
今日は、6月28日(水)に開催した「半日でイスラーム異文化体験」についてご紹介します。
東京都渋谷区にある「東京ジャーミィ」。”東洋一の美しさ”と言われるイスラム教のモスク(礼拝堂)です。
今回の職業体験は、イスラム教徒・ムスリムと交流し、異文化理解を深め、コミュニケーションスキル向上にチャレンジします。


日本人のイスラム教徒で、東京ジャーミィで広報を担当する下山さんと、トルコのHiTiT大学から調査員として日本に滞在するElifさん。お二人を中心に、イスラム教や異文化交流などに関して、参加者と意見交換をしました。
参加者:なぜイスラム教にはタブーがあるのでしょうか?例えば、豚肉や酒の禁止など……。
Elifさん:ルールはより平穏に生きるためのものです。昔、豚肉は伝染病のもとでした。苦しまないように、豚肉は食べなくなりました。コーランは、平穏に暮らし、正しく生きるためのガイドブックです。私にとってのガイドブックはコーランです。みなさんも自分の指針になるものを見つけてください。
Elifさんから教わった“The way of living”。参加者それぞれの心に響きます。


施設内の見学では、礼拝堂にも入りました。
厳かな礼拝の風景。お祈りは、自分の為ではありません。
隣にいる人の「平穏」を、周囲の「平穏」を。他人に対する慈悲に満ちた礼拝なのです。
絨毯の上の赤いラインは平等の象徴です。参加者は真剣に礼拝を見つめていました。


体験後は、グループワーク。1つの正解を出すための勉強ではありません。
文化や思考や価値観の違う人とコミュニケーションを取るために必要なものは何か?
相手を知ること、相手の話をよく聞くこと、自分と相手の違いをしっかりと認めること。
相手を思いやり、受け容れることの重要性を参加者は体感しました。


半日の体験を終えた参加者たちからは、こんな声が。
「イスラムだけではなく、私は色々なものに偏見を持っていたと気付きました。本当は見えるものも見えなくなっていました。メディアの情報だけではなく、自分の目で耳で感じることを大切にしていきたいです」
「タブーはなぜあるのか。より良く平穏な人生を送るために作られたものとわかりました。自由と義務のバランスを考えさせられました」
「イスラムの文化であるおもてなし。他人を受け容れる言葉や行動、これからたくさんの人と関わっていくうえで勉強になりました」