
※このブログは名古屋キャンパス2年生、佐竹さんに書いてもらいました。
今回は昨年11月29日(日)に開催されたキャンパスフェスティバルの準備の様子についてお伝えします。
名古屋キャンパスでは複数のブースを設け、それぞれのブースが盛り上がりを見せました。まずは各ブースについてご紹介したいと思います。
■ライブブース
昨年度、キャンパスが入るビルの別のフロアを借りて実施して盛り上がったライブブースは、今年度はキャンパス内で実施することとなりました。
出演者が一人当たり2~4曲歌い、次の出演者に交代する方式でライブを実施。歌だけでなく、ダンスやコントも行われました。当日の様子はビデオ会議ツール「Zoom」でも中継しました。
■ゲームブース
昨年度盛り上がった『スマッシュブラザーズ』大会、『寿司打』選手権を今年も開催し、新たに『プロジェクトセカイ』交流会を開催することとなりました。スマブラは1対1のストック3で、トーナメント方式で戦います(※1)。
寿司打は5000円のコースでタイピングの速さや精度を競います(※2)。プロジェクトセカイは課題曲をプレイして、どのくらい正確に譜面を叩けたかを競います。
当日は一部試合の様子を「YouTube」で生放送しました。
※1 スマッシュブラザーズには3つのルールがあり、そのうち「ストック制」では、持っているストックが撃墜されてなくなると負け。この場合ストックを3つ持っている。
※2 寿司打では、選択したコースの値段とタイピングで獲得したお寿司との差額を競う。
■体験ブース
他のブースは事前に出演者を募集していますが、体験ブースは当日ブースに訪れた方が参加する形式。
体験の内容は、謎解きをしながらピラミッドの中から脱出するという設定で、装飾もエジプトをイメージしました。ブースをパーテーションで4つに区切り、参加者はそれぞれの謎を解いて進んでいきます。
■プレゼンブース
昨年度も行った「ビブリオバトル」を継続して開催し、新たに「推しプレゼン大会」も開催しました。
ビブリオバトルとは、オススメの本について一人5分間で順番にプレゼンし、発表後に短いディスカッションを行った後、一番読んでみたい本を決めるゲームです。
アニメやキャラクターなどの好きなポイントをみんなにアピールする企画、推しプレゼン大会は、昨年度に個人企画として好評だったので、正式にイベント採用しました。
当日の様子はビデオ会議ツール「Zoom」で中継しました。
■Zoomブース
Zoom配信を利用して、校内ラジオで雑談や質疑応答、現場実況などを行いました。ラジオパーソナリティーは、バーチャルYouTuber(VTuber)のように、リアルタイムに動くイラストとして映ります。
■作品展示
生徒が作成したキャンパスのサイトに作品を展示。イラストや小説、ゲームなどジャンルを問わずさまざまな作品が集まりました。10月にキャンパス内で実施されたイラストコンテストの作品も展示しました。
■装飾
当日にブースとして運営したわけではありませんが、キャンパス内の装飾もキャンパスフェスティバルを盛り上げるために重要な企画の一つです。
今年度は、青空や草原、モンスターなど、RPG(ロールプレイングゲーム)の世界観を作り上げました。
キャンパスフェスティバルのキャンパススローガンは「ShiNing braver 〜storyN〜」。
コロナ禍に負けないよう「光の道標となる勇者」としての私たちが、キャンパスフェスティバルを通して物語を紡いでいくという意味が込められています。
NはN高のN、代数のN、そして名古屋のN。このスローガンにも合った装飾テーマとなっています。

今回のキャンパスフェスティバルの準備では、感染症拡大防止を考えて、さまざまな工夫や発想が必要でした。
まず、フードの提供が全面禁止になったことから、例年以上に企画に力を入れて盛り上げることを考えました。
オンライン企画も盛り上げつつ、キャンパスで参加する生徒も楽しめるような企画を目指し、試行錯誤を繰り返しました。
まず、参加者やボランティアスタッフの確保に苦戦。気軽に参加してもらえるように実行委員で何度も話し合い、出演者を募りました。
キャンパスの装飾部門は人手がいるので、大勢のボランティアスタッフが必要です。放課後に手伝ってもらえるように積極的に声をかけました。
また、どのような企画が行われるのか、終礼時にスライドを作成して発表を行い、キャンパスの全生徒に周知。それに合わせて参加者やボランティアを募集するフォームも一部期限を延期して募集しました。
配信関係の技術にも苦戦しました。
ゲームブースでは、ゲーム機の映像や音声をキャプチャーボードというデバイスを使用してパソコンに転送し、配信を行うのですが、キャプチャーボードを所持・使用したことがある生徒がほとんどいなかったため、使い方から学ぶことに。また、ラジオでは2人で対話しながらの進行となるため、同時に2人キャラクターを映すことに苦労しました。
これらの経験を通して新たな技術と知識を得ることができ、ともに困難に立ち向かった仲間との絆も深まったと思います。

企画を決めていく中で、一部オンライン開催や、昨年人気だったフードコートの中止など、先行きが見えず不安を感じたこともありました。
それでもミーティングを重ねて企画が形になり、実行委員たちの絆が深まり、協働することができた経験は、かけがえのない財産です。
みんなでキャンパスフェスティバルを盛り上げることが出来たことは、充足感のある思い出の時間になりました。
今年だからこそ経験できたこの時間を胸に、これからもさまざまな困難に立ち向かい、仲間と楽しむ工夫を重ねていきたいです。