ネットの高校ブログ
【囲碁部】最後の全国大会と、N/S高の良さを知れた囲碁中心の高校生活
※このブログは、名駅キャンパス3年生、宇津泉美さんに書いてもらいました。
みなさんこんにちは!
N/S高囲碁部に所属しているS高3年、名駅キャンパスの宇津泉美です。
私は、7月25日に東京の日本棋院で開催された第47回全国高校囲碁選手権大会の全国大会に出場してきました。
今回はその様子とともに、私がN/S高入学を選んだ理由などをお届けします!
■最後の大会―全国高校囲碁選手権大会全国大会
私にとって、この大会は最後の大会でした。というのも、これから就職して働くとなると囲碁の勉強はできなくなるので、この大会を最後の出場にしようと思ったのです。
最後ということもあっていつもより緊張していましたが、会場に着くとたくさんの仲間と再会でき、緊張も段々と和らいでいきました。
私は高校1年生の頃から全国大会に出場していたので、全国大会には顔見知りも多く(県大会には中学生の頃から出ていたので、県代表仲間とはもう6年くらいの付き合いです)、そんな仲間と交流しているうちに、カチコチだった体もリラックスでき、去年よりも伸び伸びとした対局ができました。
過去2回出場した全国大会では予選敗退だったのですが、今回はリラックスしていたおかげか、そのまま勝ち進みベスト16へ。そこで負けてしまいましたが、今までで一番頑張ったのではないかと思うくらいの内容だったので、満足しています。
対局後、もう会えるかわからない全国各地の仲間とさよならをして、この大会と、選手として戦ってきた10年間を終えました。
ここからは、その10年間も振り返ってみたいと思います。
■囲碁とともに育った10年間
私が囲碁に出会ったのは小学2年生の時、友人からの紹介でした。
友人は、とある年配の方が「囲碁を広めたい」一心で、無料で囲碁を教えてくださる教室に通っていました。
当時の私は、周りが習い事をしている中何もしておらず、習い事に通うことに憧れを抱いていました。そんなこともあり、家族が囲碁をやっていた訳でもなく、全く囲碁のことを知らないままそこに通い始めました。
そして小学5年生の時、当時の先生が囲碁教室を畳むことになり、新しい囲碁教室を紹介していただきました。そこは私がつい最近まで通っていた教室で、通い始めてから大好きな部活も辞め、学校から走って帰って教室に毎日通い、囲碁に夢中になっていきました。中学2年生の時には、教室から徒歩5分のところに引っ越したほど(笑)、囲碁一筋になっていました。
そして中学2年生の時、団体戦で初めて全国大会に出場し、中学3年生の時にはコロナということもあり、1日10時間以上を囲碁の勉強に費やすという、今思うと人間離れなことをしていました(笑)
そのおかげか、中学3年生の時に初めて個人戦で全国大会に進むことができました。
そして時間をたくさん使えるS高へ進学し、高校3年間では、愛知県大会4回優勝、東海地区では2連覇、全国大会には5回出場できました。
そして先日の大会を最後に囲碁教室も辞め、10年間の囲碁生活を終えました。
これからは卒業まで、N/S高囲碁部の運営メンバーとして、HR(定例活動を行うホームルーム)の運営、イベントの企画等をしながら、ゆるく活動していけたらと思います。
■N/S高入学に至った経緯
私がN/S高のことを知ったのは、囲碁教室の先生の紹介です。
これからも囲碁を続けていきたい気持ちと、勉強嫌いということもあり、先生が紹介してくれました。
そして私は迷わずN/S高入学を決めました。理由は、主に3つです。
1つ目は、囲碁を勉強しながら効率よく高卒認定が取れること、2つ目はバイトがしたかったことです。時間を自分のことに最大限に使いながら高卒認定が取れるという、この学校の最大の魅力に私も惹かれて入学を決めました。
そして3つ目の理由は、あまり人に言ったことがないのですが、人と関わることが苦手だったことです。
ここまで読んでいただいた方はお分かりかと思いますが、私は中学時代あまり遊ばず、囲碁ばかりしていました。学校の休み時間も、自分の席で1人で囲碁の勉強ばかりしていたものですから、周りから見たら近づきにくかったと思います。小学校からの関わりがあるならまだよかったのかもしれませんが、中学2年生で囲碁のために引っ越したこともあって、学校に友だちがあまりいませんでした。完全に自分のせいではありますが、クラスでは疎外感を感じ、人と関わるどころか、人が苦手になっていきました。
もともと遊ぶことは大好きで、学校のみんなが遊ぶ話をしていると、とても羨ましかったです。小学校の時の友だちと半年に1回遊べたらいい方で、当時は「自分は遊ばない分、自分のためにたくさん時間を使っているんだ」と自分に言い聞かせていました。そして学校での居場所がなくなるのを感じるとともに、だんだん自分の心が閉ざされていきました。そして普通の高校に通うのはしんどいなと思い、N/S高入学を決めました。
でも、今はそれを克服できています。入学当初はネットコースに通っていたので、Slack(角川ドワンゴ学園で使用しているコミュニケーションツール)で友だち作りをしていました。そして入学してすぐSlackで友だちができ、その子に誘われてSNSでの交流を始め、だんだんと友だちができていき、今では月1で遊ぶ友だちもいます。Slackで最初にできた友だちとはもう3年の付き合いで、遠くに住んでいるので会ったことはないですが、なんでも話せる仲です。
通学コースに通っている今はキャンパスの友だちもでき、授業後に遊んだり、休みの日に遊んだりもしています。「息抜きも大事だよ」と、中学生時代の私に言ってあげたいです(笑)
友だちがいないどころか、人が苦手だった私がここまで高校生活を楽しめているのは、人とあまり関われないと思っていた私でも、N/S高ではSlackでネットから交流をするので話す難易度が低く、気軽に友だち作りができたこと。そして生徒のみんなが暖かいことです。生徒が2万人以上いるので、気が合う友だちを探しやすく、学年、年齢、性別問わず、全国各地の人と仲良くすることができます。
私はこの3年間で、N/S高の良さをたくさん実感できたと思います。
■最後に
好きなことに時間をたくさん使えて、友だちもでき、スキルアップもできる。そんな高校生活を送れて、本当によかったです。全国大会出場など、普通では経験できないようなことも経験できたのは、この自由度が高いN/S高のおかげです。
選手としての囲碁は引退しましたが、これからも囲碁部での交流や活動は続けていきます。Slackの#club_igoでもこれから活動していくので、N/S高の皆さんはよかったら覗いてみてください!
残り少ない高校生活、悔いのないよう、スキルアップも、友だちと遊ぶことも全力で楽しんでいきたいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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