ネットの高校ブログ
フィリピンで英語漬け!
語学力と人間力を磨く「セブ島留学プログラム2024」
学園の留学プログラムの1つである「セブ島留学プログラム」を、4年ぶりに現地に渡航しでリアル開催しました。
昨年まではコロナ禍のため、オンラインで「フィリピンバーチャル留学」を実施していましたが、ようやく現地渡航型のプログラム再開となった今回のセブ島留学は、株式会社スクールウィズとの共同企画・運営のもと、レベルを問わず各々の英語力向上を主な目的とし、50名以上のN/S高生が参加しました。
このプログラムでは、2つの日程に分けて2週間ずつ、フィリピン・セブ島へ渡航しました。
【第1日程】8月18日(日)〜8月31日(土)の2週間
【第2日程】9月1日(日)〜9月14日(土)の2週間
そんなセブ島での様子をレポートしたいと思います。
■プログラム開始前
オンラインでの事前交流会・オリエンテーション
プログラムの開始に先立って、事前にオリエンテーションをオンラインにて実施しました。
「旅のしおり」に沿って、留学への出発に必要な準備やフィリピンという国がどのような国なのか、留学期間中の詳しいスケジュールなどについて説明を行いました。
また出発直前には改めて渡航についての注意点や、フィリピンへの入国に必要な「E-travel」の申請を一緒に行い、準備万端の体制で渡航日を迎えることができました。
■プログラムの日程(14日間)
【第1日程】
8月18日(日) 成田空港集合〜出発〜マクタン・セブ国際空港到着〜B’ Cebu到着
8月19日(月) 初日レベルチェックテスト〜学校オリエンテーション〜生活用品買い出し
8月20日(火)〜23日(金)通常授業
8月24日(土) ストリートチルドレンボランティア活動
8月25日(日) カオハガン島訪問
8月30日(金) 最終授業および卒業セレモニー
8月31日(土) 成田空港到着・帰国
【第2日程】
9月 1日(日) 成田空港集合〜出発〜マクタン・セブ国際空港到着〜B’ Cebu到着
9月 2日(月) 初日レベルチェックテスト〜学校オリエンテーション〜生活用品買い出し
9月 3日(火) 通常授業開始
9月 7日(土) NPO法人セブンスピリット訪問
9月 8日(日) カオハガン島訪問
9月13日(金) 最終授業および卒業セレモニー
9月14日(土) 成田空港到着・帰国
■緊張の面持ちで成田空港に集合!
待ちに待った渡航当日、参加者は成田空港に集合。
リアルでの対面は初めてとなる参加者同士。
海外が初めてという生徒も多く、初めのうちは全体的に緊張感漂う集合となりました。
最初はお互いにうまく話せない場面もありましたが、空港での団結式を終えてチェックイン、セキュリティゲートを通過、そして出国手続きを済ませて、搭乗口に向かう頃にはすっかり交流を深め楽しんでいる生徒たちの様子が見られました。
飛行機での5時間の長旅を終えて、ようやくフィリピンのマクタン・セブ国際空港に到着。
到着した頃には外はすでに真っ暗でしたが、飛行機を降り立った瞬間に湿度の高い暖かい空気に触れて、フィリピン到着を実感することができました。
語学学校「B’ Cebu(ビーセブ)」の日本人スタッフが出迎えてくださり、全員で到着の集合写真を撮影しました。
■初日のレベルチェックテストを受験して、いよいよ授業開始!
学校初日に当たる翌日には、現在の英語レベルを測定するレベルチェックテストが行われました。
一人一人の英語力をリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つの技能に分けて詳しく測定します。
スピーキングテストではかなり緊張している様子でしたが、なんとか先生の出すお題(「毎日のルーティーンを教えてください」などの質問)に回答できたようです。
レベルチェックテスト終了後は、オリエンテーションです。
学校でのルールや施設・設備の紹介を聞きながら、「この設備はフィリピンっぽい」など観察する声も聞こえました。
普段生活している日本と勝手が違うところも多くありましたが、同部屋の仲間同士で助け合いながら、セブでの生活をスムーズに始めることができました。
オリエンテーション終了後は、近くのスーパーに買い出しに行き、現地の生活を少しだけ体験。
日本と見た目が違うため、ミネラルウォーターや石鹸など必要なものを買うのに試行錯誤したり、スターバックスで英語で注文したりと、早速の海外体験を味わいました。
■語学学校での授業時間割
7:00~8:00 朝食&朝のHR
8:00~8:45 空きコマ(自習など)
8:55~9:40 1時間目(マンツーマン)
9:50~10:35 2時間目(マンツーマン)
10:45~11:30 空きコマ(自習など)
11:40~12:25 3時間目(グループクラス)
12:30~13:30 昼食
13:30~14:15 4時間目(マンツーマン)
14:25~15:10 5時間目(マンツーマン)
15:20~16:05 空きコマ(自習など)
16:15~17:00 6時間目(グループクラス)
17:00~18:00 希望制選択授業
18:00~19:00 夕食&夜のHR
■マンツーマンでの英語の授業で英語力向上!
