N高等学校・S高等学校の職業体験とは

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高校生のうちから日本各地でいろいろな職業を体験しよう

自分が将来どんな職業に就き、どんな仕事をするのか?
何のために勉強をし、高校を卒業するのか?

どれくらいの高校生が自分自身でこれらのことを考えられているでしょうか。
(もしくは、考えられるだけの知識や経験があるでしょうか)

N高等学校・S高等学校では、高校生自身が様々な職業・仕事を体験し、
将来の自分の仕事について考える機会を提供していきます。

日本各地の農業や漁業、伝統工芸職人から介護福祉などの職業を
リアルに体験しながら、教室での授業や映像授業では決して得られない
「働くとはどういうことなのか?」「仕事をするとは?」ということについて、
高校のうちから理解を深めてもらいたいと考えています。

職業体験の意義と効果

  • 自己の理解を深め、職業の実像をつかみながら、望ましい勤労観、職業観を身に付けることができる。
  • 学校の学習と職業との関係についての理解を促進することができる。
  • 異世代間も含めたコミュニケーション能力の向上が図れる。
  • 実際的な知識や技術を学ぶことができる。
  • 社会的なルールやマナーを体得することができる。
  • 地域や事業に対する理解を深め、地元への愛着や誇りを持つことができる。

※文部科学省「職場体験の基本的な方考え方」より抜粋

宿泊をともなう体験活動による
教育効果

  • 人間関係・
    コミュニケーション能力の向上

    同世代、年長者と多くの
    人間関係を持つことで
    コミュニケーション能力が養われる。

  • 自主性・自立心の向上

    親元を離れることで
    自身の日常生活を見直す場となり、
    自立心が養われる。

  • マナー・モラル・心の成長

    集団生活は自分と他人を比較する場。
    社会に出るまえに
    多くの経験が可能。

参照「農山漁村での宿泊体験による教育効果」文部科学省より

職業体験の流れ

  • サイトからのエントリー

    このサイト上で興味のある職業体験プログラムを選び、エントリーを行います。

  • 抽選・面談

    応募人数が多い職業体験プログラムは抽選、面談を経て実際に参加する人が決定します。

  • 事前学習プログラム

    体験する職業や地域のことについて、ファシリテーターのもと参加学生がネット上でやり取りしながらチームで調査をしていきます。
    調査したものは調査レビューとしてまとめ、現地を訪問したときに、関係者に調査結果をプレゼンテーションします。

  • 現地体験プログラム

    自宅から集合場所までは各自で移動いただきます。
    集合後、体験先に一緒に向かいます。体験プログラムによっては、懇親会や事前調査結果のプレゼンテーションを関係者と行います。
    その後、現場での職業体験をスタートします。
    職業体験のプログラムにおいては、仕事を体験するだけでなく、その仕事の内容に即したグループワークを行っていくことで、
    自分で考えることと、皆と協業することを学んでいきます。

    タイムスケジュール例
    初日
    窯業関係者から波佐見焼の独自の制作工程をヒアリング
    全制作行程を見学
    地域の波佐見焼発信拠点(アトリエ、カフェ)の見学
    懇親会
    2日目
    生地つくり、素焼き、までを体験
    事前調査を発表、分析するグループワーク
    3日目
    絵入れ、本焼きまでと、焼き上がりを体験
    分析に基づき「売れる陶器とは」のグループワーク、各自の企画を確定。
    4日目
    立案した企画に沿った絵入れ作業
    日の振り返り、企画の再検討、調整
    5日目
    全行程の振り返り、各自最終企画のプレゼン( 窯業関係者、役所の方参加 )
    窯業関係者、役場の方からのフィードバック
    宿泊先、就業先へのお礼の手紙
    ( 現地体験終了後に、考案、制作した磁器をネット等を活用して販売する事後学習プログラムがあります )
  • 事後学習プログラム

    体験先へのお礼や職業体験自体の振り返りレポートを実施します。
    また、職業体験によっては、現地での体験プログラム中のグループワーク等ででたアクションプランを実際に実行します。

    例えば、長崎県波佐見町の職業体験では自分たちでデザインを企画した器とその販売方法をネットやリアルの場で実際に販売してみる実習を行う予定です。

    こうした事後の実践的なプログラムを一部の職業体験に取り入れてゆくにより、参加した生徒にとってより総合的なキャリア学習の機会にしたいと考えています。