
9月25日(月)から4泊5日で高野山の宿坊に泊り、お手伝いをしながら高野山中の修行に参加し、仲間や自分に向き合う体験をして来ました。


周囲を1,000m級の山々に囲まれた標高約800mの平坦地に位置する高野山は、平安時代に空海が修禅の道場として開いた日本仏教における聖地の1つです。

現在は「壇上伽藍」(だんじょうがらん)と呼ばれる根本道場を中心とする宗教都市を形成していて、そこに居るだけで凛とした空気を感じ、静寂さ漂う空間に身をゆだねると非日常を味わうことができます。

初日、アイスブレークの後、悩みやストレスの対処スキルとして、米Googleで活用され注目されている「マインドフルネス」の概論、「ぬめゲーム」によるマインドフルネスを実践するコツ、基本エクササイズ「3分間呼吸法」を動画で学び、過去を後悔したり将来を不安に感じたりする気持ちの反芻を断ち、今ここに集中する手法を学び、明朝からの修行体験に役立てます。
また毎日、体験を振り返り「体験したこと」「良かったこと」「辛かったこと」「今後に生かせること」をグループワークで共有し、グループの「こころ日記」を作成します。
毎日、宿坊では、
・朝のお勤め(住職がお経をあげる)
・護摩行(護摩と呼ぶお札に使う木材を燃やし炎で煩悩を焼き尽くす行)
・下座行(膝をたたんで腰を落としてする修行で掃除や配膳も含む)
・阿字観(梵字(サンスクリット語)の「阿」という文字を見ながら行う瞑想法)
などの「行」を体験します。


観光客を案内するボランティアにも参加し、海外からいらっしゃったお客様に英語で案内することもおこないました。


非日常の空間で、さまざまな「行」をおこなうことで自分とも他人とも真意に向き合い、思考のクセや他人との向き合い方など改めて、多くのことを自己発見できたようです。
今後も自己の可能性を広げる職業体験がありますので、ぜひ活用して活かしてほしいです。
