著名人からのメッセージ
鈴木 寛
いろいろな経験を組み合わせて
新しい仕事作りを目指してほしい
東京大学 公共政策大学院教授、慶應義塾大学 総合政策学部教授、学校法人角川ドワンゴ学園Chief Educational Advisor
羽生 善治
自分なりのスタイルを
築き上げることを考えざるを得ない時代
棋士
古川 享
生徒の能力を開花させ
エンパワーメントする場
慶應義塾大学 大学院メディアデザイン研究科元教授、米国マイクロソフト社 元副社長
まつもと ゆきひろ
新しい社会に生きる若者たちのための
新しい学校教育が求められている
ネットワーク応用通信研究所 フェロー、一般財団法人Rubyアソシエーション 理事長
坂口 博信
学校は目標達成のための手段
出会いも大事にしてほしい
ゲームクリエイター
川原 礫
自分が使える時間を意識して、
なりたいものを目指してほしい
小説家
鈴木 寛
12年間の国会議員在任中、文部科学副大臣を2期務める。教育・スポーツ・文化のエキスパート。
将来の仕事について考えたとき、「仕事選び」をしてはいけません。仕事選びというのは、今ある仕事が続く前提で選ぶということなんです。しかし、社会が変化しているなかでは、その仕事が将来なくなることもあるので、選んでいたら失業してしまいます。だからやらないといけないことは「仕事作り」ですね。もちろんゼロから作れとは言いません。将来の仕事は今ある仕事からだんだんと変容していくので、今ある仕事を学ぶということは大切です。10年前にユーチューバーという仕事はありませんでしたが、それがあるとき仕事になりました。今あるものを組み合わせて、再構成してできる仕事作りというものがあるのではないでしょうか。学生の皆さんには、多くの人の力を借りて、職業分類表にない新しい仕事を作ってほしいですね。
羽生 善治
1985年、中学生でプロ棋士デビューし、通信制高校在学時に「公式棋戦」初優勝。七大タイトル全ての永世称号を持つ。
自分の適性とその仕事との相性というのはやっぱりありますが、専門性の高いジャンルでは、大変だけどココにいたいって人じゃないと、なかなか長くは続けられないと思いますね。今では、色々な情報をインターネットで見られますよね。高速道路に例えると、みんなが高速を走れる状態です。でもみんなが走ると、必ずどこかで渋滞して、そのまま高速を走るのか、一般道に降りるのか迫られます。同じようにみんなが同じ情報にアクセスできることで、情報が一般化して、情報を知っているだけでは差別化が困難になるんですね。だから全体的な水準が上がってくるこれからは、ココにいたいという気持ちのほかに、個性を出すとか、自分なりのスタイルを築き上げることを考えざるを得ない。そうして全ての人が個性を問われる時代がすぐに来ると思います。
古川 享
麻布高校卒業後、3浪して大学進学するも中退。海外遊学中は自作のパソコンを売って生活した経験を持つ。
私はN高等学校の創立時に、教育が個性を潰すことなく、一人ひとりの成長を育む場になることを期待していました。そして、成功したと実感しています。私が、角川ドワンゴ学園のオンライン授業で話をしたときは、生徒2000人の前で講義を行い1000通ものポジティブな質問に出合えました。そのなかで印象的だったのは、入学前は不登校だったが、入学後、週に数回登校するようになり、学校の学びのなかで「小中学校の教育を改革したい」と教育改革を提言する生徒もいました。また、オンライン授業を受けている生徒の背後から、保護者の方が温かく見守っていることもありました。卒業生のなかには、大学進学をしながら新しいサービスを企画して起業家の道を歩んでいる方もいます。これはN高グループの教育が、生徒の能力を開花させエンパワーメントする成果が実現できる場の証明だと感じています。
まつもと ゆきひろ
プログラミング言語Rubyの生みの親。プログラミング言語オタクとしても有名。
現在、コンピューターやインターネットの発達により、確実に社会は大きく変化しています。誰もが当たり前にスマートフォンを持ち、インターネットやコンピューターを日常的に利用する社会です。そして、社会構造から見ても第一次産業からサービス業までどのような分野においても今ではITなしに存在できませんし、その変化は日々ますます大きくなっています。それは学校教育も例外ではありません。私たちの学生時代とは異なり、テクノロジーの進歩によって変化した新しい社会に生きる若者たちのために、既存の学校教育というものを見つめなおし、「学校」を再定義する新たな試みが求められていると思います。
坂口 博信
大学在学中にスクウェアにアルバイトとして参加、その後大学を中退、企画開発部長として制作した「FINAL FANTASY」を大ヒットさせる。
勉強について、僕が教わる側だとしたら、その教わる技術や知識が、最終的に何にどう役立つのかということを時々立ち返って教わりたいですね。勉強しているうちに、その技術が何のために必要なのか、忘れてしまうんですよね。それが現実の社会のなかでどう使われるのかが伝えられると勉強に身が入ると思います。何のために、という目標やゴールを意識することは大切です。今の教育環境は良い大学に行くことがゴールかのような風潮がありますが、そもそも学校に行くことは、何か目標を達成するための手段です。そこを履き違えてしまうことが良くない。僕の場合、大学に行って最も重要だったのは人との出会いでした。その出会いによってスクウェアにも出会いました。勉強そのものもいいですが、人との出会いも大事にしてほしいですね。
川原 礫
大学時代にマンガ家のアシスタントを行い、マンガ家の道へ。仕事の息抜きで始めたオンライン小説で電撃小説大賞<大賞>を受賞。
これからはひとりにかかる負担がすごく増えてくる時代だと思うんですよね。若い人は社会に出た瞬間から即戦力を求められるので、あまり長い時間をかけて育ててもらえないこともあります。ですから若いうちから目的意識を持って、技術を磨いたり、仕事について調べたりする必要があります。その一方、何も考えずにひたすら、マンガやゲームなど興味のあるものを100パーセント楽しむという経験も大事だと思うんですよ。僕もそういう経験で得たものが残っていて、今それを使って小説を書いています。目的意識とともに楽しむときは全力で楽しむというメリハリが大事です。若い頃は時間が無限にあるように感じます。けれど、振り返ると一瞬なんです。だから、自分が使える時間を意識して、なりたいものを目指してほしいですね。
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