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ネットコース

夢は十人十色。一人ひとりの進路実現に向けて伴走します

夢は十人十色。一人ひとりの進路実現に向けて伴走します

 

こんにちは。ネットコースで2年生の担任を受け持っている山本紗也香です。

ネットコースは、インターネットを通じて好きな時間に好きな場所から学習を受けられるコース。教室に通うことがないのに担任?と思う方もいるかもしれませんね。

今回は、そんなネットコースの担任がどのように生徒たちに進路指導を行っているか、ご紹介したいと思います。

 

まず、私のクラスの進路希望状況についてお伝えすると、進学希望者が67%、就職希望者が15%、まだ決まっていない生徒が7%という割合になっています。その他に、留学や芸能活動をしている生徒もいます。

このように、卒業後さまざまな進路を希望している生徒たちに対し、オンラインでどのように進路指導を行うのか、気になりますよね。

 

そこで大切になるのがHR(ホームルーム)の時間。週に2回あるHRのうち、月2回のHRを進路相談や指導にあてています。HRはN高のコミュニケーションツール「Slack」のチャット機能を活用して行います。

 

※ネットコースのHRについてはこちらのブログでも紹介しています。

そこはまるで教室だった!~ネットのホームルームってどうやってるの?~

 

月の残りのHRでは進路に関係のない生徒たちの興味のある話題で話をしたり、クラスごとにクイズやディスカッションなどの企画を実施したりすることもあります。そうすることで、メリハリがついてHRの出席率も上がります。

 

進路指導をする上で心がけていることは、生徒たちが「やりたいこと」を軸に進路を考えられるようヒントを与えること。

例えば、高卒と大卒での給料や離職率の違いをデータで説明することはしますが、あくまでも進路選択のための補足情報として。進学でも就職でも、やりたいことができるかが大切なので、決めるのは生徒本人です。

 

時には私自身の経験談も交えながら、進路に目を向けてもらえるように話をしています。私は、外国人に日本語を教える仕事がしたいという夢を叶えるために大学進学をしました。

第一志望の大学には落ちてしまい違う大学に通いましたが、海外大学との提携先が豊富な大学に通いとても充実した4年間を過ごすことができました。

ハワイで日本語を教える経験をした際に、学生の前向きに勉強する姿を見て、日本でも同じような教育をしたいと思ったことをきっかけに教員を目指すように。N高の生徒一人ひとりときちんと向き合う教育に魅力を感じ、その中で生徒の将来を一緒に考えられる教員になりたいと思い今に至ります。

 第一志望の大学には行けなかったけど、夢が形を変えて現在の仕事につながっていること、私のリアルな経験談が少しでも進路選択の参考になればいいなと思いますし、やりたいことを目指して行動してきた私だからこそ伝えられることがあるとも思っています。

 

もちろん、やりたいことが決まっていない生徒もいます。そんな生徒には、こうアドバイスしています。

 「まずは人と話したり、家の外へ出ていろいろなものを見たりしてみて」

 

やりたいことが決まっている生徒には、経験値が高いという特徴があります。他者との関わりやさまざまな実体験を経たことで知見が広がり、やりたいことの選択肢が増えるからです。

そのため、まだ将来が見えないという生徒には、アルバイトをすることやN高のプログラム職業体験に参加することを勧めています。

 

また、生徒から相談を受ける時は電話で対応し、直接話して様子をうかがうようにしています。

相談や質問で多いのは、勉強に対する不安。ネットコースは自宅で学習するため周りに他の生徒がいません。そのため、自分の学力がどのレベルにあるのか分からず不安になるようです。しかし、そう感じることは自分のことをしっかりと考えている良い傾向だと私は思っています。勉強への意欲が高い生徒には、オンラインコーチング(※1)を受けることを勧めています。

 

※1 オンラインコーチング…担当コーチによるネットでの個人面談などのサポートを受けられるコース

 

N高に入学した段階で大学進学したいという気持ちが強い生徒は普段から自分で計画を立ててしっかり勉強している印象があるので、進路相談の際は悩みというより、今どんな内容の勉強を進めているのかを聞くようにしています。

 

昨年度は3年生を受け持っていました。その中で、ぎりぎりまで進学が決まらない生徒がいました。

第一志望の大学の入試で、前期、中期とも落ちてしまい、倍率の上がる後期試験を前に諦めかけていました。電話口で泣きながら話すその生徒に対し、私は何度も「諦めないで!」と伝えました。

それは、自分が大学受験の時に自分の学力よりレベルの高い第一志望の大学を受験しなくて後悔した経験からの言葉です。

その生徒は最後に見事合格!「先生から電話もらってなかったら、来年また受験しようと諦めていた」と言ってくれたときは嬉しかったですね。最後まで応援し続けて良かったと思いました。

 

このような出来事があるので、進路指導にはやりがいがあります。

進学や就職だけがゴールではないので、「高校を卒業したい」と言う生徒がいれば、その目標を達成できるようサポートします。生徒本人が何をしたいのか、どんな目的でN高を選んだのかということを理解した上で、これからの方向性を一緒に考えていきたいので、マメに連絡を取り、生徒たちの希望を尊重して、共に夢や目標を叶えることが、私の大切なミッションだと考えています。

 

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