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【N高起業部】第3期生特別審査会でプロが選んだ起業プランは?!

 

本気で起業を目指す集団、N高起業部

 

今回は、2020年11月6日(金)に、ニコニコ生放送、YouTube、Twitterで生配信された「第3期生特別審査会〜高校生の起業プランをプロがジャッジ〜」の様子をご紹介します。

 

ゲスト審査員に、クラウドファンディングサービスを運営している起業家・家入一真氏(株式会社CAMPFIRE)を迎え、夏野剛(角川ドワンゴ学園理事)とともに審査をしていただきました。

家入氏は冒頭の挨拶で、引きこもり時期にインターネットに救われた自身の経験から「インターネットで起業して未来を作る経験を若いうちにできたことがとても良かったと思っています」と、10代で起業することの意義を伝えて下さいました。

 

超一流のプロ審査員を前に緊迫した雰囲気の中、特別審査会がスタートしました。起業部内の予選会から選抜された参加チームは、下記の5チームです!

 

「Helichrysum」(松尾風太・石橋勇舞・平松賢人):あなたの悩みで自分と向き合える社会へ進んでいくSNSサービス

「Civichat」(高木俊輔・村田圭梧):個人向け助成制度提案ICTサービス事業

 

※『Civichat』の詳細はプレスリリースの記事からもご覧いただけます。

 「起業部法人登記第5号誕生公的制度の推薦サービス事業「株式会社 Civichat」~質問に答えるだけで自分にあった制度がわかる『Civichat』~

 

「Unpacked」(三橋龍起、中澤治大):U18キャリア教育支援事業

「Sympathizer」(中村彩):“独り言に共鳴する”音楽好きのための文章交流プラットフォーム

「FreFre」(霜田哲之介):外国人と日本人が助け合うコミュニティを作ることができる日英SNS「FreFre」

 

※『Unpacked』の詳細はプレスリリースの記事からもご覧いただけます。

起業部法人登記第6号誕生 中高生向けのキャリア教育支援事業「株式会社 Unpacked」高校生が高校生に未知なる発見や学びを提供

※『FreFre』の詳細はプレスリリースの記事からもご覧いただけます。

 「起業部法人登記第4号誕生 コミュニティサイト運営事業「FreFre株式会社」~翻訳付きSNS『FreFre』で外国人と助け合う~

 

プレゼンのトップバッターは、悩みを共有して解決していくサービスを提案した「Helichrysum(ヘリクリザム)」。3分間でビジネスプランを発表した後、審査員との質疑応答が行われました。

 

夏野さんから「広告収入や有料課金でどれくらい収入があれば良いのかな?収益をあげないとサービスを維持できなくなるよ」という質問があったのに対し、部員は、現状ではまだその部分を詰められていないのが課題と認めつつ、「有料会員のコンテンツを豊かにしたり、広告収入以外の収入源を見つけるなどしていきたいと思います」と、今後の見通しをしっかりと語りました。

 

自分にあった公共制度がSNSアプリ「LINE」上で分かるサービスを開発中の「Civichat(シビチャット)」は、「必要な福祉を必要な人に届けることで選択格差を是正する」というミッションを掲げ、プレゼンを行いました。

 

夏野さんからは「サービスの幅を広げるためにどんな戦略があるのかな?毎月使ってみたいと思うようなサイトにしていってほしい」と、今後の事業の課題の提案がありました。

 

高校生のUPDATEがテーマの「Unpacked(アンパックド)」は、高校生と企業でプロジェクトを開発する「みらい事業部」や「U18キャリアサミット」など、現代の高校生のためのキャリア教育事業を提案しました。

 

そして、今回唯一の女性チーム「Sympathizer(シンパサイザー)」。

邦楽ロック・アイドル好きの高校生をターゲットにした、音楽好きが文章で交流する音楽記事投稿アプリを提案しました。

「音楽と生きる」をテーマに、音楽のマニアックなところまでを共感しあえる相手がいないという音楽ユーザーの悩みに着目しました。発表者自身、生きる意味が分からなかった時期に、音楽という存在に救われたという原体験から生まれたアプリ。「音楽と生きる、音楽で助けたい」という思いが伝わる発表でした。

 

