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インターンシップ

【リモート勤務】Webサービスの開発インターンで活躍中の生徒にインタビュー

【リモート勤務】Webサービスの開発インターンで活躍中の生徒にインタビュー

 

現在、EDGE株式会社(以下、EDGE)にてインターンシップを経験しているN高等学校3年、通学コース 千葉キャンパスに通う宮田さん。今回は、ビデオ会議ツールを活用し、宮田さんとEDGEの経営企画室の冨士松さんにお話を聞きました。(以下、敬称略)

 

Q受け入れをしていただくまでの経緯を教えてください。

 

冨士松:N高キャリアバイトに募集を掲載したのは2019年秋が初めてでした。それまでは、別の媒体で「1day」などの短期ではなく、長期間の本格的なインターンシップを取り入れていました。社員の同じレベルのお仕事にチャレンジできる本格的なインターンシップのため、ハードルが高い選考基準を設けて募集をしたことと、今までは大学生などを対象としていたので、N高生から応募をいただき選考する時は今までにないドキドキ感がありました。

 

宮田:N高キャリアバイトで企業を探してEDGEへ応募しました。EDGEを選んだ理由は、学校で勉強したプログラミング言語を使えることと、開発されているWebサービスが私が将来目標としている「人のためになり、自分のためにもなる、人の生活が便利になるサービスに携わること」と一致していると思ったからです。初めてのインターンシップ応募だったのでとても緊張して、応募ボタンを押すまでに1週間くらい悩みました(笑)

 

冨士松:面接は2回実施しました。1次面接を担当したディレクターの評価がとても高く、「ダイヤの原石、磨けば光る」という申し送りで、かなりハードルが上がった状態で2次面接を行いました。若いのにしっかりしていて、高校生にしては自分の考えをしっかりと伝えることができて、プログラミングに対する情熱を感じ、とても良い印象で合格となりました。2月の下旬から来てもらいましたね。

 

宮田:オフィスに訪問することも初めての経験で、それも都会にあるオフィスなのでとても緊張したのですが、想像していたよりも気さくに対応をしていただき、とても話しやすかったです。趣味について詳しく質問を受けて、面接というよりは面談のような感じで、素の自分を引き出してくれようとしているという気持ちが感じられたことでも緊張がほぐれました。

 

Qどのような業務をしているのですか。

 

宮田:最初の1か月ほどはチャットのWebアプリケーションを作る課題をしました。学校で勉強していたことが使えると思ったのですが、実際はまだまだ知識が足りずうまくいきませんでした。研修を受けてたくさんのことを教えていただき、フレンドリーに話しかけてくださったことで少しずつレベルアップができました。

 

研修が終わってから実際のサービス開発に携わらせていただき、最初はフロントエンド(※1)の開発をしました。研修の時とは違い、メンターの方からタスクを振られて、基本的には一人で開発を進めました。分からない箇所があれば、その都度相談させていただきました。その後はバックエンド(※2)の開発にも携わらせていただきました。勉強はしていたのですが実践は未知の領域で、相談しながら進めることで、スキルを高めていけました。今では、フロントエンドよりはバックエンドが好きです。

 

※1 フロントエンド…文字入力やボタンのクリックなど、WebサービスやWebアプリケーションで直接ユーザーの目に触れる部分。Webブラウザ側でプログラムを実行する。

※2 バックエンド…入力内容の処理や保存、結果の出力など、サーバーサイドやデータベースシステムで行うユーザーの目に見えない部分。

 

冨士松:当社は、複数のサービスを提供していて、宮田さんには約1か月ごとに異なるサービス開発に携わってもらいました。一緒に働くエンジニアもサービスごとに担当が異なるのですが、オンライン会議ツールや社内SNSを活用して、しっかりとコミュニケーションを取ってもらっていますね。

 

Q宮田さんもリモートワークをしていると伺いました。リモートワークの取り組みについて教えてください。

 

冨士松:当社はリモートワーク普及促進を目的とした総務省主催の「テレワーク先駆者百選」に2018年に選出いただいているのですが、以前からリモートワークを当たり前に活用していました。特にエンジニアはリモートワークがダメな理由はないので、人によって、職種によって働きやすい環境を選択肢がある状態にして、一人ひとりのパフォーマンスを上げるために取り組んでいます。宮田さんにも積極的にリモートワークをしてもらっています。

