N高等学校・S高等学校ネットの高校ブログ

一覧へ戻る

通学コース

プロジェクトN最終発表会が行われました

プロジェクトN最終発表会が行われました

 

12月15日、心斎橋キャンパスではプロジェクトN最終発表会が開催されました。

 

自分の想い描いたビジョンをプロジェクトにする長期実践型学習「プロジェクトN」。

6月に行われた「N高カイギ」から半年以上にわたり走り続けた生徒達の活動がこの日ついに最終発表を迎えました。

 

最終発表会ということで心斎橋キャンパスには奥平校長や上木原副校長、その他アドバイザーとしてお越しいただいた高校生の課題解決型学習(PBL)の運営実績が豊富なNPO法人カタリバのスタッフの方などが審査員に並びました。

普段なかなかお会いすることのない方々を始め、この日は保護者見学dayということで数多くの保護者の皆様にもお越しいただきました。

 

いつもとは違う環境も合間ってか、心なしか生徒達の顔には緊張の色が漂っていました。

後に聞いた話ですが、中には前日にプレゼンの最終のチェックをしていたせいでほとんど寝ていなかった生徒もいたそうです。

そんな緊張感が漂う中、最終発表会は始まりました。

 

まずは各班で最終調整の練習プレゼンをした後、本番プレゼンに臨みます。

 

それぞれ生徒達に与えられたプレゼンの時間は「6分間」。この短い時間の中で半年以上にもわたって取り組んだプロジェクトの成果を収めるのは難しかったようですが、各班自分のプロジェクトに対する熱い想いや活動の中で学んだこと、アクションの成果を一生懸命プレゼンを通して伝えていました。

 

多くの人の前でも物怖じすることなく、堂々と発表する姿は本当にかっこよかったです。

 

振り返れば、この発表まで全てのプロセスが順調に進んだグループは一つもなかったはずです。

 

上手に外部団体の方に協力が得れなかったり、プロジェクトテーマの変更や方向性の違いによるメンバーの再編成など様々な困難もありました。その度に生徒たちは思い悩み、落ち込んだことも1回や2回ではなかったはずです。

しかし、壁にぶちあたる度に自分達が抱いている初心、プロジェクトに対する熱い想いを再確認し、一つずつ地道に成功を積み上げていく努力を重ねて来ました。

 

上木原副校長が、ある生徒へのコメントの際に、発明家であるエジソンの言葉から引用して述べられた「失敗は成功のために必要不可欠な過程です。失敗は成功の種なのです」という言葉は、プロジェクトNを通して失敗や困難を経験した生徒達にとって心に響くものがある様子でした。

 

今回のプロジェクトN最終発表会では、特に優秀であると認められた3つのプロジェクトに、「マイプロアワード関西大会」の出場チケットが贈られます。

マイプロアワードとは全国の高校生が地域や身の回りの課題について考え行動し、プロジェクトを発表し合う「学びの祭典」。全国5会場で地域大会が行われます。)

 

すべてのグループで発表が終わり、いよいよ結果発表。

 

プレゼンはどの班も素晴らしく甲乙つけがたいものでしたが、厳正なる審査の結果、心斎橋キャンパスからは

 

 

こころプロジェクト

New Age Design

我きゃ島プロジェクト

 

という3つのプロジェクトが代表に選ばれ、「マイプロアワード関西大会」への出場権を手にしました。

 

参加チケットを奥平校長から受け取った生徒はこれまでの活動の成果が讃えられ嬉しそうであると同時に、N高・心斎橋キャンパスの代表として皆の期待を背負って大会に出ることが決まったことに少し緊張した様子でもありました。

 

生徒達は約半年間に渡って取り組んできたプロジェクトの成果を各班様々な形で表現しました。

内容も「VRで認知症を防ぐ」というものや、「食料廃棄問題に取り組むプロジェクト」、「LGBTの問題に取り組むプロジェクト」など様々なものがありました。

 

中には過去の失敗談を、テレビ番組の「しくじり先生」のパロディとて発表するグループなどもあり、生徒たちの多様な個性が光っていました。

発表方法こそ十人十色の様々なものがありましたが、どの班も自分のプロジェクトについてが聞き手に最も伝わる方法が考え抜かれたプレゼンで、本当に心に残るものばかりでした。

 

生徒たちの成長と堂々たる発表に、教職員一同感動しきりでした。

保護者の方からお褒めのメッセージも数多く頂くことが出来、この活動がいろんな人に受け入れられていることがわかりました。

 

発表後にはこれまでの活動を各班で振り返り、プロジェクトNに取り組んだの約半年間のモチベーションの推移をプロジェクトグラフに書いたり、活動の中で得た学びや反省、今後にどう活かしていくのかなどを話し合いました。

 

今回の最終発表をもって、初年度のプロジェクトNは一つの区切りを迎えましたが、「マイプロアワード」への出場や、独自にプロジェクトを進めていく生徒などもおり、プロジェクト活動はまだまだ続きます。

 

また、2月に行われる「特別審査会」では、採択プロジェクトに起業支援金を提供して、本格的に起業に向けて取り組むグループも出てくる予定です。

生徒達は、より高みを目指して今後も歩を進めていくことでしょう。

 

この約半年間、恐らく上手く行ったことよりも、悔しかったこと、上手く行かなかったことの方が多かったはずです。

それを乗り越えてやりきった生徒達は本当に多くのものを学んだと思います

これらの学びはプロジェクトNだけのものだけではなく、必ず今後の学校活動にも活かされると信じています。

 

 

ー『プロジェクトNを終えた生徒たちの声』ー

 

・最初は自分一人で全てできると思ったが、一人では何もできないことに気づいた。そしてメンバーを信じて仕事を任せることを学びました。

・ネットの高校ということで最初は普通の高校を望んで入学したがプロジェクトNによってその思いが逆転した。N高に入ったことはとてもいいことだったんだと思いました。

・チームで協力して動くということの大切さと難しさを学びました。

・今までしていなかったこと、したくても一歩踏み出せなかったことをこのプロジェクトNを通じてできた。参加しなければできなかったこと、わからなかったことがあった。

・最後までやりきれたことが嬉しい。自信がついた。

・プロジェクトNを通して主体性や行動する力がついた。この経験が今後自分を成長させる大きなバネになると思います。

一覧へ戻る

その他の記事

【渋谷】卒業や進級の春。2024年度の抱負を教えて!

通学コース

【渋谷】卒業や進級の春。2024年度の抱負を教えて!

【東岡崎】困りごとを仲間の力で解決!〜グループコーチング〜

通学コース

【東岡崎】困りごとを仲間の力で解決!〜グループコーチング〜

【京都】生徒が企画を立案し実行するコミュニティ活動「企画部」

通学コース

【京都】生徒が企画を立案し実行するコミュニティ活動「企画部」

CONTACT

ネットの高校について
詳しくはこちら

入学相談

資料請求

説明•相談会