【1日目】

今回の職業体験に参加するN高生27名と大学生TA（ティーチング・アシスタント）5名が、那覇空港に集合しました。

 

まだ硬い表情の生徒たちが、アイスブレイク（緊張をときほぐすコミュニケーション）のゲームで緊張をほぐした後、数人ずつのグループを作りました。

この4日間はグループに分かれ、与えられる共通のミッションに挑みます。まずはグループごとに案トレ（アイディアを沢山出す拡散練習）を体験し、翌日からのグループワークに備えました。

 

歓迎夕食会では、沖縄民謡ライブを楽しめる琉球料理店で沖縄の雰囲気を満喫。生徒たちの表情も和らぎ、すっかり打ち解けた様子でした。

 

 

【2日目】
都心公園「大原っぱ」のイベント会場で、沖縄国際映画祭のイベントコンセプト「Laugh & Peace」をテーマにした会場内スタンプラリーに参加。沖縄の地場産品を使った屋台で昼食を取り、屋外イベントを体験しました。

 

昼食後は、沖縄ラフ＆ピース専門学校にて漫才ワークショップに参加。

「相席スタート」山﨑ケイさん、山添寛さんからから直々にご指導いただき、「お笑い」について学びます。

 

用意していただいたテキストを参考に、2人1組でコンビを組んで即興の自作漫才に挑戦することに…。

ボケとツッコミがテンポ良く絡み合う会話を心がけた結果、笑いをとるN高生コンビが続々と誕生しました。

 

続いて、波の上うみそら公園のステージで実施された、アニソンとお笑いの競演ライブ「アニワラSpecial in 沖縄」の舞台裏を見学させていただきながら、グループワークを行いました。

 

与えられたミッションは「N高主催の“最高のイベント”を企画してください！」というもの。

 

“最高のイベント“に必要なターゲットやコンセプトをグループで話し合いながら作りこんでいきます。

発表会に向けて、みんな熱心に取り組んでいました。

 

【3日目】

この日は参加生徒全員がN高の制服に着替えて国際通りへ。

沖縄国際映画祭のハイライトとなるイベント「那覇国際通りレッドカーペット」に参加するためです。

 

しかし到着後まもなく、風と雨が強まりなかなかイベントがはじまりません。

結果的には、残念ながらレッドカーペットの上を歩くことはできませんでしたが、

 

「全員で制服を着て国際通りを歩けたのは嬉しい。」

 

「制服姿でN高生と記念写真を撮る夢が実現した。」

 

という声もあがり、思い出の1ページとなったようです。

 

【4日目】

自分たちで考えた“最高のイベント“について発表する時間がきました。

7つのグループの発表内容を、実用性、効果性、新規性の項目で評価し、多数決で競います。

各グループともメンバーの多様なアイディアをしっかりとまとめていて、オリジナリティ溢れる7枚のポスターが出来上がりました。

 

発表を終えた生徒たちは、達成感を感じさせる清々しい表情をしていました。

この4日間を通して自分の考えを広げるだけでなく、他者の考えを理解し、協働して成果物を作成するプロセスを経験できたようです。

 

みなさん、4日間お疲れ様でした。