
12月17日(木)17時より、ネット企業見学第2弾を開催し、株式会社サイバーエージェント(以下、サイバーエージェント)に訪問しました。
※第1弾の様子はこちらのブログからご覧いただけます。
「ウルトラテクノロジストが集う「チームラボ」のオフィスを拝見!「N高ネット企業見学」第1弾」
司会進行役は、通学コース代々木キャンパス1年生の前田瑠璃夏さん。ご案内してくださる方はサイバーエージェント広報の岩田さんです。
新型コロナウイルス感染予防を考慮し、マスクを着用の上、出演者同士ソーシャルディスタンスを保って進行しました。
※ニュース記事からも詳細をご確認いただけます。
ネット企業見学第2弾・株式会社サイバーエージェントを訪問ABEMAの恋愛リアリティーショー「今日、好きになりました。」や「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」などのヒットコンテンツを生み出す多彩な分野のスペシャリストが集うオフィスを見学


まず最初に、岩田さんから会社紹介をしていただきました。サイバーエージェントは「21世紀を代表する会社を創る」をビジョンに掲げ、さまざまな事業を展開するインターネット総合サービス企業で、グループ全体では5,500名もの方々が働いているそうです(2021年1月時点)。
インターネット広告事業、メディア事業、ゲーム事業といった主力事業の中で、現在最も力を入れているのが、ニュースやアニメ、ドラマ、恋愛リアリティーショーなど約20の多彩なチャンネルを持ちバラエティ豊かな動画コンテンツを提供する、テレビ&ビデオエンターテインメント「ABEMA」。ほかにもeスポーツ事業や小学生向けプログラミング教育事業など、インターネットを軸に幅広い事業を展開していることをご紹介いただきました。
若手を積極的に抜擢する文化があり、入社1年目の新卒や内定者が社長を務めている子会社があることには、驚きでした。若手のうちから裁量を持って仕事に取り組める環境であるというのが分かります。
会社紹介に続いて、各事業の方々にお話をうかがいました(11月13日(金)に事前収録を実施)。
まずは、インターネット広告事業の方々です。会社の特徴については、「チームワークを大事にしている」とのこと。一人ひとりがプロフェッショナルでありながらも、お互いを支え合い仕事をしている様子が伝わります。
仕事のやりがいについては、プロモーションが大成功して取引先であるお客さまの満足度につながったときや、ものすごいスピードで成長している産業に身を置くなかで自分自身の成長を実感できたときだと教えていただきました。

前田さんの感想は「皆さんが楽しそうに働いていて、職場の雰囲気が素敵だと思いました。また、1年目から大きな仕事のチャンスがあるというお話にも、驚きました 」とのこと。
チームワークを大事にされていることや、普段からの良好な関係づくりが、仕事へのエネルギー源となり、さらに結果へと結びついているのかもしれません。
次に、ゲーム事業の方々からお話をうかがいました。人気テレビアニメのスマホゲーム『この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ』のプロジェクトマネージャー(チームのマネジメントや管理を行う役割)の方より、ゲーム制作の流れやチーム体制についての解説。たくさんの方々が携わり、開発の裏では熱い議論を交わす場面もあるなど、ものづくりへの熱い気持ちの上に一つのゲームが作られていることを教わりました。

次に、RPGスマホゲーム『BLADE XLORD―ブレイドエクスロード― 』に携わるクリエイターの方に、キャラクターイラストとキャラクターデザインを実際に描いているところを見せていただき、その繊細な動きにも目が離せませんでした。
仕事の楽しさについては「もともと好きな絵に携われていること」や「チームのみんなと話し合いながら作ること」とおっしゃり、イラストレーターを目指す生徒へ、諦めずに継続する意志を持つことの大切さが伝わるメッセージもいただきました。


続いてメディア事業の方々からのお話です。ABEMAの恋愛リアリティーショー『今日、好きになりました。』を担当するプロデューサーの方からは、プロデューサーの仕事内容についてご紹介いただきました。番組の責任者として、番組の企画立案や出演者のキャスティングから、撮影、プロモーション企画まで、番組の一連の業務に携わっていることが分かりました。
「視聴者の心を動かしていると感じたときや、ワクワクした反応をSNSや街中で聞いたとき」が、仕事のモチベーションとなっているとのこと。

最後は、日本最大級のeスポーツ大会『RAGE』のアライアンス担当の方にインタビューを行いました。
アライアンス担当の仕事は、ゲーマーが憧れるような大会の企画・運営の他にも、企業から広くスポンサーを募って活動資金を集めたり、eスポーツを活用したスポンサー企業の広告を作ったりと、様々な業務に携わっているとのこと。
『RAGE』での活躍を機に、プロゲーマーへの道を切り開いた選手のストーリーはとても感動的でした。最近は新型コロナウィルスの影響を考慮し、オンラインで開催したり、バーチャル空間を活用されたり様々な工夫をされているようです。

最後は、質疑応答のコーナー。広報の岩田さんにお答えいただきます。
「学生時代に身につけておくと良いことや、しておいた方が良い経験は何でしょうか?」という質問には、「自分で決断する機会をたくさん積んでほしい。学生のうちでも決断する機会は多いはず。部活や進路、習い事を決めるなど。その場で判断し様々な経験を積むことが、のちの財産になる」と回答いただきました。
視聴していた生徒には、普段から自分で決めていくことの積み重ねが、将来に役立つという気づきとなったのではないでしょうか。
また、気になるサイバーエージェントの採用基準をお聞きすると、唯一の採用基準は「素直でいい人」とのこと。変化の早いインターネット業界において、あらゆる変化に直面してもそれを素直に受け止め、自らの能力を発揮できるような人材を求めているとのことです。
最後に、会社の制度についてさまざまな取り組みをご紹介いただきました。
女性活躍促進制度は「macalon(マカロン)」と呼ばれ、女性が出産・育児を経たあとも活躍できる環境が整っているほか、20代を中心とした若手社員の育成や部署の垣根を越えた交流を目的とした「YMCA」というサイバーエージェントらしい取り組みや、女性社員のキャリア支援や女性社員同士の交流の機会を増やす「CAramel(カラメル)」というプロジェクトがあることも教えていただきました。
N予備校を活用して参加していた生徒たちの質問にもたくさん答えていただき、内容の濃い時間となりました。
サイバーエージェントの皆さま、ありがとうございました。



