No.01

本校は沖縄県うるま市伊計島蒼い海と空のもとで働く魅力

子安ちえり / N高等学校 ネットコース 教務主任
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寺戸結菜 / N高等学校 ネットコース 教員
※所属、インタビュー内容は取材当時のものです

N高等学校の本校は、透き通る蒼い海と、どこまでも蒼い空が魅力的な沖縄県うるま市伊計島にあります。サトウキビ畑が広がるのどかな島にある“沖縄伊計本校”。プレミアムスクーリングで訪れた生徒たちと過ごす日々は、教職員にとってもかけがえのない宝物です。本校勤務だからこそ経験できる魅力を紹介します。 所属、インタビュー内容は2019年12月取材当時のものです

KOYASU CHIERI
TERADO YUINA

沖縄が好きだから!
N高と運命的な出会い

寺戸 私たちは新卒でN高等学校に入職し、現在は沖縄伊計本校で勤務していますが、私は日々「これほど魅力溢れる場所はない」と感じながら働いています。

子安 寺戸さんは、そもそも“沖縄が大好き”ですもんね。

寺戸 大好きです! 私は東京都出身ですが、自然とダイビングが好きで「沖縄で働きたい」と考えていました。就職活動中に訪れた説明会でN高のブースが入り口近くにあり、なんとなく話を聞いたんです。そしたら、“本校は沖縄県うるま市の伊計島”。 「これは、N高で働くしかない」と、運命の出会いでした。
……なんだか入職理由が「学校教育に熱い想いがありまして」とかじゃなくて、すみません。

子安 いいじゃないですか。寺戸さんが楽しそうに働いているから、私もパワーをもらっています。他県からスクーリングで本校にやってきた生徒たちにも「魅力を伝えるぞー」っていう雰囲気が伝わってきますよ。

寺戸 沖縄に来るのが初めてという生徒が多いですからね。生徒を那覇空港まで出迎えて、バスで本校に向かうのですが、伊計島の海を見て「おおっ!」と歓声を上げる生徒もいますよね。
自然溢れる場所で数日間、仲間たちと学び過ごす。最初は緊張していた表情が、どんどん笑顔になっていく。

子安 言葉にはならない“何か”かもしれませんが、一人ひとり“何か”を見つけてくれたのかなと感じることができます。

寺戸 生徒たちのワクワクしている姿が、私たちの何よりの宝物です。

子安 本当にそうですね。N高のスクーリングは他県でも行っていますが、沖縄のスクーリングは“プレミアムスクーリング”といって、地域や文化活動があります。爬竜船(はりゅうせん)に乗ってハーリーを体験したり、海が苦手な生徒は砂浜でビーチフラッグしたり。

寺戸 そうそう。ビーチフラッグは、私たちがお手本をするのですが、フラフラになることが多く、生徒たちが「先生、ヤバッ!」って大爆笑してくれますね。

子安 教職員のほうが何度もやっているのに、初めて挑戦する生徒のほうが上手ですね。

寺戸 ほかにも、伝統芸能のエイサー鑑賞や芋掘り体験なんかがあります。そして、なんといっても宿泊先のホテルから眺める景色。

子安 伊計島のサンセットは美しいんです! スクーリングのときは、教職員も生徒とホテルに宿泊しますが、景色を見た瞬間の生徒たちの笑顔が最高!

寺戸 2019年の10月のスクーリングでは、朝焼けが特に綺麗だったので、朝食の前にみんなで「ミニフォトコンテスト」を開催しました。伊計本校でのプレミアムスクーリングは生徒たちにとっても、いい思い出になっているんじゃないでしょうか。
「先生、一緒に写真撮ろう」とか、スクーリング後に生徒が「楽しかったです、ありがとうございます」とメッセージをくれたり、1年めに沖縄のプレミアムスクーリングに参加した生徒が、2年めも来てくれたり。

