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吉藤オリィ氏の特別授業『社会を変える力を学ぶ~分身ロボットとその未来~』を実施

 

6月17日(月)に、名古屋キャンパスにて、プロジェクトN・特別授業『社会を変える力を学ぶ~分身ロボットとその未来~』を実施しました。対孤独用分身コミュニケーションロボット「OriHime」を開発した吉藤オリィ氏をお招きし、自身が人生をかけて取り組むことに出会うまでの経緯やオリィ研究所が行っている活動についてお話を伺いました。新しいテクノロジーに飛びつくのではなく、自分が人生をかけて解決したい課題を見つけること、それに合ったテクノロジーを使うことのヒントを教えていただきました。

授業は遠隔会議ツール「zoom」を使用し、全国13キャンパスに通うN高・通学コースの生徒が参加しました。

 

<島根県からの遠隔参加の実装も披露>

吉藤氏は幼いころから身体が弱く、心がふさぎ込みがちだったが、中学生の時にロボットの師匠との出会いが転機となり、工業高校で車いすの開発を始めます。高校生の時に、インテル国際学生科学技術フェア(ISEF)エンジニアリング部門世界3位を受賞、そのコンテストで世界の高校生に強い刺激を受け、「自分の人生をかけるべき事は何か」を深く考えるきっかけになったと言います。

 

 

 

講義後、「自分の人生をかけるほど熱中するものを見つけるにはどうすればいいか」、「OriHimeのデザインはどのように考えられたのか」、「人生で一番後悔したことは」など生徒からの質問が殺到。予定時間をオーバーしながらも、時間の許す限り生徒からの質疑にお答えいただきました。

 

現在、N高のプロジェクト型学習「プロジェクトN」では、“ICTサービス”をテーマに「オリジナルICTサービスをつくる」と「身体的なハンディキャップを抱えている人を支援するアプリを立案・提案する」の2つのクラスに分かれて課題に取り組んでいます。「身体的なハンディキャップを抱えている人を支援するアプリを立案・提案する」のクラスでは、7月8日(月)に成果発表会を行い特別審査員として吉藤オリィ氏をお招きします。

 

<吉藤オリィ氏からN高生へメッセージ>

(幼いころから病弱だった)私は30歳でもっと体が弱ってくると思っていて、17歳の時に、当時学校も休みがちで身体もしんどい自分が、この先、体調が悪化していったら30歳の時何もできなくなっているのではないか、さらに目もどんどん悪くなっていて視力がゼロになっているかもしれないと思った時に、「じゃあ30歳までに一旦何をしようか」と考えたのです。ゴールがない人生を走り続けることはつらいです。終わりを意識しながら生きることは、勉強できなかったり人と話すことがうまくできなかったりするタイプの自分もあと10年しかないと考え続けることで「じゃあ、今日やらなくてはならない」というエネルギーを得ることができました。いつか人は死にます。それを考えながら自分の人生なのでどういう風にしたいか、他人の人生もいつかいなくなると考えればその人生を無駄に使わせるのも申し訳ないと思えるし、その辺りも考えてどう生きていくかに、フォーカスを当てて生きていくのは私にとって生きやすかったし、皆さんにとってもヒントになればいいなと考えます。

 

 

<吉藤オリィ氏の特別授業の概要>

【日時】2019年6月17日(月)10:45〜12:35

【場所】N高等学校 通学コース・名古屋キャンパス

【講師】吉藤オリィ氏(株式会社オリィ研究所 共同創設者 代表取締役 CEO)

【講義名】「社会を変える力を学ぶ~分身ロボットとその未来~」

【内容】・吉藤氏のご経歴とOriHime

            ・生徒からの質疑応答

            ・吉藤氏からメッセージ

【参加者】N高・通学コース生(代々木・御茶ノ水・立川・横浜・大宮・千葉・柏・仙台・名古屋・心斎橋・江坂・京都・福岡キャンパスの生徒)

 

◆吉藤オリィ氏について◆

高校時代に電動車椅子の新機構の発明に関わり、2004年の高校生科学技術チャレンジ(JSEC)で文部科学大臣賞を受賞。翌2005年にアメリカで開催されたインテル国際学生科学技術フェア(ISEF)に日本代表として出場し、グランドアワード3位に。 高専で人工知能を学んだ後、早稲田大学創造理工学部へ進学。自身の不登校の体験をもとに、対孤独用分身コミュニケーションロボット「OriHime」を開発(この功績から2012年に「人間力大賞」を受賞)。 開発したロボットを多くの人に使ってもらうべく、株式会社オリィ研究所を設立。自身の体験から「ベッドの上にいながら、会いたい人と会い、社会に参加できる未来の実現」を理念に、開発を進めている。ロボットコミュニケーター。趣味は折り紙。

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