フィリピンでの語学留学の醍醐味はなんといっても「マンツーマン授業」です。
生徒一人一人の英語レベルに合わせて授業が展開されるため、大人数クラスでの英語レッスンとは違い、英語の文法ミスや表現方法などをその場ですぐに指摘・指導してもらうことができます。
また講師との一対一の授業なので、生徒が英語を話す時間も必然的に多く確保することができるため、短期間での英語力UPには非常に効果的です。
そんなマンツーマン授業を4コマ、グループクラス(生徒6名)を2コマの計6コマを1日の中で受講します。
初めは不安や緊張が大きかった授業ですが、フィリピン人の講師のフレンドリーな授業、そしてマンツーマン授業のアットホームな雰囲気もあり、徐々に打ち解け、英語を話せるようになっていきました。
授業に対する生徒たちの声を紹介します。
S高3年 Hさん
とてもたくさん褒めてくださる先生でした。授業の進行が早かったです。コミュニケーション上手で話しやすい先生でした。
N高1年 Uさん
笑顔が素敵な先生で、質問したらしっかり教えてくれるし、授業もスムーズに進んで良かったです!難しい英語が分からない自分にも丁寧に理解するまで教えてくれて、文法の学習が楽しいと感じられました。
■週末のアクティビティでも学びがたくさん!
今回のプログラムでは、週末に2つアクティビティが催されました。
どのアクティビティも英語以外の学びがあるもので、生徒たちにとって、日本とのカルチャーギャップやSDGsに関して考える大きなきっかけとなりました。
①NPO法人DAREDEMO HEROでの研修アクティビティ
こちらのアクティビティではフィリピンに住む子どもたちを支援する団体を訪問して、実際に子どもたちとの交流を行いました。
ゴミ集積場で子どもたちが食べ物を探す様子なども知って日本との違いを感じ、このような子どもたちに何かしてあげられることはないか考えるとても貴重な機会になり、生徒たちは思い思いの感想を抱いていました。
②NPO法人セブンスピリットでの研修アクティビティ
こちらのアクティビティでは、フィリピンのスラム街で生活する子どもたちに楽器やスポーツを通じて社会参画を支援する団体「セブンスピリット」を訪問。実際にスラム街を訪れ、生活を目の当たりにした後で、その子どもたちと交流しました。
子どもたちの楽器演奏を見学する内容でしたが、楽器やスポーツが子どもたちの笑顔を作り、成長や生きる力、モチベーションとなってその後の進学や社会参画に繋がっていることが分かり、素晴らしい活動の一端に触れることができました。
日本で生活してきた生徒たちにとってはカルチャーショックもあったようですが、見学後は自身の今後の将来や夢を改めて考える良い機会となりました。
③カオハガン島訪問アクティビティ
こちらのアクティビティでは、日本人の方が所有するカオハガン島を訪れ、島の綺麗な景色やそこで暮らす子どもたちとの交流を通して、自給自足で生活する人たちについて理解を深めることができました。
島の人たちはすれ違うたびに私たちを笑顔で迎え入れてくれました。
生徒たちは口々に「足を知る」ことの大切さに触れたと話し、日本とフィリピンの生活の違い、そして島の人たちの幸せな姿を見てさまざまなことを考えたようです。
■あっという間の2週間。英語学習を終えて卒業式。
2週間前は、「英語が話せるかな」、「みんなと仲良くなれるかな」、「フィリピンでの生活に馴染めるかな」などの不安と緊張でいっぱいだった生徒も、最後の授業を終えて卒業式を迎えるころには、達成感や充足感で素敵な笑顔に満ち溢れていました。
マンツーマン授業やグループクラスで自分の英語力の足りなさを痛感しながらも必死に学習したこの2週間。1日にこんなにたくさんの時間を英語だけの勉強に費やすという機会もこの先そう多くはないかもしれません。
この留学期間に少しでも英語力を向上させて英語で話すことへの抵抗感を払拭し、さらには今後の英語学習へのモチベーションを高めることができたのではないでしょうか。
