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ヨコオタロウ氏によるゲームクリエイター特別授業
「鬼才から学ぶゲームのシナリオ制作とコミュニケーション」

 

10月5日(土)、全世界出荷&DL本数400万本突破した『NieR:Automata(ニーア オートマタ)』などのヒット作品を手掛けるヨコオタロウ氏を講師にお招きし、「ゲームクリエイター授業 ~鬼才から学ぶゲームのシナリオ制作とコミュニケーション~」というテーマの特別授業を実施しました。

 

■ヨコオタロウ氏プロフィール

株式会社ブッコロ代表取締役 兼 ゲームディレクター。1970年生まれ。愛知県出身。神戸芸術工科大学を卒業後、株式会社ナムコ、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントを経て、株式会社キャビアへ入社。デザイナーとして経験を積んだ後、『ドラッグ オン ドラグーン』シリーズや『ニーア ゲシュタルト/レプリカント』のディレクションを担当する。株式会社キャビアを退社後に株式会社ブッコロを立ち上げ、2017年には『ニーア オートマタ』をリリースした。

 

その独特な世界観や物語は「ヨコオワールド」と呼ばれており、最近はスマートフォン向けアプリ『シノアリス』や、漫画『君死ニタマフ事ナカレ』や舞台の原作などでも、幅広く活躍する。主な作品:『ドラッグ オン ドラグーン』シリーズ、『ニーア』シリーズ、『シノアリス』など。

 

※ニュース記事からも詳細をご確認いただけます。

ヨコオタロウ氏によるゲームクリエイター授業~鬼才から学ぶゲームのシナリオ制作とコミュニケーション~

 

ヨコオ氏は顔出しをしておらず、メディアに出られる際は『ニーア』シリーズに登場するキャラクターのマスクを被ってご出演されます。ヨコオファンにはお馴染みの姿で始まった自己紹介では、これまでに手掛けたお仕事をご紹介していただきました。

プロフィールにもある通り、代表作『NieR:Automata』をはじめとするコンシューマーゲームソフトのディレクター、スマートフォン向けアプリのクリエイティブディレクター、漫画の原作、舞台やコンサートの演出など多岐に渡ってご活躍されており、「ヨコオワールド」のエッセンスが凝縮された数々の作品は、多くのファンを魅了しています。

 

いよいよ講義がスタート。最初は、生徒が投稿した ”ウェポンストーリー” をご講評いただきました。

 ”ウェポンストーリー” とは、『ドラッグオンドラグーン』シリーズや『ニーア』シリーズのゲーム内に登場する武器に設定されている固有の物語のことで、武器のレベルを上げると物語が解放される仕組みとなっており、最終的に四節の物語になります。

意外なきっかけで誕生したというこのウェポンストーリーですが、シリーズファンからの支持は大変厚く、ゲームの大きな魅力のひとつでもあります。

 

ヨコオ氏は、ピックアップした作品の良かった点や改善点についてお話くださいました。また、講評を通して

 

  • オチを予想させない
  • 不必要な要素は削る
  • 各節で言いたいことをハッキリさせる
  • オチや物語を活かすための装飾を入れる

 

といった、物語を昇華させるポイントを丁寧に解説いただきました。

なるほどなぁと感心する内容ばかりで、配信画面には多くの視聴生徒からの「なるほど!」コメントが流れました。

 

 

続いては「物語の書き方。それと人生。」というテーマの講義です。

 

物語の書き方では「語尾」と「リズム」を意識した書き方のテクニックや、ウェポンストーリーの講評でも話に上がっていた「固有名詞と理解コスト」についてさらに深く解説していただきました。人称の違いや文体によって色々な物語の種類があることなど、今回の授業のためにご用意いただいたスライドを使って、非常にわかりやすくご説明いただきました。

読者の予測を裏切る”驚きの要素”を盛り込むことがポイントでもあるそうです。

人生というテーマでは、「自分以外の人間はすべて他人である。いろいろな人がいて、いろいろな価値観やものさしがあることを理解して学習していくことが大事」というアドバイスを含んだお話をされました。自分が作った作品を買ってもらうことを生業とするクリエイターならではの、非常に重みのあるお話でした。

 

 

質疑応答では生徒たちからのコメントを拾って、ひとつひとつ丁寧にお答えいただきました。中でも、視聴者がとくに気になるであろう「ゲーム会社に就職するには?」 という質問に対しては、

 

「はじめから大きな会社を目指すのではなく、小さな会社でよいので、まずはその中で一番になることを目指してください。一番をもぎ取ったら、その武器を使って大きい会社にステップアップしていくのが効果的かなと思います」

 

というご自身の経験を踏まえたコメントをくださいました。

 

そして最後にいただいたメッセージが非常に印象的でした。

 

「ほんとかな?と疑うことが大切です。自分自身も含めて一度すべて捨ててください。その中から、自分に本当に必要なものを選択して身につけていくことが大事です。皆さんが知っている世界はまだまだ狭いですが、これからものすごく広い世界に飛び込んでいくことになると思います。今のうちから自分で考えて選択することをしていれば、大人になっても悩まずにすむはずです」

 

ヨコオタロウ先生、ゲームクリエイターという枠を超え、生き方や人生についても考えるきっかけとなる、とてもためになる授業をありがとうございました。

 

 

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<N予備校>

以下の方法で視聴することができます。

【PC】 視聴URL:https://www.nnn.ed.nico/lessons/482529585

【スマートフォン】 アプリメニュー→「受講コースの追加・編集」→「クリエイティブ」→「ゲームクリエイター」を選択

 

※N予備校でのアカウント登録が必要です。

※本授業はN高生・N中生限定の配信です。

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