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2019/10/25

【職業体験】アドリブで起業してみる”Local Venture Challenge”

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アドリブで起業してみる”Local Venture Challenge”

8月1日(木)~8月5日(月)の5日間、岩手県紫波町でおこなわれる「オガール祭り」で、職業体験「アドリブで起業してみる”Local Venture Challenge”」を実施しました。

アドリブで起業してみる”Local Venture Challenge”

現地で食材を仕入れ、チームで協力して作った夏野菜グリル。とっても美味しく出来上がりました!

【初日】

初日の集合場所は岩手県紫波中央駅。少し緊張気味のまま、今回の活動拠点となる「オガールエリア」へ向かいます。
まずは、これからお世話になる紫波町についての復習、そしてお互いの自己紹介をおこないました。今回のプロジェクトを支えてくださる木下さんからのお話しや応援を受け、さらにモチベーションが上がった様子でした。
その後は、明後日から出店する会場となるオガールエリアを探索。さまざまな店が出店しており、他店舗の方に「どうやって作っているんですか?」「価格設定はどうやって考えていますか?」などと積極的にリサーチしている様子も見られました。
オガールエリア探索の後はみんなで一緒に本日の寝床となるテント作り。
大人が8人くらい入るのでは?と思うくらいの大きいテントを張るのに苦労しつつも協力しながらなんとか作り上げました。
夕食後も自分たちで作ったテントの中に全員集まり、会議をしていました。

  • 【初日】
  • 【初日】

【2日目】

明日からの出店に向けて商品開発のやり方について学んだ後、チームビルディングについても考えていきます。とにかく考えること、話し合うことをメインとした1日です。
チームビルディングでは、チームのグランドルールやチーム名を考えて発表しました。それぞれのチームへの愛着や帰属意識を高め、チームワークを向上させる目的です。
商品開発とチームビルディングについて学んだ後は、いよいよ企画書作り。
パソコンを駆使し、情報を集めるチーム、話しながらまとめていくチーム二手にわかれ、効率よく進めていました。
その後は、特産物を扱っている紫波マルシェに実際に行き、市場調査です。明日から使う野菜の値段を調べ、実際の売値との調整をしていきます。
市場調査では値段だけではなく、オガール祭りに来る方がどんな人が多いのか、どんな味付けや食材が人気なのかも調べました。
丸1日を使った会議の後は、夜のオガール祭りを堪能しました。

  • 【2日目】
  • 【2日目】

【3日目】

いよいよ出店当日。朝から買い出しをし、早速調理班と販売班に分かれます。
調理班は慣れないキッチンでの調理に奮闘し、その間販売班はメニュー作りとお店の外装作りに回りました。
無事に完成した夏野菜グリル。販売班は営業トークの腕をみるみるうちに上げ、いつの間にかお店を飛び出し、実際に歩いてお客さんに宣伝、販売をしていく行商スタイルに。
自分の話も織り交ぜながら、うまくコミュニケーションを取っている様子。
夏野菜グリルのおいしさ、そして営業の甲斐あってすべて売り切りました。
営業終了後は今回の反省会をおこなったのですが、ここで急展開が。
木下さんのアドバイスや今回の行商スタイルからの経験を踏まえ、「N高生」に興味を持ってもらうことをひとつの商品開発として捉え、「シンポジウム」をおこなう班が新たに設立されたのです。
これぞまさに「アドリブで起業してみる」ですね。
急遽決まったため、急いで資料作りをし、会場押さえに向けて準備していきます。
4日目、一体どうなるのでしょうか !?

  • 【3日目】
  • 【3日目】

【4日目】

昨日に引き続き、夏野菜グリル班と新たに作られたシンポジウム班で頑張っていきます。
夏野菜グリル班の調理は、2回目であることもあり落ち着いて調理に取り組んでいました。たった1日でここまで成長するとは驚きです。
シンポジウム班は資料を完成させ、会場を押さえ、無事開演することができました。
特別ゲストとして木下さんにも来ていただきました。
チームの変更に新しいシンポジウム班の設立と、ドタバタでしたが、無事に2日間の出店を終えることができました。
この日のみんなで食べる最後のご飯は今までより少し豪華でした。
その夜は、教職員が各部屋に点呼をとりにいくと、隠れてみたり、ふざけてみたりする生徒たち。みんなの緊張がほぐれて飛び切りの笑顔を見られてよかったです。

  • 【4日目】
  • 【4日目】

【5日目】

長かったようで短かった職業体験もこれで終了です。朝食を終えてすぐに商工会議所へ集まり、4日間の振り返りをおこないました。お世話になった小布施町とめまぐるしい5日間もあっという間に終わりを迎えます。
最後の発表前には一人ひとりが好きな場所で好きなように内省します。それぞれの内省が終わったところで、この体験を通して感じたことを発表しました。
今回の体験を通じて起業に関してや、自分自身の成長についてみんなのまっすぐな等身大の思いを聞ける充実した発表内容でした。発表を終え、記念撮影をしてこの5日間の職業体験は終了しました。
紆余曲折、色々なことがあった5日間。初日に比べ圧倒的な成長を経てそれぞれが帰路につきました。
職業体験では、非日常な体験に加え、多様性を受け入れたり、自分自身の考えが変わる体験ができます。
みなさんもぜひ、参加してみてください。

  • 【5日目】
  • 【5日目】