
11月28日(木)、初開催となるN高ネット企業見学を実施しました。
第1弾は、Web やアプリだけでなくデジタルを活用したアートや空間プロデュースなど、エンジニア、プログラマ、 CGアニメーター、デザイナー、数学者、建築家など多彩な分野のスペシャリストが集うチームラボ様(以下、チームラボ)に訪問しました。
※ニュース記事からも詳細をご確認いただけます。
全国からオンラインで参加できる「N高ネット企業見学」を初開催~第1弾は、ウルトラテクノロジスト集団・チームラボに訪問~
https://nnn.ed.jp/news/blog/archives/9224.html
レポーター役は、通学コース代々木キャンパス3年生の服部萌々子さん。ご案内してくださる方は、チームラボ取締役の堺大輔さんです。
さっそくFaceTouch(フェイスタッチ)受付でお呼び出し。
この無人受付システムは、ディスプレイに表示された名前と写真から担当者を選択するので、迷うことなく直感的に操作することができます。ちょっとしたプロフィールも掲載されているので会話のきっかけにもなりますね。


最初にミーティングスペースをご紹介いただきます。
打ち合わせスペースは敷居があるのが一般的ですが、チームラボにはありません。チームでものづくりをする会社なので、技術やアイディアを共有・提案しやすいように壁を作らない環境を大事にしているとのことです。
ミーティングスペースは「チームラボアーキテクツ」という建築家チームの方々が手がけたもので、机も特徴的なものが多く、そのままメモできるものや、ブロックが敷き詰められているもの、クッション状になったもの、丘のように勾配が施されたエリアなど、まるでアートギャラリーのようです。
プロトタイプ(試作品)を検証する検証室も同じフロアに併設されており、検証とミーティングがスムーズにできる造りになっています。こういった環境の中で、独創的なプロダクトが創られていくのですね。


続いて、チームラボの会社説明をしていただきました。
チームラボでは約700名のメンバーが働いており、テクノロジー、クリエイティブ、カタリストという職種に分類されるそうです。
カタリストというのは化学の触媒という意味で、進行管理などのディレクション業務をするだけでなく、専門分野の人々が集うチームの中からアイディアを引き出したり課題を解決するハブのような働きをする職種の方だそうです。 “集団的創造” をコンセプトに活動するチームラボならではの職種ですね。
プロダクトは「Art」と「Solution」という2つの分野に分かれており、体験型の施設や自然を活かしたアートの展示は日本のみならず海外からも多くのお客さんが訪れているそうです。
チームラボと言えばアートが有名になってきていますが、身近に使っているアプリやWebサービスも多くリリースされていらっしゃいます。サイネージ(タッチパネル)型の自動販売機やタッチパネル型デジタルサイネージのデジタルインフォメーションウォールなど、使う人がワクワクするようなサービスを自社開発しているのがとても印象的でした。


続いてオフィスをご案内いただきインタラクティブエンジニアの松田さんと青山さん、空間演出エンジニアの小山さんから携わった作品のご紹介や、チームラボで働いている感想などをお聞きしました。
チームラボという会社について、「いろいろな人を受け入れてくれる自由で懐の広い会社」「自分が足りないスキルは他のメンバーが補ってくれて、みんなが楽しい!と思えるものを創る環境が整っている会社」とお話されているのが印象的でした。
「やりがいや達成感を感じるときは?」という質問には「自分が創った作品でお客様やチームのメンバーが喜ぶ姿を見たとき」とお答えくださいました。インタビューを通して、チームラボで働く心地よさが感じられ、またそれが創り出される作品に反映され、良い循環が生まれているのかもしれません。


質疑応答では、会社を設立した時のお話からプロジェクトや社風、コミュニティについてまで、さまざまな質問にお答えいただきました。
そして堺さんから最後にメッセージをいただきました。
「チームラボではいろいろな人が働いていますが、N高も同じような環境だと思います。ひとりじゃなくて、いろいろな人と一緒にものを創るという経験を中高生のうちからしておけば将来に役立つんじゃないかなと思います」
まさにN高は多様性に富んだ学校。貴重な環境にいる幸運を、堺さんのお言葉に改めて気づかされた生徒も多かったのではないでしょうか。


<N予備校>
以下の方法で視聴することができます。
【PC】 視聴URL:https://www.nnn.ed.nico/lessons/482529618
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