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「オックスフォード国際教育プログラム」をオンラインで実施

「オックスフォード国際教育プログラム」をオンラインで実施

 

一昨年までN高では、グローバルな生徒の育成を目的として、世界の提携校のプログラムに参加する生徒を毎年募集し、開催していました。

オックスフォード国際教育プログラム」は昨年度に続き今年もコロナの影響によりイギリスへの渡航は叶わず、オンラインでプログラムを実施しました。

 

7月26日(月)〜8月6日(金)に実施され、N高5名、S高4名の他、茨城県立緑岡高等学校から1名、早稲田実業学校中・高等部8名、灘高等学校から3名の合計21名の中学2年生から高校3年生の生徒が参加しました。

プログラム期間中は、角川ドワンゴ学園の教職員2名が参加者の学びをサポートをしました。

 

■事前ワークショップ

オリエンテーションの他にプログラム開始前に2日間のワークショップを実施しました。ワークショップでは、授業の予習に加えてオンライン留学の要となるビデオ会議システム「Zoom」、Slack(角川ドワンゴ学園で使用しているコミュニケーションツール)、Googleドライブの使い方をみんなで確認しました。

また、2週間のプログラムの中で行われるグループワークのメンバーも発表されました。Slack上ではプログラム実施前に、各グループメンバー同士で「グループ名」を決めるための話し合いが行われていました。

 

それぞれのグループ名は、Sky-high、Odyssey、Challengers、Passion、Youth Wings。グループ名にはみんなの思いや意気込みが詰まっています。

 

プログラムのスケジュール

ランチ交流会(12:30〜13:30 日本時間)

学園が指名したリーダー主催のランチ交流会から一日が始まります。ランチ交流会はリーダーが毎回テーマを決め、生徒同士でテーマに沿って話をしながら交流を深める時間となりました。

 

Study Hall(14:0015:30)

授業前の自習時間。Zoomに集まり、スタッフのサポートのもと授業の予習や最終日に行われるグループごとのプレゼンテーションに向けての準備を行いました。

時差の関係で期せずして授業前のStudy Hallとなりましたが、授業に向けての準備をしっかり行うことができ、授業時間をより有意義に自分たちの意見を述べたり、考察を深める時間に当てることができたようです。「特にシェークスピアの授業は準備してから参加できてよかった!あれは難しかった(笑)」という参加者の声も。

 

授業(3コマ/日16:00〜17:30、17:45〜19:15、19:45〜21:00)

時差の関係で、授業は夕方から夜にかけて行われました。途中夕食休憩を挟みながら21時までの授業です。

授業の内容は、海外の大学で学ぶためのスタディスキルを習得するためのアカデミックな授業とイギリスの文化などを学ぶクティビティの授業で構成されています。

アカデミックな授業では、クリティカルシンキングを育成するための授業やエッセイの書き方を学びました。日本語で学んでも「難しい!」と感じる内容をすべて英語で学習しました。

授業後はSlack上で理解できなかった部分を質問し合いながら、理解を深めていました。

 

アクティビティの授業ではオックスフォード大学構内やオックスフォード大学の博物館をオンラインで訪問しました。

「ハリー・ポッターシリーズ」の有名なシーンの舞台となったと言われる食堂も、オンライン上ですが訪れることができました。

また、オックスフォード大学の学生との交流会も行われ、実際の大学の授業についてや大学生活についてなど話をすることができました。

 

最終プレゼンテーション&卒業式

最終プレゼンテーションのテーマは「イギリスの文学に隠されたもう一つのテーマを考察」。

題材となったイギリス文学はオックスフォード大学出身の作者の作品で「不思議の国のアリス」「ハリー・ポッターシリーズ」「ナルニア国物語」「ロード・オブ・ザ・リングシリーズ」の中からグルーブごとに選び、与えられた課題についてリサーチしスライドへまとめてプレゼンテーションを行います。

