2025年5月、N高グループの生徒を対象に、プログラミングとデザインを学べる大学体験イベントを実施しました。今回は、大阪工業大学ロボティクス&デザイン学部にご協力いただき、「システムデザイン学科」と「空間デザイン学科」の2学科で、N高グループ限定の体験授業を開催しました。
体験授業の概要
大学概要説明:大阪工業大学について深く知る30分
午前授業:システムデザイン学科「IoTで創る、スマートホームシステム」
午後授業:空間デザイン学科「ペンスタンドのデザイン」
キャンパスツアー:都市型・梅田キャンパスを巡る
体験授業の様子
冒頭では、入試ご担当者様から大阪工業大学の概要や各学部の特色、入試制度について詳しい説明がありました。
午前の授業は、システムデザイン学科によるプログラミング授業「IoTで創る、スマートホームシステム」でした。これは、IoT(モノのインターネット)技術を活用し、家電製品や住宅設備などをインターネットに接続して遠隔操作や自動化を可能にする住宅システムのことです。生徒たちは、電気機器を制御する小さなコンピュータであるマイコンを使い、回転速度などを設定し、精密に制御できるサーボモーターを動かしました。遠隔で壁のスイッチを操作するプログラムを、実際に操作するハンズオン形式で一から作成しました。
最初はマイコンの起動や通信に苦戦する場面も見られましたが、教授の解説により、多くの生徒がサーボモーターの操作を理解していきました。
午後の授業は、空間デザイン学科による「ペンスタンドのデザイン」でした。ワークショップでは、アクリル板を使い、使いやすさとデザイン性を兼ね備えたオリジナルのペンスタンド制作に挑戦しました。実用的で個性のあるデザインを考えながら、試行錯誤して制作する姿が印象的でした。この制作を通じて、使いやすいデザインと造形の関係について学ぶことができました。
最新のキャンパス設備
授業後には、キャンパスツアーを実施しました。地下2階から地上21階の高層ビルからなる大阪工業大学 梅田キャンパスは、まさに都市型キャンパス。最新の設備が整っており、普段では味わえない貴重な体験となりました。
特に印象的だったのは、eスポーツに関する設備の充実ぶりです。レーシングシミュレーターやVR機器も完備されていました。また、梅田の街並みを一望できるキャンパス最上階の食堂からの眺めは圧巻でした。
参加生徒の声
参加した生徒たちからは、多くの感想が寄せられました。
- 「大学のイメージが大きく変わり、大阪工業大学には自分の興味がある分野ばかりで、進学への意欲が高まりました。」
- 「教授方が非常に親切で、専門知識を惜しみなく教えてくださいました。清潔で充実した学習環境が印象的でした。」
- 「自分の興味のある分野で多くの可能性を見出せると感じました。」
- 「想像以上に先進的な取り組みがされており、大学がビルになっていることに驚きました。」
- 「専門的で質の高い内容を体験できました。」
- 「工学について深く学べる学校という印象を受けました。志望校の一つとして検討したいです。」
- 「ロボット工学だけでなく、デザインや情報、経済など幅広いことが学べる学校だと感じました。」
- 「キャンパスの設備が整っており、実践的な学びができる環境に驚きました。教授方や在学生の雰囲気も温かく、質問にも丁寧に答えてくださり、とても親しみやすさを感じました。」
- 「貴重な体験をさせていただき、感謝しています。」
- 「自分のアイデアを形にする難しさとともに、その楽しさを実感できました。特に、プログラム通りにモーターが動作した際の達成感は大きく、ものづくりの面白さを改めて実感しました。」
今後の活動について
N高グループでは、プログラミングやデザインに関心のある生徒が、自身の進路について考えるきっかけとなるようなイベントを今後も企画・実施していきます。