
突然ですが、あなたは最近誰かと「読み合わせる」ことをしましたか?
「今日は◯月△日だから……出席番号⬜︎番の××さん。読んでください」
こんな風に、よく小学校の時には立って本を読まされたりしたと思います。
もしかしたらこの記事を読まれている方の中には、演劇をやっているからよく台本を読み合わせている、という方もいるかもしれません。
でも大体の方は、普段の生活ではしないですよね。
この写真は、心斎橋キャンパスでの一コマ。
数ある授業の中で、「サークルリーディング」という時間があります。
グループごとに分かれて一冊の本を順番に読み、全員が読み終わった後は、その内容についてグループ内で意見交換や議論をします。
このグループが読んでいたのは、『シンドラーに救われた少年』という本。
しかし今回お話ししたいのは、この本のことでも、議論をするということでもなく、「読み合わせる」ということについてです。
みなさんも経験があると思いますが、授業中に名前を当てられ、立たされて、読む…… あれって、実は楽しくないですよね(笑)
でもこの生徒たちは、無理やり立たせなくても立派に「自立」し、考えながら読めているのです。
もちろん、旅番組のナレーションみたいに滑らかではないかもしれない。
それでも、何も言わずとも、彼らは自ら進んで試行錯誤を重ねます。
聞く側を意識しながら抑揚をつけて読んだり、少し読み間違えたとしても明るく笑い飛ばしたり。
初めは作業的だったけど、回数を重ねるごとに確実に上手になっています。
もしかしたら、私が美化し過ぎているのかもしれない。
なぜなら、私はこの学校のスタッフだから(笑)
それでも、この生徒たちが一生懸命周りのメンバーのために「読んで、聞いて」を繰り返す。
そこには、忙しいながらも優しい時間が流れているな、と思う今日この頃でした。