通信制高校の
メリットやデメリット

毎日のように学校に通う全日制高校や定時制高校と異なり、通信制高校には独自の学習スタイルがあります。通信制高校を検討するにあたって参考にしたい、メリットやデメリットを紹介します。

メリットその1・
時間を自由に使える

通信制高校とは、全日制高校や定時制高校とは異なる方法で高卒資格を取得できる高校です。
全日制高校や定時制高校とは、平日の日中や夜間に学校へ登校し、単位を取得していく形式の高校です。一方で通信制高校は、毎日学校へ登校する必要はなく、レポートやテストを郵送やパソコン通信で行うことによって高卒資格を取得します(ただし年に一定期間「スクーリング」という面接指導があります)。このような特長があるため、自身のライフスタイルに応じて学習計画を立てられる点が通信制高校のメリットといえます。そのため通信制高校に通うのは、働きながら高卒資格取得を目指す人、何らかの事情で高校を中退したり転校したりした人、発達障害や不登校などで全日制高校に通いづらい人などさまざまです。さらにスポーツや芸能活動など、学業以外の活動に専念したい人も、通信制高校を選ぶことがあります。したがって生徒の抱える事情や年齢が多様であることが、通信制高校の特長といえます。

N高とS高の
ネット学習とスクーリング

ネットの高校のスクーリングは、1・3年次で年7日間程度、2年次で年8~9日間程度(標準履修でかつネット学習の状況により適用される日数)参加する対面形式の授業で、高校卒業資格取得のために必要な必修授業のひとつです。在籍校の本校または全国のスクーリング会場で履修科目の授業や特別活動を学習します。原則2年次に参加する本校スクーリングでは、課外活動として芸術鑑賞などを行っています。

メリットその2・個々の生徒をしっかりサポートする体制

通信制高校には、働いている人やスポーツなどの活動に専念している人など自分の夢に向かって活動している生徒だけでなく、不登校などで毎日学校に通うことが不安な人、病気やケガで学校を休み学習に遅れをとってしまった人など、さまざまな背景をもつ生徒がいます。多用な生徒に対応することができるのが通信制高校です。

N高とS高の
生徒へのサポート体制

ネットの高校では、所属コースにかかわらず全ての生徒にメンター〔※〕がつき、コミュニケーションツールやビデオ会議システムを用いて生徒の学習やスクールライフをサポートしています。電話・メール・Slack・Zoomなどで学習・生活・進路などについて相談できます。

※メンターとは、生徒の学びや進路実現に向けたサポートをする教育スタッフ。N高とS高では、所属コースにかかわらず全ての生徒に複数のメンターがつき、生徒の相談内容によって最適なメンターを配置しています。

メリットその3・自分に適したペースで学習できる

全日制高校などの場合、1年間で取得すべき単位数が決まっており、それが取得できなければ留年となってしまいます。授業の時間割りは一律に決められており、単位取得のための試験も、各学期2回ずつ定期的にやってきます。そのため普段の授業についていかなければ、単位を落としてしまうという可能性があるのです。一方で通信制高校の場合、レポートの提出期限はあるものの普段の学習は自分のペースで行えます。空いた時間に勉強したり、分からないところは何度も復習することができます。自分の理解力や生活スタイルに合わせて学習を進めることができるのです。また学校によっては在籍の期限を設けていないところもあるため、3年以上かけて高卒資格を取得する人もいます。留年したらどうしよう、周囲より成績が悪かったらどうしよう、といった不安を抱えることなく、自分の理解度に合わせて勉強に取り組めることも通信制高校のメリットです。

N高とS高の
学習スタイル

ネットの高校では、映像と教材が同一画面で見られるオリジナル学習アプリ「N予備校」を用いて、パソコン・スマートフォン・タブレットを利用し学習します。映像学習からレポート提出までをネットで行えるため、時間や場所を選ばず自分のペースで効率よく学習を進められます。ネット学習の利点として、授業を理解するまで、何度も映像授業を視聴でき、自分の理解度に合わせた学習が可能です。さらに、2021年4月からはVRを機器を用いて学習ができるようになりました(VR学習は選択制)。

デメリット・
とにかく自主性が重要

自由度の高い通信制高校だからこそ生じるデメリットもあります。それは、自主性が何よりも重要になるということです。全日制高校や定時制高校と異なり、毎日学校に通って、決められた授業を受けるわけではありません。自身で学習計画を立て、それに沿って日々の勉強やレポートをこなしていくことになるため、自分で決めて自分でやりとげる力が大切なのです。しかし、場合によってはうまく学習を進められなかったり、計画からズレが生じてしまったりすることもあるでしょう。その場合は、学校にいる教師やカウンセラー、学習センターのスタッフなどに相談しながら、再度ペースを立て直してみましょう。自主性が重要ですが、決してひとりぼっちなわけではありません。
通信制高校に登校する「スクーリング」の日には、ホームルームやイベントなど、生徒や教師たちがコミュニケーションを図る機会が用意されています。このような機会を十分に活用することで、通信制高校に通っていても新しい友だちを作ることができるでしょう。このように通信制高校にはメリットだけでなくデメリットもありますが、サポートを上手に受けることで、必ずしもデメリットではなくなる可能性もあります。

N高とS高では
自主性をアシスト

ネットの高校では「マイページ」にアクセスすることで、必修授業の学習科目・レポート提出期日・成績の確認や学習上の疑問点を質問が行えます。生徒マイページはメンターとも共有しており、学習が進んでいない生徒に学習を促す連絡をします。なお、マイページは保護者も確認できます。さらに、コミュニケーションツールSlackを使えば、いつでも友だちと盛り上がれます。N/S高生にとってSlackを開くことは学校に登校するような感覚。Slackはネットの“学校空間”。メンターや友だちと学習・部活・趣味の話ができます。

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