
2月16日(土)、 アニメ「ポケットモンスター」シリーズで主人公のサトシ役を務める、歌手で声優の松本梨香さんを講師にお招きし、「松本梨香の声優のタマゴGETだぜ!」というテーマの特別授業を「N予備校(N高生が日々の学習に使用するオンライン学習プラットフォーム)」において実施しました。
放送当日は、スタジオに招いたN高生4名に加えて、オンラインビデオチャットツールからも4名の生徒が授業に参加し、その様子を「N予備校」アプリで生配信(※)しました。
※N高生限定配信です。

※ニュース記事からも詳細をご確認いただけます。
『ポケットモンスター』サトシ役歌手の松本梨香氏がN高で初授業 「松本梨香の声優のタマゴGETだぜ!」~2月16日、声優に必要な基礎を身につける授業をN予備校で生配信~
〈松本梨香氏のプロフィール〉
大衆演劇の座長である父を持ち幼少より芝居の世界に深く携わり舞台女優として大衆演劇、ミュージカルなど数々の舞台に立つ。持ち前の明るさと軽快なトークでラジオのパーソナリティーやバラエティー情報番組のコメンテーターなども務める。アニメポケットモンスターの主題歌「めざせポケモンマスター」はWミリオンを記録。女性初で仮面ライダーの主題歌「Alive A Life」を歌うなどその歌声は世代を問わず多くの人の心を掴み、自身で立ち上げたまんまるプロジェクトでは子供たちの笑顔を繋げるべく精力的に活動をおこなっている。
【代表作】「ポケットモンスター」主役 サトシ役&主題歌、「わしも -WASIMO-」主役 わしも役、「遊☆戯☆王シリーズ」獏良了役


松本さんには「遊びながら楽しく学ぶ」をモットーに、さまざまなことを教えていただきました。
その中のひとつのワークショップ「何をやってるの?」を紹介します。
1.Aさんがなにかジェスチャーをします。ここでは「野球をしている」ジェスチャーをすることにしましょう。
2.それを見たBさんが「何をやっているの?」とAさんに質問します。
3.質問されたAさんは、実際にしているジェスチャーとはまったく別のことを答えます。ここでは「お風呂に入ってる」と答えることにします。
4.次にBさんは、「お風呂に入ってる」ジェスチャーをします。
5.それに対してAさんが「何をやっているの?」と質問します。
6.質問されたBさんは、同じように、実際にしているジェスチャーとはまったく別のことを答えます。
この流れを二人一組で繰り返していきます。実際に演技をしている時は、自分のことを常に俯瞰的に見ることができる冷静な目を持つ必要があるそうです。このワークショップは、“役に入り込みすぎて周りが見えなるのを防ぐトレーニング方法”で、ワークショップでより面白く演じるためには、「日常の出来事を注意深く観察する洞察力が必要」だと松本さんはおっしゃっていました。
普段の生活で培った感性でジェスチャーができるようになれば、説得力のある演技になるし、最終的にはキャラクターの演技にも生きてくるということも教えてくださいました。
また、授業の中では、N高生が執筆した声劇台本を使用して、台本読みもおこないました。
ここでは次のような内容を教えていただきました。
1.句読点に隠された感情や、台本のト書き(脚本などで、俳優が声に出す台詞以外の部分のこと)に書かれていない登場人物の気持ちの変化などを読み取る必要がある。セリフはただ読むものではなく、セリフによって生まれた感情をどう表現するかが重要
2.「1」が表現できたときにはじめて、キャラクターを見ている人に、その声を言霊として届けることができる
最後は、生徒たちからの質問に一つひとつ分かりやすく丁寧に答えていただいた後、N高生へメッセージをいただきました。
声優に限らず、まずは自分がやりたいと思ったことを行動してみることが大事。やってみて違うと思ったら、それは自分にとっては違うだけ。何もマイナスになることは絶対ないから、どんどんいろいろなことに挑戦してください。
松本梨香さん、パワフルで素敵な授業をしていただきありがとうございました。
<N予備校>
以下の方法で視聴することができます。
【PC】 視聴URL:https://www.nnn.ed.nico/lessons/482528580
【スマートフォン】 アプリメニュー→「受講コースの追加・編集」→「コミック・イラスト・声優」→「声優」を選択
※N予備校でのアカウント登録が必要です。
※本授業はN高生限定の配信です。