子安 そうそう。2年めの参加時に「久しぶり」って声をかけると、生徒たちが「覚えてくれたの!」ってとっても喜んでくれるんですよね。

寺戸 私たちとしては「覚えてるよ〜」となります。だって、出会った生徒の数だけ、私たちには思い出がありますから。私は「沖縄が好き!」という思いから今に至るわけですが、本当にN高に入職してよかったです。

memo

左から、ハーリー体験、エイサー体験、伊計島の景色

本校しか行えない校務分掌
N高の核に携わる責任

子安 沖縄伊計本校の教員は、ネットコースの教職員としての業務のほかに、“校務分掌”〔※〕がありますね

寺戸 そうですね。N高は全国にキャンパスがありますが、校務分掌ができるのは、本校だけ。初めて聞いたときは「N高の核に携わるのが本校なんだ」と思いました。

子安 N高の生徒数は1万人以上。つまり、それだけの生徒の未来を担うことになります。入学前の手続きや学籍管理など、校務分掌の業務は多岐にわたりますね。

寺戸 伊計本校に勤務しているからこそできる業務なので責任感を感じます。

子安 そうですね。これぞまさしく“本校業務”という感じです。

寺戸 少し話は変わりますが、N高はKADOKAWAとドワンゴが創ったネットの高校で、“企業×学校”というだけあり、物事の決定や、変化のスピードがものすごく早い。入職当時は、圧倒されてしまいました。

子安 私もです。自分たちがやりたいことは、提案する。そして、意見が通る環境がある。おかしな言い方ですけど「東京的だ、未来的だ」って感じましたね。

寺戸 ただ、こうしてN高で働いていると、今はそのスピード感と変化こそ大切なんだと思うようになりました。

子安 N高にはキャンパスの教職員もいれば、運営業務を行う法人本部には専門的な知識をもった職員もいます。教職員とその道のプロフェッショナルがいるからこそ、スピード感が出せるんでしょうね。

寺戸 本当にそうですね。そして、N高のスピード感は、今の時代の生徒には合っているように感じます。

子安 ICTツールひとつとっても、生徒はどんどん利用して、ぐんぐん成長していく。Slackを使えばどこにいても担任の先生に質問ができる。

寺戸 まさに“ネットの高校”ならではの魅力だと思います。

校務分掌:学校の運営上必要な業務分担であり、その目的のために編成された組織のこと。

沖縄で働く魅力
すっかり島に溶け込んだ

子安 沖縄伊計本校の教職員同士は、ただただ仲が良い。気がついたらみんな一緒にいる……みたいな。もちろん強制ではないので「今日は、私は不参加でーす」っていう日もありますけどね。

寺戸 そうそう、みんな思い思いに沖縄を満喫していますよね。

子安 先日、東京の職員に「沖縄の教職員って、服装が年中変わらない」って、言われたんですよ。たしかに、Zoom〔※〕をつないで行われるN高の全体ミーティングのとき、東京の職員はニットを着ているけど、沖縄は薄着なんてことはありますが……。

寺戸 あるある。でも、沖縄だって寒くなりますよね?

子安 万年常夏ですけど……それなりに寒くなりますよ。

寺戸 長袖だって着ますよね?

子安 そう、それなりに着ます! いつも他のキャンパスの方と話すると、コントみたいになりますよね。

寺戸 全国に仕事仲間がいるのも、N高で働く魅力のひとつですね。教職員用のSlackの雑談チャンネルは、読むだけで楽しいです。

Zoom:パソコンやスマートフォンを使い、オンライン上でミーティングやセミナーができるビデオ会議アプリ。N高等学校・中等部では、WEB面談やキャンパスをつないで行う授業など多くの目的で使用されている

子安 伊計本校の教職員は、仕事するときは仕事して、楽しむときは楽しむ。伊計島ハーリー大会に教職員チームで参加して、島の方たちとガチで勝負したこともあります。さすがに島のみなさんは手強かったです。

寺戸 前日の土曜日に会場のビーチをみんなで草刈り、日曜日がハーリー大会、月曜日から仕事みたいな感じでしたね。

子安 そうそう。ほかにも、海でマリンスポーツしたり、古宇利島まで星を見に行ったり、マラソン大会に出てみたり、バーベキューやかき氷パーティーなんかもしましたね。

寺戸 水上バイクとかスキューバーの免許を取る人もいますね。もう、すっかり伊計島に溶け込んで生活してますよ。

子安 私たちがこれほど、伊計島を愛していられるのは、沖縄のプレミアムスクーリングに来てくれる生徒たちが、沖縄の文化に触れ、景色に感動してくれるからですね。

寺戸 生徒たちの表情を見ていると、この光景は“当たり前のものではなく、沖縄の素晴らしい財産なんだ”と毎回、再確認できますから。

子安 本当ですね。これからも伊計本校の教職員として、もっともっとN高の魅力を沖縄県から発信していきたいですね。

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