最終プレゼンテーションに向け、グループごとにStudy Hallの時間を利用するなどして、スタッフと相談をしながら準備を行いました。また、授業の中でオックスフォード大学の学生よりフィードバックをもらう機会もありました。その成果が最終プレゼンテーションではしっかり現れていました。

 

卒業式ではそれぞれの生徒から感想が述べられました。全員に修了証とオックスフォード大学グッズが送られました。

 

ここからは参加した生徒が書いてくれたプログラムの感想を紹介します。

 

吉田 瑠菜さん S高 ネットコース 1年

 

 

新型コロナウイルスの影響により、実際にオックスフォードへ留学することができませんでした。そんな中でも学園スタッフや授業をしてくださるOxford International Study Centreの方々のご協力いただきオンラインを通して楽しく学ぶことができました。

 

今回私たちが参加したプログラムは、オックスフォードの特徴や建設物についてはもちろん、今のイギリスの政治、歴史、文化などさまざまな分野の講義を受け、新しい知識をたくさん身につけられました。また、最終日にはプレゼンテーションがありグループごとに「ハリー・ポッターシリーズ」や「不思議の国のアリス」についてStudy hallという自習時間で必死に調べて取り組みました。

 

英語で授業に取り組んで英語だけを身につけるのではなく、周りの仲間と仲良くなるためにランチ会というものがありました。毎日の授業が始まる前に、日本人の高校生だけで開催されます。リーダーを中心に楽しく会話をしました。

 

プログラムの様子をダイジェストで紹介します。

■1日目

1日目のスタートは、お互いを知るためのにも自己紹介を実施。もちろんすべて英語です。「どんな大学にいきたいか」など、自分が希望する進路のことも含めて発表しました。

その後は、オンラインでのオックスフォードのツアーです。まずは、google Mapを使ってオックスフォードの中を紹介してもらいました。その後、動画でオックスフォードの街並みや大学構内の様子を見学します。一番印象的だったのは映画「ハリー・ポッターシリーズ」の撮影でも使われていた食堂の長いテーブル!

記憶にある風景でした。

 

 

■3日目

3日目の授業のひとつに「Public Speaking& Presentationがありました。

効果的なコミュニケーションの取り方をテーマに、まずは、自分が思うコミュニケーション力が高いと思う人を2分間でスピーチします。

スピーチした後、より効果的なスピーチとなるように講師の方にフィードバックしていただきました。細かいところまでアドバイスをしてくれたのでとても参考になりました。

 

■5日目

「Social  and Cultural」という授業ではオンラインでオックスフォード大学構内にある「Oxford University Museum of Natural History」という博物館を訪問しました。

さまざまな動物の剥製や標本を見ることができました。私が印象に残ったのは恐竜の歯や骨でした。

最終プレゼンテーションの題材である「不思議の国のアリス」や「ハリー・ポッターシリーズ」の世界に登場しそうな物もたくさんあって、これらの作品がイギリスで生まれたんだなと実感。とても興味深い授業となりました。

 

■6日目

「Social and Cultural」の授業では、日本にいながらイギリスの文化を学ぶことができる機会となり印象深い授業のひとつとなりました。

授業ではイギリスのスラングや熟語について学習しました。

スラングは、英語に少し慣れたときに使えそうなワードばかりだったので、嬉しい気分になりました。

私が一番印象に残っているワードは、「cheers」です。これは“ありがとう ”のスラングです。とてもかっこよく思いませんか?

 

■8日目

「Exploration and Discovery」という授業では、1854年からのイギリスと日本の歴史についても学ぶこととなりました。

私自身、それまで日本はイギリスとはまったく関係のないと思って過ごしてきましたが、時には条約を結び、時には敵として戦って今に至ったことなどを学び、よりイギリスを身近に感じることになりました。

また、1963年から日本語がオックスフォード大学の教科に追加されたと聞いとてもびっくりしました!

