企業が見ている選考ポイントは？4社を招いたオンライン就職相談会を開催

企業応募時のポイント その1：応募書類は企業へのラブレター

 

ポイント解説で、まず扱ったのは「書類選考で企業が見ているのはどこで、何に注目して書類を作成すればよいか？」という点。履歴書では、志望動機以外で個性を出すことはできないので、志望動機を工夫することが大切です。そのためのアドバイスがこちら。

「応募書類は企業へのラブレターと思って書いてみましょう」

 

ラブレターは自分の想いをより赤裸々に綴るもの。そのくらいの心持ちで志望企業や自身の動機と向き合うことで、企業の方に気持ちが伝わり一緒に働いてみたいと思ってもらえます。

この説明には、生徒からの「分かりやすい！」「納得！」といった感想が、Zoom上でリアルタイムに寄せられました。

企業応募時のポイント その2：面接ではメラビアンの法則を意識しよう

 

次に、「面接で企業が見ているのは何かと、意識した方がよいこと」の解説を行いました。面接では話す内容はもちろんですが、服装やしぐさ、表情を意識することが大切です。

 

これは、「メラビアンの法則」と呼ばれる考え方にもあるように、コミュニケーションから得る情報の割合は視覚情報が55%を占めると言われているからです。この法則では、聴覚情報の割合が38%で言語情報は7%に過ぎません。

実際のイメージが湧くように、人物の画像を用いながら解説すると、第一印象が見た目だけで大きく変わることにみんな驚いていました。面接練習を録画するなど、自分が相手にどう映っているのかを確認する大切さが伝わったようです。

企業説明:高卒採用で新しい考え方を会社に取り入れたい

 

 

企業説明のパートでは「介護業界の将来性って？」「ガソリンスタンドがパン屋さんを併設させているのはなぜ？」「まいばすけっとは、なぜ都心部のみに出店しているの？」「飲食店に就職したらどんなキャリアプランがあるの？」といった疑問について分かりやすく説明していただきました。

 

生徒からの「企業が高卒採用する理由は何ですか？」という質問に対しては、「仕事には失敗がつきもの。でも、高校生は失敗を成長に変えるエネルギーが強いと思っているから」という回答や「新しい発想、若い考え方を取り入れて、会社を新しく生まれ変わらせたいと思っているから」という回答が返ってきました。

 

また、「社会人経験が少ないところが逆に良いと考えていて、固定観念にとらわれず、柔軟で自由な発想をしてくれることを期待しているから」という意見も。

いずれも前向きな理由で、生徒たちの気持ちも軽くなったのではないかと思います。

最後に、参加した生徒からの感想を紹介します。

・介護職のことを自ら深く学ぼうと思ったことがなかったので、在宅介護のメリットなど新鮮なお話を聞けて新しい発見がたくさんありました。自分の強みを活かせる場を見つけるためにも、視野を広げて幅広い業界を調べておこうと改めて思いました

 

・高卒からでも店長やエリアマネージャーなどになれると知り、選択肢はいろいろあることが分かりました

 

・企業の経営理念などを比較すると多少ながらも違いがあったり、企業選びの際は深く広く調べようと思いました

 

1、2年生は、早期の段階から具体的な企業の話を聞くことで業界を知ることができ、今後の進路の検討材料となり、3年生は企業選びの参考になったようで、どの学年にとってもそれぞれに学びがあるイベントとなりました。

 

今年度のN高等学校では、オンラインイベントや個別での進路相談など、さまざまな方法で生徒の進路実現をサポートする取り組みを行っています。

在校生の皆さんは、ぜひ利用してみてください！

 

※参加企業一覧（敬称略）

アースサポート株式会社

会社HP：https://www.earthsupport.co.jp/

 

株式会社ENEOSジェイクエスト

会社HP：https://www.j-quest.jp/

採用HP：https://job-draft.com/jobs/2147 

 

まいばすけっと株式会社

会社HP：https://www.mybasket.co.jp:12443/

採用HP：https://www.mybstaff.aeon.biz/recruit/index.php

 

株式会社松屋フーズホールディングス

会社HP：https://www.matsuyafoods-holdings.co.jp/

採用HP：https://www.matsuyafoods.co.jp/recruit/new/lp/