夏野さんからの「10代が新しいムーブメントを作っている“音楽”をフィールドにするのはいいですね。邦楽ロックに絞らず、Kーpopがいいターゲットになるのではないかな?」という提案に対し「主なターゲットは邦楽ロック、アイドル好きですが、これからいろいろなジャンルを勉強していきたいです」と前向きに答える部員の姿が印象的でした。

 

家入さんからは「原体験をベースに起業するという起業家が大好きです。クリエイターやアーティストなどを直接応援できる機能があれば面白いのではないかな?」というアドバイスが。サービスの幅が広がるような質疑応答が繰り広げられました。

 

最後の発表は、外国人と日本人が助け合うことを目的とした、翻訳付きSNSで在日外国人のサポートを提案した「FreFre(フレフレ)」。

「在日外国人だけでなく、海外に住む日本のアニメが好きな外国人など、国内に限らず世界に広げていきたい。日本に旅行に来た世界中の方に使ってほしい」と、今後の意気込みを発表してくれました。

 

こうして、5チーム全ての発表が終わりました。部員たちは全力でやり切った表情です。審査員が審査ルームに移り、熱い議論が行われました。

・ビジネスモデルは優れているか?

・ビジョンはどうか?

・リサーチはどこまで進んでいるか?

など、多岐にわたる審査が終了しました。

 

そして、いよいよ審査結果発表です。

まず第3位は「Civichat」。

選定理由として、家入さんからは「シビックテック(※1)、ガブテック(※2)の分野はまだまだ少ない分野。代表する企業になってほしいという気持ちも込めて選びました。大人を巻き込みながら、いろいろな自治体に広げていってほしい」とのメッセージをいただきました。

 

※1 シビックテック…「civic(市民)」と「tech(テクノロジー)」を合わせた造語で、テクノロジーを活用して市民の課題解決や生活向上を目指す取り組みのこと。

※2 ガブテック…「government(政府)」と「tech(テクノロジー)」を合わせた造語で、テクノロジーを活用することで、行政サービスをより良くする取り組みのこと。

 

第2位は、「FreFre」。

家入さんからは「これまですでにアクションを起こしていて、アクション量も大きい。そこを評価しました」と、嬉しい評価。

 

そして特別審査会、本年度の映えある第1位は…..「Sympathizer」。

夏野さんからは「ネットの時代、新しい音楽サービスは君たちの年代から出てきている。本気で会社を作っていくということを想定してサービス設計をしていってください!」との激励があり、家入さんからは「原体験が起業家として大事なものだと思っています。起業することでつらい経験に意味を見出すことができます。なぜこの事業を自分がやる必要があるのか。そこを言語化していってください」と、熱いメッセージをいただきました。

 

見事に優勝を勝ち取った部員は、涙をこらえながら、次のように喜びと驚きの心境を語りました。

「まさか優勝するとは思っていなかったので、こういう時の言葉を考えていませんでした。昨日も先生に相談しているうちに号泣してしまい、迷惑をかけてしまいましたが、今日は発表することができて良かったです。これからもがんばっていきたいです。ありがとうございました!」

 

優勝したチームには、副賞として特別トロフィーと、特別顧問の家入さんとの「個別メンタリング」が贈られ、特別審査会を一緒に戦った他のチームメンバーからは温かな拍手が送られました。

 

そして最後に、特別審査員から起業部メンバーへこんなメッセージが贈られました。

夏野さん「本日発表したチームはほとんど同格です。まだスタートして100歩のうちの1歩も進んでいません。1位になったSympathizerには、N高を背負っていると思えるようなプレッシャーをかけていきますよ。がんばってください!」

 

家入さん「私は新しい事業を起こす時、身近な誰かの顔を思い浮かべて手紙を書く様にビジネスを作ることにしています。ぜひこれからも、どういう社会を作っていきたいのか、何をなし遂げたいのかに向き合ってがんばってください!」

 

最後に、参加した起業部メンバーの感想の一部を紹介します。

「受賞を目指して来たわけではなく、自分たちのミッションを達成するために起業部に来たので、これからも一層気を引き締めて日々がんばります」

「今後も、いろいろな人にプレゼンをする機会があると思うので、今回の経験をつなげていきたいと思います」

「私の生き方がどこかの誰かの力になるような、そんな人間になれるように精進していきます」

 

今回の特別審査会の時間においても、成長が見られた部員たち。この日の学びを活かし、これからどんなアクションを起こすのか、楽しみです。

引き続き、起業部生の活躍にご期待ください!

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