学校関係者・著名人から
メッセージ
個性を将来へつなげる場所が、
N高グループ
校長
N高等学校 校長
R高等学校 校長就任予定
(2025年4月開校準備中)
奥平 博一
ネットの高校で自分にとっての学びを
深めてください
S高等学校 校長
吉井 直子
皆さんにとっての
「きっかけの場所」でありたい
理事長・理事
山中 伸一
ネットを駆使した未来の学校で
やりたいことを見つけてください
学校法人角川ドワンゴ学園 理事長
鈴木 敏夫
読解力を身につけるのは生きる上で大切
N高グループならオンライン教育で
その力が養えると期待しています
学校法人角川ドワンゴ学園 理事
株式会社スタジオジブリ代表取締役
中村 久美子
社会のルールが変わったように
学校という形も変わらなければならない
学校法人角川ドワンゴ学園 理事
株式会社関西国際学園 代表取締役社長
夏野 剛
これからは自分の得意なモノは何かを
知っている若者が求められる
学校法人角川ドワンゴ学園 理事
近畿大学 情報学研究所長 特別招聘教授
株式会社KADOKAWA
代表取締役社長
株式会社ドワンゴ 代表取締役社長
奥平 博一
30年以上教育関連事業に携わり、通信制高校の可能性を信じ、N高等学校の設立準備から参画。
N高等学校は開校以来、常に未来を考え生徒にとってプラスになると考えた、さまざまな新しい教育活動に取り組んできました。そういった活動に共感をいただき、自分たちもその教育環境で活動してみたいという期待を抱いた多くの方々にご入学をいただいています。高校時代に自分の得意なことを見つけ、その学びを深めることができます。そして、より深く専門的に学びたいという想いを持って、専門学校や大学に進学・就職してほしい。そんな本来あるべき進路を目指してもらいたいです。
だからこそ、課外学習は将来の「自分の居場所」を社会のなかで見つけるヒントになるように、実学を意識した学習内容となっています。平均的に全ての学びや苦手なことよりも、得意な学びや興味を持つ活動、何よりも面白そうだと思えること。そんなことに取り組んでもらい、自分の道をN高で見つけてほしいと考えます。
教育は、社会が必要とする人材の育成にあたるわけですから、より未来を考えた教育活動を行う責任があり、新しい活動に挑戦していくことが求められているのです。未来を生きるのは皆さんです。将来は、こうあるべきだと押しつけるつもりはありませんし、押しつけることはできません。N高で自分の居場所を見つけて、社会との多くの接点を持つことを通じて、自信を持てるようになり、より自分にとっての学びを深めていただきたいと思います。未来は、必ず誰にでもやってきます。時を止めることができません。誰から何を言われようと、自分の未来は、自分で創っていくしかないのです。
吉井 直子
10年以上通信制高校に携わった経験を生かし、2014年より沖縄に渡り、N高等学校の設立準備より参画。開校後は運営部門を経て、学校事務部門の責任者として学校運営のバックオフィスを支える。
皆さんが学校に求めるものは何でしょうか?
私はN高の設立前より参画し、開校後は学校運営を通してさまざまな考えを持つ生徒と出会いました。N高グループは、そんな生徒一人ひとりの「理想の学校」をしっかりと受けとめ、常に変化していける学校でありたいと考えています。 社会が変わっていく中で、“学校”もただの組織や建物ではなく、そこに集まる人たちの活動内容が大切であると見直されてきています。より個々の学びを深め、発展させられるよう、N高グループはネットとリアルのコミュニケーションの形を強化していきます。
長い人生の中で高校生の時間はとても短いですが、その後の人生に大きな影響を与える時間でもあります。時間の使い方は「自分で選択できる」そして「想いや選択によって自分で変えられる」ことを、皆さんに体験してもらいたいです。それと同時に、選択に対しての責任も、N高グループでの活動を通して学んでもらいたいと思います。
N高グループでは多様な社会経験を持つスタッフが、それぞれの経験を生かして、生徒たちの想いに寄り添う仕組み作りを行っています。これからの未来に生きる皆さんの応援団が大勢控えていますので、思い切りチャレンジすることを楽しんでください。 皆さんの人生は自分自身のものです。他の誰かに遠慮をする必要はありません。自身が納得する人生を歩むための居場所を探す。刺激を受けられる人や物と出会う。興味を追求するための時間を用意する。N高グループが皆さんにとって、そんな「きっかけの場所」になることを願っています。
山中 伸一
東京大学法学部卒業後、文部省(現・文部科学省)に入省。内閣府審議官(教育再生会議担当室副室長)、初等中等教育局長、文部科学事務次官を歴任。退官後、外務省駐ブルガリア特命全権大使を務める。2018年6月20日より学校法人角川ドワンゴ学園理事長就任。
N高とS高の生徒数が2万8千人を超え、日本最大のネットの高校となり、まもなくR高(2025年4月開校準備中)がスタートします。さらにAIを活用した学習も始まりました。
N高は2016年にスタートし、ネットを駆使した未来の学校を目指しました。オンデマンド授業を自宅で学べるので、生徒は自分の好きな時間に自分のペースで自分の選んだ授業を受けることができます。オンライン配信授業を先生と生徒が双方向でやり取りする双方向授業もあります。生徒同士のやり取りもオンラインで行い、友だちができるオンライン高校になっています。
