
昨年度の2月から3月にかけて、N/S高の普通科の生徒を対象にしたバーチャル修学旅行が開催されました。このブログでは、実際の修学旅行の様子を参加した生徒たちの感想を交えながらお伝えします!
バーチャル修学旅行は、VRヘッドセット「Meta Quest 2」とVRアプリケーションの「Wander」を使って開催されました。
Wanderは、世界中の都市や遺跡などの360度画像を使ってバーチャル空間上に世界を再現します。VRヘッドセットを装着した生徒はあたかもその場にいるような感覚が得られるのが最大の特徴。バーチャル修学旅行に参加した生徒もその魅力を体感できたようです。
「本来なら見に行くことが難しい場所にもVRによって実際にその場所へ訪れたような感覚になれたのですごく充実した時間になりました」
「ナスカの地上絵など、行きたいけど絶対行けないと思っていたところが見ることができてとても嬉しかったです。写真を見ただけではわからないような雰囲気なども感じられてとても楽しかったです」
バーチャル修学旅行の目的はバーチャルを活用した学びと交流の促進です。歴史や宗教などをテーマに3つのコースを用意。それぞれのコースに参加する生徒は1グループ最大5名で行動できるようにしました。
各グループには引率役の教職員が1人ずつ同行しそれぞれのコースで案内する場所の解説を行いました。
参加希望者数が100名を超える大盛況ぶりで、2月から3月の間の計6日間で実施しました。コースの内容は以下の通りです。
Aコース:名作マンガと名所をめぐる ー古代から現代への視点でー
Bコース:なんでこんなにデカく作った? 巨大文化遺跡探検
Cコース:世界の歴史は宗教の歴史でもある! キリスト教、イスラム教、仏教の誕生地とキリスト、ムハンマド、釈迦の生誕祭ツアー
アプリケーションとして利用したWanderはバーチャル空間内で声とアバターを使ってコミュニケーションを取ることができます。バーチャル修学旅行では引率した教職員も含めて、グループ内での生徒同士の交流が生まれました。
「複数人で同じところに行ってみる、というのが久しぶりの経験だったのですごく楽しかったです。行って観て話して知識を得るその感じがさながら修学旅行で、参加してよかったと心から思いました」
「普段なかなか行けない場所に本当に行ったような体験ができとても面白かったです。みんなでVRで修学旅行をするというのは貴重な体験だと思いました」
「最初は『VRで(修学旅行)?』と想像できなかったのですが、みんなと共有し反応することでより楽しくできました」
実際にその場にいるような体験ができるバーチャル空間での修学旅行は、学習面でも生徒の貴重な体験につながったようです。
「世界のさまざまな場所に実際に行ったような気分になることができてとても楽しかったです。歴史についても考えることができて勉強になりました」
「場所によって全く雰囲気が違いました。歴史が苦手でしたが現地に行ってその場の話を聞くと、ものすごく興味が湧きました。もっといろいろな場所へ行きたい!と強く感じました」
「いろいろな所に行くことができて、そしてみなさん優しくてとても楽しかったです! 卒業前に良い思い出ができてとても嬉しいです」
学園ではこれからもさらに楽しく学べるバーチャル修学旅行を提供していく予定です。
参加してくれた生徒の皆さん、ありがとうございました!