「N/S高マイプロジェクト」（以下：N/S高マイプロ）は地域や身の回りの課題や、自身の興味関心などをテーマにプロジェクトを立ち上げ、中・長期的に実践する課題解決型プログラムです。

自ら課題を見つけ、問題解決のアプローチを思考し、プロジェクトと向き合うことで、社会や人とのつながりを学び、自分らしく、社会を変える一歩を踏み出すプロジェクト学習です。

マイプロジェクトのBASICクラスは3ヶ月完結のクラスで、3回募集を行っています。そのうちの第2期のクラスが、昨年の10月にスタートして12月に修了しました。今回は生徒たちの３ヶ月の軌跡のほんの一部をお届けします。

■初回授業の様子

初回授業は緊張感と期待感が入り混ざる雰囲気の中スタートしました。授業の冒頭では、2万人を超えるN/S高生の中からこうして40名のメンバーが集まったことを喜びあい、この出会いを大切にして、お互いに積極的に交流しようというメッセージを伝えています。そうすることで徐々に仲間意識が芽生えていきます。

その後、みんなでクラス名を決めるワークを行いました。各自がアイデアを出し合ったあとに投票を行い「ほし組」と「ドリームムーン組」に決定。とても良い夢が見られそうな名前となりました。

その後はWeb会議ツール「Zoom」のブレイクアウトルーム機能（ひとつのミーティングから複数のセッションに分かれること）を活用して、1分間で自己紹介をし合うグループワークを行いました。

自己紹介は2回行い、1回目の気づきを生かして、2回目はより心をオープンに、より自分の特徴が伝わるように試行錯誤して挑戦しました。

グループワークを通して生徒からは「人前に立って話すと緊張で早口になってしまうことが多かったが、褒められたり、笑顔になってくれたりしてくれたため、あまり早口にならず楽しくグループワークすることができた」といった声や「グループメンバーからの質問を通して、趣味の話がどんどん展開していくのは楽しいなと思った」といった感想が寄せられました。

また「自分の趣味を話した時に自分はこれがこんなに好きだったんだと気づいた。これをマイプロのテーマにしてもいいかなと思った」など、早くも自己理解が進んだ生徒もいました。

授業がはじまった時は緊張していた生徒も、グループワークを通して2時間後には笑顔が溢れました。