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コロナ禍における新しい留学 フィリピンバーチャル留学で英語力をアップ

コロナ禍における新しい留学  フィリピンバーチャル留学で英語力をアップ

 

N高・N中等部の生徒を対象に、2021年3月15日(月)から4月9日(金)まで「フィリピンバーチャル留学」が開催されました。

 

この留学プログラムは、現在の英語力に応じてグループに分かれて授業が進められるため、英語力がどのレベルであっても新しいことを学ぶことができました。

 

また2週間と4週間のプログラム期間が選択できるため、初めて留学に挑戦する生徒にとっても取り組みやすい内容となっていました。授業は、1日40分×7コマで行われ、1on1レッスンが3コマ、グループレッスンが2コマ、自習が2コマという構成です。

 

1on1レッスンは、フィリピン人講師とマンツーマンとなり、すべての会話が英語で進められます。

この環境に最初は戸惑うかもしれませんが、英語初心者への指導も慣れている先生ばかりなので安心して授業を受けることができます。「最初は聞き取るのが精一杯だったけど、慣れたら一気に授業が楽しくなった!」と話していた生徒もいました。

 

グループレッスンはレベルごとに分かれ、3〜5人で授業が進められます。あるテーマについて議論を進めたり、ビデオを見ながらる新出単語を学び、その単語の意味を他のメンバーに英語で説明したりするなど、一人では取り組みが難しいことに挑戦する授業でした。

 

グループレッスンの一環としてバーチャルツアーも実施されました。

ガイドさんが現地の市場やショッピングセンターなどを案内してくれて、に実際に現地を訪れているような感覚を味わうことができます。オンラインを通してフィリピンの生活を学べるプログラムで、生徒たちも楽しんでいた様子でした。

 

自習時間では授業の予習と復習に加え、単語学習、スピーチの練習など自分に必要なことは何かを考え、英語力アップのために勉強をしました。

フィリピン人の先生のサポートによって、いつでも質問できる環境が整っていたので、充実した環境で自習をすることができました。

バーチャルとはいえ、あくまでも「留学」ですので、画面越しで英語の授業を受けるだけではありません!

現地の学校で放課後イベントがあるように、オンライン上でもイベントを実施しました。

英語で考えるクイズや家にあるものを英語で紹介するアクティビティを行い、英語力のレベルに関係なく全員が楽しむことのできたイベントになりました。

 

さらにトークイベントも行われ、フィリピンで活躍する日本人の方から起業について話を伺ったり、環境NGO(環境保護問題に取り組む民間非営利団体)について勉強する機会も設けられました。

英語を勉強する意義を理解し、国際的視野を持つことの大切さを実感することができたことが、生徒たちからも高い満足度が得られたようでした。

 

このように充実したバーチャル留学でしたが、2週間、4週間の間、日本語が使えないとなると少しストレスも溜まってきます。そこで放課後に「自由トーク・学習ルーム」が設けられ、生徒同士の交流の時間をつくりました。

 

アクティビティやイベントがない日は、参加者同士で日本語で会話をして、息抜きできる時間となりました。

もちろん参加は自由なので、プログラム期間中、英語のみでがんばりたいと思っている生徒は日本語なしで英語にどっぷりと浸かることができました。

 

それぞれに合った形での留学生活を過ごし、卒業式の日を迎えました。

最終レベルチェックテストや英語スピーチ大会なども行われ、自身の成長を感じることのできる最終日になったのではないかと思っています。

卒業式では修了証書授与、グループMVPの発表、皆勤賞の発表が行われ、これまでがんばってきたことが報われ、生徒たちの喜ぶ顔を見ることができました。

何かひとつでも過去の自分を超えることが出来たり、新しいことに挑戦できたならば、それ自体が素晴らしいことだと思います。

下の画像は修了後の生徒たちです、みんな素晴らしい笑顔です!

 

そして肝心な英語力はというと、なんと2週間、4週間プログラムに参加した全員の英語力が向上しました!

 

最後に、参加した生徒たちの感想の一部を紹介します。

N高 1年 Aさん(4週間プログラム参加)

この留学プログラムが始まる前は英語を話す自信がまったくなくて、不安しかありませんでしたが、この4週間で英語で話すことに自信を持てるようになりました。初歩的なミスをしたり、語彙力が乏しかったり、たくさん悔しい思いもしましたが、この経験から英語を自由に話せるようになるために必要なことや自分の苦手な部分も学べました。同じレベルのグループの子たちでも少しずつ得意なことが違っていて、私ももっとがんばろうという良いモチベーションになりました。今までは、英語は文法や単語の意味を完璧に理解してからじゃないと話すことができないと思っていましたが、今の私のレベルでも話せることがたくさんあると分かって、これからは失敗を恐れずに積極的に外国の方と話したいと思いました。

 

N高 2年  Bさん(4週間プログラム参加)

もともとリーディングも、会話も全然できず、グループレッスンでも何を言ってるのかまったくくわからず。恥ずかしがり屋なこともあり、まったく話せない状況からのスタートでした。しかし、1週間経過したあたりからだんだん楽しくなってきて、今では自信を持って英語を話せるようになりました。

「ハリー・ポッターシリーズ」の英語で書かれた原書を読みたいと思いつつ、難しくて最後まで読み終えることができませんでしたが、今度こそ挑戦してみようかなと思っています。

 

N中等部 2年 Cさん(2週間プログラム参加)

最初にN中等部でこの企画を聞いた時には参加するかを悩みましたが、バーチャル留学を終えた今、この企画に参加して本当に良かったと思っています。理由は、まず何より英語力が上がったことです。現在でも自分に英語力があるとは言えませんが、留学前よりは明らかに英語のスキルが上がっているように感じます。特に僕は単語を覚えることがあまり得意ではないのですが、この留学期間中に先生や同じグループの方からさまざまな種類の単語を教わり、覚えることができたことが英語のスキルアップにつながったと思いました。

 

2つ目の理由は、学習環境についてです。グループレッスン、1on1レッスン、自習学習の3つの時間をうまく使うことで、復習もできて、覚えた文法などがしっかりと身につきました。先生方に授業中に直接質問をすることができたのでモヤモヤしたまま終わることがなく、本当に学習環境が良かったと思いました。他にもこのフィリピン留学で良かった点はたくさんありますが、長くなってしまうので、最後にもうひとつだけ。生徒への対応・サポートなどについてです。

これは企画全体を通してなのですが、授業中でも質問をすることができたり、授業後には「11talk(マンツーマンのオンライン英語教育サービス)」でフィードバックをいただくことができたり。モチベーションの向上や今後改善していく部分が明確にわかりとても良いと感じました。また学習面だけでなく、放課後の時間に実施されたオリエンテーション・アクティビティなどの企画でさまざまな人と交流をすることができたので、たくさんの人と英語と日本語でコミュニケーションをとることができました。さらにフィリピンのこともたくさん知ることができたので、この企画に参加して良かったと、あらためて思いました。

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