そして英語力だけでなく、感性、社会性、協調性なども大きく成長しました。
日本を飛び出して、親元を離れての生活は初めてという生徒も多かった中、日本とは全く違う環境で初めての仲間たちとの共同生活を乗り越えた生徒たち。一回り、いや二回り以上成長できたのではないでしょうか。
セブ島留学プログラムの卒業式では、一人一人に卒業証書が渡され、それぞれがこの2週間をしっかり振り返ることができました。
■2週間のセブ島留学を経験して
最終日はマクタン・セブ国際空港から朝8時ごろのフライトに搭乗して、成田空港に到着しました。
第1日程では台風の影響がありましたが、全員無事に帰国することができました。
迎えにきてくれた家族と2週間ぶりの再会に涙する生徒や、2週間頑張ったと誇らしげに話す生徒、ようやくの帰国に安堵の表情を浮かべる生徒などさまざまでした。
その後は全国各地の自宅へ向かって、帰路につきました。
最後に、参加した生徒の感想から一部を紹介します。
●S高3年 Hさん
今回のプログラムで私は「ファーストペンギンになる。やらないで後悔するより、やって後悔したい」ということを意識しながらプログラムに参加しました。そのおかげで、より深く学べる機会が増え、新しい価値観がうまれた気がしました。これからもこのことを大事にして社会に貢献し、自分の人生をより豊かに楽しくしていきたいと思えるきっかけになりました。
私の今回のフィリピンでの目標は英語力の向上ですが、それ以上に「人との関わり、新しい価値観を生み出す」、これが一番の目標でした。2週間経験してみて、無事に達成することができたのではないかと誇らしく思っています。
●S高2年 Kさん
今回のプログラムで成長させられたことは、英語で諦めずに話そうとする力です。最初はミスをすることが怖くてあまり自分から話せなかったのですが、B’ Cebuの先生たちはみんな優しく、グループレッスンに来ていた人たちも全員英語を伸ばすためにミスを厭わずにどんどん話していくスタンスだったので、私も最後には自分の間違いも全く気にせずに話せるようになりました。同時にメンタルも強くなったと思います。前よりも自信を持てるようになり、周りを気にしすぎなくなりました。特にグループレッスンでは発言をするように頑張るというより、ただ単純に楽しむことができるようになったので、これはとても大きな成長だなと我ながら思いました。
●N高3年 Kさん
セブ島での2週間の留学プログラムは、私にとって本当に有意義な体験でした。まず、英語力の向上が大きな成果でした。最初は聞き取れないことも多く、コミュニケーションに苦労しましたが、現地の先生との毎日の会話を通じて、少しずつ自信を持って話せるようになりました。特に、リスニング力の向上を実感し、スピーキングにも積極的に挑戦することができました。
また、日本とフィリピンの文化の違いにも触れることができたのは、とても貴重な経験でした。現地の人々の温かさやフレンドリーな姿勢に驚き、日本と異なる生活スタイルや価値観を学ぶことで、自分自身の視野が広がったと感じました。
思い出に残っているのは、N/S高のみんなと一緒に行ったカオハガン島です。カオハガン島で、現地の生活を少し覗かせてもらったり、お土産屋さんを見て回り、現地の人々と直接触れ合うことで、教室では学べないリアルな文化に触れることができました。フィリピンの美しい自然も満喫できたのは、特別な思い出です。
フィリピン留学全体を通してプログラムに参加できたことは、私にとって大きな成長の一歩です。これからも英語の学習を続け、さらに多くの国や文化に触れていきたいと思います。
以上、セブ島留学プログラムのレポートでした。
英語学習はもちろん、グローバルな視野を身につけ海外で生活をする経験値を積み、広い世界に羽ばたいていってほしいと思っています。
参加した生徒全員のこれからの活躍を心から祈っています。
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