
このブログは、N高等学校大宮キャンパス3年生の、さわさんが執筆しました。
こんにちは!生徒会組織の一つで、学内イベントやウェブメディア運営を行う「メディア広報委員会」のさわです。
2025年9月、生徒会主催のワークショップ『生徒会が108名をご招待!大阪・関西万博に無料で行こう!』が実施されました。このプログラムは事前学習、現地体験、振り返りの3部構成で開催されました。
今回は、参加者の一人として現地ワークショップのリアルな様子をお届けします。体験学習に興味がある方はぜひご覧ください!
プログラム概要
プログラム名:『生徒会が108名をご招待!大阪・関西万博に無料で行こう!』
開催場所:EXPO 2025 大阪・関西万博
- 事前ワークショップ (Zoom):9月9日
- 万博事前学習、パビリオンの予約準備
- 現地ワークショップ:9月24日
- 万博の現地体験
- 事後ワークショップ (Zoom):11月5日
- 振り返り
いざ大阪万博へ!
このワークショップは基本的にグループ活動です。事前交流はあったものの、グループメンバーとリアルで顔を合わせるのはこの日が初めてでした。
会場に着くと、N高グループの参加者がグループごとに並んでおり、その人数の多さにあらためて驚きました。自分のグループメンバーに声をかけると、すぐに打ち解けることができました。
生徒会や参加者全員での集合写真撮影後、いよいよグループごとにゲートから入場し、現地ワークショップがスタートしました。
大屋根リングを散策
まず私たちのグループは、万博のシンボル「大屋根リング」へ。万博会場をぐるっと囲むこの全長約2kmのリングをエレベーターで上がると、空がぐんと近く感じられました。

自由気ままなパビリオン巡り
私たちのグループはパビリオンの先着予約に敗れてしまったため、予定を決めずに自由に過ごすことにしました。
どこも混雑する中、比較的入りやすかった「ノルディック・サークル」に入館。ここは北欧5カ国(デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン)の共同パビリオンで、建物の一面に広がる写真やプロジェクションマッピングを通じて、サステナブルな取り組みが紹介されていました。特にスクリーンが廃棄予定のお米で作られたライスペーパーだと知り、早速サステナビリティを実感しました。突発的に入ったパビリオンでしたが、「本気で北欧に住みたい!」と言い出すメンバーがいるほど魅力的でした。

その後は、昼食場所までの道のりをのんびり散策。面白そうなものを見つけて写真を撮ったり、寄り道を楽しみました。

素敵な万博グルメ
昼食は「ORA外食パビリオン 宴」へ。まず2階の食品ロスに関する展示エリアを見学し、その後に1階で食事を楽しみました。
1階には様々な飲食店があり、テイクアウトをすることができます。おにぎりやサンドイッチ、ソフトクリームなどを買って、外で一緒に食べました。溶けてしまうソフトクリームに苦戦したり、万博カラーの赤(ケチャップ)と青(マヨネーズ)のソースをかけた唐揚げに「視覚と味覚が混乱する!」と盛り上がったり、楽しい時間を満喫しました。
どすこいゲームで大盛り上がり!
再び参加者全員で集合した後、学園側が団体予約した「大阪ヘルスケアパビリオン」へ。私たちのグループは最後の組だったため、約1時間の待ち時間が発生しました。
しかし、その待ち時間に「どすこいゲーム(親指の数と指定文字から始まる言葉を早出しするゲーム)」や、持参していたトランプでのババ抜きで大盛り上がり。罰ゲームをかけて本気で取り組み、あっという間に待ち時間が過ぎました。
25年後の自分とこんにちは
近未来的なヘルスケアパビリオンに入ると、まず一人ひとりに「リボーンバンド」というリストバンドがつけられます。一人ずつ個室に案内され、自分の写真を撮ると、「未来のフロア」で25年後の自分に会うことができるのです。
ヘルスケアパビリオンではいくつもの展示があります。ミライの運動や美容、空間除菌シャワーなど、近未来的な展示を夢中で体験しました。
特に盛り上がったのは、25年後の自分たちが登場する「リボーンパレード」です。壁一面の大画面で、未来の大阪を舞台に自分たちが愉快に踊る姿を見て大爆笑。知らない人のパレードも楽しめますが、自分や友だちが登場すると面白さが増します。
大きなモニターに映し出された未来の自分の姿に、グループメンバー同士できゃっきゃと盛り上がりました。
約1時間半の滞在を終えてパビリオンを出ると、陽も傾いて涼しくなっていました。そろそろ解散時間が近づいてきます。
一期一会にありがとう
お土産屋さんは大混雑していたため、そのまま集合場所へ。一日を共に過ごしたグループの仲も深まり、道中も話が弾みました。
全グループが集合すると、みんな万博を満喫した充実の表情をしていました。引率スタッフや生徒会からの挨拶があり、プログラムは幕を閉じました。
参加生徒のリアルな声
グループメンバーから寄せられた感想を紹介します。
- Aさん
昼食をとった際に唐揚げを食べました!そこの唐揚げにお好みでかけるソースの色が赤と青で、初めて青のソースを食べたので新鮮でした。
- Fさん
万博会場に入り、最初は見たことないものばかりで不安でした。歪な形をした建物、高すぎる木造建築物、その全てに驚きを感じました。しかしリングの上から見た万博は絶景そのもので、目を奪われ、前を向いて歩くことを忘れて何度も足をつまづかせるほどでした。
グループのみんなが温かかったこともあり、僕は次第にテンションが上がっていきました。グループのみんなと歩いた万博はいい思い出で忘れることはありません。
最初は不安だった場所もすぐに興味が湧き、次々と写真を撮って、楽しくてしょうがなかったです。
混んでることもあり、多くのパビリオンをまわることはできませんでしたが、持ち帰った思い出は抱えきれせん。見たことない建造物、未経験な技術の体験、これを目の当たりにした時の僕は驚きのあまり語彙力を失い、「かっこいい」の一言しか出ませんでした。「未経験なものにぶつかることで新たな興味が生まれる」ことを改めて実感しました。
歩きすぎて疲れきった足も、今ではいい思い出です。僕は今回のワークショップに参加できて良かったと心の底から思います。
- Kさん
万博では班のみんなとたくさん話して、自然と仲良くなれたのがすごく嬉しかったです。広い会場を一緒に歩き回って、 ちょっと疲れたけど、それも含めて楽しい思い出になりました。 ご飯をみんなで食べた時間も、笑いが絶えなくてほっとするひとときでした。一日があっという間で、 またみんなとどこか行きたいなって思えるくらい、心に残る時間でした。
最後に
この学園にはさまざまな体験学習があります。「参加したいけれど一人じゃ不安……」と感じる方も多いかもしれません。
でも、きっと大丈夫です。 私はこれまで様々なワークショップに参加してきましたが、現地で一人ぼっちになっている人を見たことがありません。初対面でも同じ作業を通して自然と会話が生まれたり、周りの参加者が輪に巻き込んでくれます。
また、友だちを誘ってみるのもおすすめです。仲の良い子が隣にいるだけで心強いですし、共通の思い出も増えます。私も友だちと一緒に参加をし、気持ちがずいぶん楽になりました。
このワークショップに参加したことで、高校生活の中でまた一つ素敵な思い出が増えました。
最後までお読みいただきありがとうございました!



