カドカワが創る新しいネットの高校

理事メッセージ 鈴木 敏夫

「考えることは、実は
楽しいってこと」
若い人には
物事を
再構成して何かを考える
ということをしてほしい

Profile

鈴木 敏夫

学校法人角川ドワンゴ学園理事 株式会社スタジオジブリ 代表取締役プロデューサー
1978年に創刊された「アニメージュ」の2代目編集長を務める。1989年にスタジオジブリに移籍、以降スタジオジブリの映画のプロデューサーを務めている。

「考えることは、実は楽しいってこと」若い人には物事を再構成して何かを考えるということをしてほしい

僕は実を言うと、一番やりたかった商売は先生なんですよ。以前テレビで、母校の小学校を訪ねて授業をする企画があって、これは楽しかったですね。地図を描くことをテーマに、子供たちには何を伝えるかを「考えさせる」ってことをしたら、結構面白い授業になりました。授業の最後に、ある子供に「久しぶりに脳を使った」と感想を言われて嬉しかった。普段子供たちは「考える」と言うことをあんまりしていない。だから、もっと「考える」と言うことをしてもらいたい。高校生の時、学校からクラスごとに振り分けられる文化祭用のお金を悪友たちと使いこんじゃって、気が付いたら肝心の出し物に使えるお金が半分に減ってしまった。そこで考えました。仮装行列をやったんだけど、一枚の大きな紙から衣裳を作ってアイデア勝負ですよ。結果、先生からお金を使わないで素晴らしいと褒められて、僕たちは苦笑いでした。こんな経験があるから「お金がないけど、さあどうする」って今も仕事でやっています(笑)。

「考えることは、実は楽しいってこと」を実感して欲しい。学校の勉強の基本は「読み書きそろばん」だけど、それを前提として若い人には物事を再構成して何かを考えるということをしてほしい。そうすると結構、世の中捨てたもんじゃないってことがわかるんじゃないかな。

あとは、僕は若い人と過ごす時間が好きだから、通信制の学校だけど、リアルで集まれる場を用意したい。今は学校の中に子供たちを閉じ込めようとするところがあるから、それは変えたい。そして若い人たちにはどんどん社会への扉をこじ開けてもらって、社会と接点を持ってほしいです。