「Public Speaking & Presentation」の授業の中ではビジネスに使われる“色の特徴”について学びました。

色ごとに与える印象が異なり、会社や商品のイメージにつながるそうです。どの色をどのようなビジネスに使われるかをグループ内で話し合って決めていきました。日本とイギリスの色の特徴の見方は似ていてとても考えやすかったです。

 

■9日目

「価格が高いほうが必ずしも性能がいいとは限らない!」

ここではワインを例に挙げ、値段が高いからといって必ずしも高い方がおいしいとは限らないことを学びました。これからの生活でもその知識を役立てるようにしたいです。

 

そして、最終日のプレゼンテーションに向けグループに分かれ、予行練習を行いました。オックスフォード大学の学生の方からフィードバックをいただきながらブラッシュアップし、グループの仲間と協力して作ったプレゼンテーション用のスライドが無事に完成してよかったです。

 

 

■10日目

いよいよ最終日です。最後の授業は、さまざまな写真を見て、英文で説明をするという授業でした。

一番楽しく書けたものは、頭韻や比喩を使って作ったものです。自己評価ではありますが、私自身はこの授業が一番うまく発表ができたと思います。

 

■修了式

2週間の期間で成長できた部分と感想を一人ひとりが話した後、グループごとに今まで準備を重ねてきたプレゼンテーションの発表を行いました。他のグループのプレゼンテーションは新しい発見が多かったです。

 

 

以上の活動を通じてイギリスのことたくさん知ることができたと思います。一緒に活動した仲間とも仲良くなれたことも嬉しかったです。実際には現地には行けませんでしたがとても貴重な体験だったので感謝しています!

 

来年はまだどのような形でこのプログラムが実践されるかわかりませんが、ぜひまた参加したいと思います。

オンラインでもとても楽しくプログラムに参加できるので、興味が少しでもある方はぜひ申し込んでみてください。

英語が苦手だから、恥ずかしいからといって申し込まないのはもったいないですよ!間違えても誰も笑いませんよ!

2週間後には英語力が確実に上がります!

N.Aさん N高 2年

 

私は今夏オックスフォードサマープログラムに参加しました。

このプログラムへ応募した当初の目的は”リーダーシップスキルを磨くこと”でした。今回、私はこの目的を本プロジェクトにより達成できたので、皆さんに“このプロジェクトで何をしたのか?”ということを、印象に残ったもの3つ紹介しようと思います。

 

1つ目は、ランチ会の運営です。このプログラムでは毎日ランチ会を実施していました。12:30~13:30までの時間に行われて、生徒同士が自由に話して親睦を深めることができます。私はこのプログラムのリーダーに任命され、ランチ会の運営を任されていました。ランチ会の運営では主に企画や会の進行を行いました。

ランチ会の企画の具体例としては、”好きな食べ物やおすすめの店”といったゆるい内容について雑談したり、”幸せとは何か?”といったとても深い内容についてグループに分かれて話し合ったりしました。自分たちで企画しそれを運営すること。貴重な経験を積むことができました。

 

 

2つ目は、5日目に行われたオンライン上での博物館見学です。

私は昔から恐竜が好きでオックスフォード大学の博物館にもさまざまな恐竜の化石があり、見ているだけでとても面白かったです。中でも一番印象に残っているのがドードーの剥製です。オックスフォードのドードーの剥製はとても貴重なもので、世界に3つしかないと言われている標本の中で唯一、骨以外の柔らかい組織が残っているものだそうです。私は恐竜の中でドードーが一番好きなのでとても感動しました。

 

3つ目は、9日目に行われた”ストレスマネジメント”の授業です。私自身がこのプログラムの中で一番収穫があったのはこの授業だと思ってます。

この授業では、”ストレスとどうやって付き合っていくか?”ということについて話し合いました。その時先生がいっていた「失敗を恐れるな。完璧じゃなくたっていい」という言葉に胸を打たれました。この言葉を聞いて私はもっといろいろなことに挑戦しようと思いました。

 

 

私はこのプログラムを通して、リーダーシップスキルや企画力、コミュニケーション能力などを磨き、博物館見学や価値観が変わるような授業などのとても貴重な経験を積むことができました。

ここでの経験を何か将来に役立てたいなと思いました。

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