N高グループではICTツールが日常的に使われています。メンターと生徒、生徒同士のやり取りにはSlackというIT系企業で使われているビジネスチャットツールを使っています。Googleの教育用 Google Workspace for Education を使った資料のやり取りや日程管理など、企業で使われているビジネスソフトを使った授業や活動も盛んです。高校を卒業するまでに、社会で働く際に必要となるITスキルを身につけることができます。
N高グループの特色はオンライン授業やITスキルだけではありません。ネットで友だちを作れることも大きな魅力です。ネットの教育でコミュニケーション力や社会性が育たないのではと心配する方も多いと思います。N高グループでは、これまでネット遠足、ネット部活など、仲間と楽しみ、社会性を育む学校づくりを大切にしてきました。オンラインゲームの『ドラゴンクエストX』を使ったネット遠足には多くの生徒とスタッフが参加し一緒に協力して戦います。新しく始まる普通科では、VRを使い教室で仲間と一緒に学んでいるような環境を実現しています。また、イカ釣り体験、刀鍛冶体験、酪農体験など、地方公共団体や企業と連携し日頃体験できないさまざまな社会体験活動にも挑戦できます。
N高グループで将来やりたいことを見つけ仲間と学ぶ。ネットを駆使した未来の学校として、N高グループはこれからも進化し続けます。
鈴木 敏夫
1978年に創刊された『アニメージュ』の2代目編集長を務める。1989年にスタジオジブリに移籍、以降スタジオジブリの映画のプロデューサーを務めている。
新型コロナウイルス感染症の騒ぎのなか、小学3年生の孫も学校には行けないのでタブレットを使ってオンラインで勉強をしています。孫の母親――つまり僕の娘は、子どもの姿を見て「前よりも規則正しい生活を送るようになった」と喜んでいました。とはいえ、オンライン授業にも何か弱点はあるんじゃないかと、子どもたちに「オンライン授業って実際どうなのか」と聞いたところ、みんな口を揃えて「オンラインのほうがいい」と言うんです。「嫌いな子と顔を合わせなくていいから」と。ちょっと悩みました。イヤな同級生とも付き合うことも大事な教育なので。ともあれ、開校当時から教育のオンライン化を進めてきたN高は、このコロナ禍で強みを発揮していますね。ただ、教育がどんなカタチになったとしても、本来の教育の軸は「読み・書き・そろばん」だと思います。スマートフォンの普及で言葉を文字にして発信することは得意になったけれど、「読んで理解する」ということには訓練が必要な子が多いです。フランスでは小学校の教育によく映画を用いていて、映画を子どもたちと見て、見終わったら「この映画はどういうお話でしたか?」と、子どもたちに内容を最初から答えさせるんです。よく求めがちな「感想」ではないんですね。誰かが内容を飛ばしてしまったとしても、誰かがそこを答える。それこそが、自分たちが今見たものを正確に理解するための訓練なんです。江戸時代にあった寺子屋も同じです。当時、本がたくさんあったわけではなく、教科書は論語。子どもたちは自分で理解して考えないといけないので、読解力を身につけていました。人間、生きるうえで文章を読んで正確に理解し、それを自分の言葉で人に伝えることができるというのはとても大切なこと。S高も新しくできたとのことですし、N高グループには、そういった教育の地盤となる「読み・書き・そろばん」をオンライン教育で徹底してくれることを期待しています。
※インタビューは取材当時のものです。
中村 久美子
2001年に開校した関西国際学園の創立者、現在も学園長として運営に携わる。学園の幼稚園と初等部は国際バカロレアの初等プログラム、高等部は高等プログラム認定校。
実は、私は学校が大嫌いでした。教科書に沿って先生が授業をし、それを静かに聞く。教科書に書いてあるのなら自分ひとりで勉強はできる、なぜ学校に行かなければならないのかと、疑問に思いました。もしも学校が大好きな学生時代を送っていたならば、関西国際学園という学校を創らなかったでしょう。私の時代は、良い大学に行き、大企業に就職することが勝ち組と言われましたが、それはもう昔の話。これからは組織に属して仕事をするより、自分自身で仕事を創り出していく能力が問われます。これからの21世紀で成功するためには、これまでのように学校で教育を受けただけでは正直難しいかもしれません。テクノロジーの発達で、海外のトップスクールの授業も無料で公開されていますし、学ぶ気持ちがあれば、どこでも、どんな形でも学べます。社会のルールが変わったように、学校という形も変わらなければなりません。みんな一緒に、同じことを同じ場所で学ぶ必要はありません。一人ひとりに合わせた教育を提供していくことが、これからの社会に必要な教育だと思います。
夏野 剛
NTTドコモのiモード立ち上げメンバー。現在、複数の社外取締役を兼任するビジネスマン。内閣府クールジャパン官民連携プラットフォーム共同会長なども務める。
20世紀と21世紀の最大の違いは、個人と組織の関係性が変わったことです。20世紀はどこの組織に属するかが人生を決めていました。しかし、21世紀で変わったことは、どこの大学を出ていようが、どこの高校を出ていようが、ひとつの才能が秀でていれば、その才能が尊敬されるようになったということです。日本社会はもともと多様性があります。しかし、高度成長期の一時期は、先進国を目指す時代だったので、多様性より平均値を優先させました。そのほうが人件費が安いからです。それが今では平均的な人間だと稼げないし、通用しない。だから何かひとつ強みを持っていることが大事です。これからは自分の得意なモノは何かを知っている若者が求められます。そうした若者は世界でも通用するし、日本にとっても、ますます重要になってくると思います。
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