三重県
紀宝町

川舟・船大工体験( 協力:熊野川体感塾 )

( 協力:熊野川体感塾 )

三重県 紀宝町

世界遺産を育んだ熊野川流域の町で船大工に挑む
~川舟・船大工体験@熊野川体感塾~

 三重県最南端の町、紀宝町で平安・鎌倉の時代より紀伊半島北部と南部の交通網としての役割を果たし、熊野川における水上交通の要として悠久の文化を育んできた川舟。三反帆を擁する川舟は自然の営みを巧みに操り、海からの風を受けてゆっくりと熊野川をさかのぼる。都会の慌ただしさと比べれば、まるで異次元の世界に迷い込んだかのような時間の流れを創り出す川舟を現代に残そうとする唯一の匠がこの町にはいる。
 紀宝町での職業体験は、川舟最後の匠である谷上嘉一氏を師とする工房に赴き、川舟の構造と歴史に触れながら制作作業を体験していただきます。職業体験を通して、文化事業としての川舟制作を知り、その価値をこれからの時代にどのように伝えるべきなのか、世界遺産を有する紀南の地、紀宝町の地域とふれあいながら考えていきます。
 職業体験期間中には、川舟の制作現場だけでなく、柑橘類の栽培が盛んに行われるとともに、アカウミガメが産卵に訪れる地でもあり、にほんの里100選に選ばれた「浅里郷」で水耕栽培される「飛雪米」の産地としての紀宝町の側面にも関わりながら、地域活性にむけたグループワークを通じて最終発表に臨みます。

特長

・熊野川の水上交通(流域生活)を支えた船舶技術や流通の仕組みを理解する
・工房作業体験を通して、自主的な作業参加による積極性、共同作業による協調性、技術習得に関わる創意工夫などにチャレンジできる。
・全国にむけた紀宝町の魅力発信を考察することで、実践的な地域活性化にむけたプランニングを体験できる。

こんな方にお薦め

・船の好きな方
・手作りの船に興味がある方、船を作ってみたい方
・希少事業、文化事業に興味のある方
・日本や熊野の歴史に興味のある方
・人と違ったことにチャレンジしていみたい方
・「地方」に魅力を感じる方

開催概要

 紀宝町での職業体験は、熊野川のほとりに建てられた川舟工房「熊野川体感塾」で、塾長のである谷上嘉一氏とともに、手作りによる木製船舶の部品製造作業が行程の中心となります。事前の調査学習では、「熊野川(紀伊)の歴史を支えた水上交通と船舶技術の理解をレポート化」や「紀宝町の地域創成(情報発信)にむけた事前調査と提案の素案作成」などがテーマとして考えられます。
 初日は関係者を交えての交流と相互理解に主な時間を使用します。行程全体のオリエンテーションが行われた後は、懇親会で参加者同士の距離縮めていきます。期間を通しての宿泊は地元の農家が営む民宿(農家民宿)を利用させていただき、ホームステイのような雰囲気を味わいながら、地域の方々との交流と理解を深めてもらいます。
 2日目からは「熊野川体感塾」(工房)での本格的な川舟づくりが作業の中心となります。谷上塾長からは作業指導のほか、川舟の構造、歴史、熊野地域といった講話の時間もあり、単に木造船を作るという作業体験ではなく、熊野地方独特の川舟を文化として理解しながら製造方法を習得します。作業を終え宿舎に帰った後は、当日の体験の振り返りとグループワークをおこない、最終発表にむけた調査学習の精度向上に時間を使います。
 3日目は2日目から継続する作業体験を経て、4日目はいよいよ川舟の乗船体験です。2日間、制作作業に携わった川舟が実際にどのようなものなのかを体感し、いっそう川舟への理解と考察を深めます。
 4日目の後半は、町のさまざまな見どころをめぐります。紀宝町ではみかんやレモンといった柑橘類の栽培が盛んに行われ、アカウミガメが産卵に訪れる七里御浜近くには全国で唯一のウミガメ水族館が道の駅と併設されています。そのほかにも、「飛雪米」を特産する浅里郷など、紀宝町の魅力に触れ、地域活性への可能性を探ります。
 5日目の最終日、川舟の制作現場での実践的な学びや塾長からの講話、紀宝町のさまざまな付加価値からなる「川舟や紀宝町の未来にむけた調査学習の最終レポート」の発表もって職業体験は修了を迎えます。

  • 定員:【追加募集】2名(女子)
  • 日程:2016年10月3日(月)~10月7日(金)
  • 締切:最終募集期間終了

スケジュール

初日

・紀宝町役場にて全体行程のオリエンテーション
・懇親会

2日目

・川舟 工房作業 (終日)
・熊野川体感塾(塾長:谷上氏)講話 (工房にて)
・当日の作業振り返り、グループワーク

3日目

・川舟 工房作業 (終日)
・熊野川体感塾(塾長:谷上氏)講話 (工房にて)
・当日の作業振り返り、グループワーク

4日目

・三反帆乗船(熊野川体感)体験 (午前)
・紀宝町の見どころ(価値)発見のための町内視察 (午後)
・当日の作業振り返り、グループワーク
 (発表前最終確認)

5日目

・全行程の振り返り、グループワークの最終報告
 (プレゼンテーション)
・関係者からの講評、フィードバック
・宿泊先、就業先へのお礼の挨拶

参加に際しての注意点

・集散地点:
【東方面】 津駅(JR紀勢本線、近鉄名古屋線、伊勢鉄道伊勢線 *3路線乗入れ)
体験先(現地)までは送迎車で移動予定