最初は教育担当のエンジニアとビデオ会議ツールを常にオンにした状態で業務をしてもらいました。対面ではないので、声をかけることが億劫にならないように気をつけていました。ある程度慣れたタイミングで常時接続ではなく、必要な時だけ相談ができるようにしましたね。

 

宮田:リモートワークで良かったこととしては、通勤時間がないことで朝の勉強時間が作れることがありがたいです。また、個人的には対面で話しかけることが苦手なので、何かあればSlack(コミュニケーションツール)などで相談できることがとてもありがたいです(笑)

 

Q実際にN高生を受け入れていただいた感想を教えてください。

 

冨士松:取り組みがまじめで、担当の業務をきっちりとこなしてくれてとても助かっています。コミュニケーションもスムーズで、“1”伝えるだけで、2,3の答えを返してくれますね。独学で学んだ期間が長かったのか、悩むことに時間をかけてしまうこともあるのですが、どんどん質問してもらえると良かったと思います。30分考えて分からなかったら聞いてみよう、という社内のルールみたいなものがありますので。もしかすると、他のエンジニアへの気遣いがあったのかもしれないですね。

 

宮田:もう少し考えたらできそう、とも思っていました(笑)

 

冨士松:面接の時に高校生らしさを感じましたが、業務については「高校生だなぁ」と思うことはありません。大学生との差は感じなかったですね。ですが、学校では使わない言葉や社会人のルールなどの説明を分かりやすくするように気をつけています。特に就業してもらうので、労働者の権利を守るために、法律の言葉などはかみ砕いて説明するようにしています。

 

Q実際にインターンシップをしてみた感想を教えてください。

 

宮田:N予備校のプログラミング講座を勉強していたので、エンジニアさんとの会話についていけたし、タスクをこなしていく上でとても役に立ちました。また、ITパスポート(※3)を自分で勉強して取得したことも良かったです。でも、もっと勉強しておけば良かったというのが本音です。

 

※3 ITパスポート…ITに関する基礎的な知識を証明する国家資格。

 

週に1回面談を実施していただいているのですが、そこで自身の向上心が強いことが分かりました。業務をしていると知らないことがたくさん出てきます。その度に調べたり実践することでスキルが上がっていることを実感できています。経験を積めることがとてもありがたいですし、とても楽しいです。

プログラミングのスキルが磨かれて、インターンを始める前の自分よりも格段に成長していることを体感しています。これから就職活動なのですが、卒業後はEDGEで学んだスキルを活かして、ユーザーの生活に役立つWebサービス開発に携わりたいと考えています。

 

最後に冨士松さんからN高生へメッセージをいただきました。

 

N高の教育方針が非常にユニークで、生徒が学びたいものを選べることが素晴らしいと思っています。また、そのような教育を通じて得られる経験や学びが、今後の社会で活躍する人材には求められることだと思っています。自分の想いと向き合って、学生が自分で考える環境が当たり前になることは、自分らしく、幸福度高く生きていくことに繋がるので、とても良いですね。一方で、仕事はお客様がいることなので、やらなければならないことも理解しておく必要があると思います。これからの未来は、社会やお客様に貢献しながら自分らしいキャリアを歩んでいってほしいと思います。

 

応募ボタンを押すまでに1週間かけた宮田さん。勇気を出して応募し、面接に合格してから約5か月が経過する中、リモートワークをしながらとても楽しく充実したインターンシップを経験している様子が伺えました。

冨士松さんからたくさんのお褒めの言葉をいただき、和気あいあいとした雰囲気が画面越しからでも伝わってきました。

 

冨士松さん、ご協力ありがとうございました。

 

宮田さん、これからの就職活動、インターンシップ生活を応援しています。宮田さんのストーリーはこちらからもご覧いただけます。ぜひアクセスしてみてください。

https://careerbaito.com/story/detail/276

 

EDGE株式会社

2017年4月3日設立。企業ミッション”人はもっと輝ける”の実現を目指して、組織運営において最も重要かつ難しい「人財」に特化し、社内の人と人の関係性を高めるコミュニケーションプラットフォーム「エアリーシリーズ」を提供しています。

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