
オンラインガイダンスで幕を開けた2020年度。
N高でもはじめての試みに期待と不安を抱えながらのスタートとなりましたが、1ヶ月が経った今、生徒、教職員ともに新生活にも慣れてきました。
ところで、私たち名駅キャンパスは2020年度から開校した、通学コースの新キャンパスのひとつ。つまりは全員が新入生で、みんなが「はじめまして」の状態からのスタートです。
本来であれば4月にキャンパスへの登校が始まり、そこで顔を合わせ、ぎこちないながらもふと目があったり、授業や休憩時間に言葉を交わしたりすることで自然と関係が育まれていたことかと思います。
しかし、新型コロナウイルスの流行という未曾有の状況により、そのほとんどが先送りに……だからと言って諦めてしまうわけにはいきません!
どんな形であれ、学校生活はおもしろく楽しいものであるべきです。
ということで、オンライン上で1人でも多くの仲間について知ることができるように「自己紹介スライド」を制作しました。なお、このワークはパソコンスキルを身につける授業の一環でもあります。
パソコン経験者にとっては、一枚のスライドを制作することは簡単なことかもしれませんが、生徒の中には、N高に入学して初めてパソコンを触るという子もいます。そのため、パソコンの使い方も説明しながら制作を進行していきました。
ちなみに、名駅キャンパスの教職員もスライドを制作してみました!
生徒たちの作品はというと、シンプルなものもあれば、デザインに凝ったものもあり、趣味や特技、目標や仲間に向けたコメントを書いた子も。それぞれ自分にできる範囲で、素敵な「自己紹介スライド」を完成させることができました。
完成した作品は「Slack(N高で使用しているコミュニケーションツール)」に投稿してもらい、みんなで共有。
これまでなかなか動いていなかったチャンネルが、一気に賑やかになりました。
その中に、気になるスライドを発見。
好きなことに「作曲」と書かれたこの投稿。「作曲ができるなんて!」「聴いてみたい!」という声があがるなか、教職員が「名駅キャンパスの曲作ってくださいm(__)m笑」とコメント。
生徒からは「名駅キャンパスの曲ですか、いいですね。(まだキャンパスに行ったことないから雰囲気とかわからないけど……)」と優しい回答が返ってきました。
「キャンパスに登校できるようになったら、どんな曲を作ってくれるかな?」と教職員が期待していると……その翌日。
Slackのチャンネルに、その生徒から名駅キャンパスの曲の音源の投稿がありました。
まさか翌日に曲が出来上がるなんて、みんなでびっくり!
さっそく聴いてみると、歌詞もメロディーもクオリティが高く、素晴らしい名曲ではありませんか。生徒たちも感動や驚きの感情をスタンプで表現し、Slackは大盛り上がり。
自己紹介からのちょっとした展開に、絆が生まれたように感じられた瞬間でした。
さまざまな特技を持った生徒や、興味のあることに向かってこれから進んでいく生徒が多く集まる名駅キャンパス。
本年度より、どうぞよろしくお願いします。