ることができました。今でも気分が落ち込むことがあるけれど、辛いときは辛いと思って元気になるのを待てばいい。もし、起業部メンバーの皆さんが辛いときは僕に言ってください。喜んで話を聞きますよ!

 

Q:戸田さんの話を聞いて、自分には真剣に議論できる仲間が必要だと思いました。プロジェクトを進める仲間と本気で議論できるようになるにはどうしたらいいですか?

 

戸田:ビジョンや、何を実現したいのかを理解してもらうことが大切。ただ面白そうだからという理由だけで本気になることは難しいと思います。成功ストーリーを描いて仲間と共有することも大事です。

 

他にも、中高生への接し方についての質問や、客観的な視点の持ち方についての相談などがあり、一つひとつ丁寧にお答えくださいました。また、戸田さんのビジョンに共感した起業部メンバーから「ぜひ一緒に何かやらせていただきたい!」という声が上がるなど、今回も時間が足りなくなるほどでした。

 

参加した起業部メンバーの感想を紹介します。

 

「ただ起業したいだけでは何の意味もないことを再認識できました。起業することで、世の中にどのような影響があるのかを考え直す必要があることも分かりました」

 

「起業も就職も手段であって、一番重要なのは何を実現させたいのかということ。僕はもう一度何を実現させたいのか、それは自分がやりたい事業でなければならないのかということを考えたいと思いました。『地球国を創る』という話はとても共感できました」

 

「自分のビジョンや、自分の体験から生まれたことを人に話すことで信用を得られれば、戸田さんのように良い仲間、さまざまなスキルをもつ仲間、ダメなことには「NO」を言える仲間を集めることができるということを学びました」

 

気鋭の起業家のリアルな起業ストーリーから有意義な学びを得たとともに、共感を覚え戸田さんを身近に感じられたことで、メンバーたちの意欲も増したようです。

 

これからどう具体的なアクションに繋げていくのか。起業部メンバーの挑戦にご期待ください。

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