通信制高校はレポートと
スクーリングで卒業できる

通信制高校は、全日制高校や定時制高校と同様に高校卒業の資格が得られます。しかし、カリキュラムが全日制高校などとは大きく違っています。そこで、通信制高校のカリキュラムの中心となるレポート提出とスクーリングについてお伝えします。

通信制高校はレポート中心でカリキュラムが組まれている

さまざまな理由で通信制高校への入学を選択する人がいますが、テストなどのスクリーニング(適格審査)で落とされて通信制高校を卒業できなかったらどうしようと不安を感じている場合もあるでしょう。しかし、そのような心配は無用です。通信制高校のカリキュラムはレポートとスクーリング(面接授業)があります。レポートとは、指定されたテキストやネット動画などで自習したことを主にした問題を解く形式のレポートを仕上げて提出するものです。提出したレポートは添削され指導を受けることができます。一般的な科目数を選択している場合は、月に5本から10本程度のレポートを作成することになるでしょう。科目ごとに用意されたレポートをきっちり提出することが卒業の条件になっている場合がほとんどです。郵送やネットで提出するのが一般的です。通信制高校は毎日学校に行くわけではありませんので、このレポートがカリキュラムの中心になります。

N高とS高の
ネット学習の進めかた

ネットの高校の必修授業は主にネット学習・スクーリング・テストの3つです。この3つが高校卒業資格の取得に必要な学習です。学習は、映像と教材が同一画面で見られるオリジナル学習アプリ「N予備校」を用いて、パソコン・スマートフォン・タブレット・VR機器を利用して行います。映像学習からレポート提出までをネットで行えるため、時間や場所を選ばず自分のペースで効率よく学習を進められます。生徒一人ひとりにメンター〔※〕がつき、学習における疑問点をICTツールを利用して、気軽に質問できます。

※メンターとは、生徒の学びや進路実現に向けたサポートをする教育スタッフ。N高とS高では、所属コースにかかわらず全ての生徒に複数のメンターがつき、生徒の相談内容によって最適なメンターを配置しています。

通信制高校のスクーリング(面接授業)とはどんなものか?

自習をしていくと分からないことがあったり、相談したかったりすることもあるでしょう。そういった場合に対応するために用意されているカリキュラムがスクーリングです。適格かどうかチェックするという意味のスクリーニングと似た言葉ですが、スクーリングはスクリーニングとは違います。スクーリングとは、スクールが変形した言葉で、通学して面接授業を受けることをいいます。授業を受ける場所は通信制高校によってさまざまですが、指定されたスクーリング会場に通い、先生から指導を受けられるようになっているのが一般的です。ただし、自由参加ではなく、科目ごとにスクーリングの最低日数や時間が決まっていて、それをクリアしないと通信制高校の卒業は認められません。そのため通信制高校に通うことになった人は、最低限どの程度通学しなければならないかといった点は気になるでしょう。

スクーリングで求められる
通学日数と単位

スクーリングで求められる通学日数は、通信制高校によってさまざまです。また、スクーリングのプログラムも通信制高校によって大きく違っています。まず、通学日数についてですが月に2回ぐらい登校することが求められる学校もあれば、1年に1回3泊4日の泊りがけで行うという学校もあります。また、原則日曜日で年16回というところもあれば、年間76時間と定めている学校も存在します。気になるスクーリングの内容ですが、こちらも学校によってさまざまなカリキュラムが組まれています。一斉授業の場合もあれば個別指導のケースもありますし、中には、体験学習や芸術鑑賞などをスクーリングカリキュラムとしている学校もありますので、自分に合った学校を選ぶと良いでしょう。

N高とS高の
スクーリング

ネットの高校のスクーリングは、1・3年次で年7日間程度、2年次で年8~9日間程度(標準履修でかつネット学習の状況により適用される日数)参加する対面形式の授業で、高校卒業資格取得のために必要な必修授業のひとつです。在籍校の本校または全国のスクーリング会場で履修科目の授業や特別活動を学習します。原則2年次に参加する本校スクーリング(N高生は沖縄うるま市伊計島、S高生は茨城県つくば市)では、魅力あふれる場所で仲間と一緒に学び、語り合う日々は高校生活の大切な想い出になります。授業は学習本来の学ぶ楽しさを体現した“考えること”と“伝えること”がベースとなったカリキュラムです。なお、スクーリングの日程などは学校ごとに異なるため、生徒は在籍する学校のスクーリングに参加します。

スクーリングを受ける場合の注意点とは?

スクーリングを受ける場合の主な注意点があります。1つ目は、登校日が指定されている場合は体調管理をしっかり行って欠席しないようにすることです。欠席すると、単位が足りず、せっかくレポートを休まず提出しても卒業できない可能性がありますので注意が必要です。2つ目は、普段の自習やレポート作成で解消できなかったことをメモしておき、スクーリングのタイミングで確認して疑問点を解消することです。

N高とS高の
スクーリングを受けるには

1年次と3年次に参加する「全国拠点のスクーリング」と2年次に参加する「本校スクーリング」はどちらも年に複数回行われています。ネットの高校の生徒には、スクーリングの日程をICTツールや「マイページ」からお知らせしています。生徒は、自身のスケジュールに合わせて申し込みを行い、参加します。

通信制高校には多くの
メリットがある

通信制高校は全日制高校とは違い、毎日学校に通う必要がありません。そのためさまざまな環境に置かれている人が利用できるという特長があります。N高等学校・S高等学校のようにスクーリング日数が少なめでネット上のサポートが充実している学校もありますので、通信制高校それぞれの特長を調べて学校選びを行ってください。

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