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【インターンシップ体験記 Vol.11】「クックパッド株式会社」にて現場を学ぶ

【インターンシップ体験記 Vol.11】「クックパッド株式会社」にて現場を学ぶ

 

2020年1月、インターンシップ体験記Vol.11としてクックパッド株式会社様(以下、クックパッド)に訪問し、買物事業部 門田福男さん、実際にインターンシップを経験しているN高等学校1年、通学コース 御茶ノ水キャンパスに通う萩原爽太さんのお話を聞いてきました。(以下、敬称略)

 

Q:受け入れをしていただくに至るまでの経緯を教えてください。

 

 門田:話がちょっと逸れてしまいますが、僕が初めて萩原君にお会いしたのは去年の『DroidKaigi(Android技術情報の共有とコミュニケーションを目的としたエンジニアが主役のカンファレンス)』でした。クックパッドのブースに来てくれた萩原君は、まだ中学生なのにその時から受け答えがしっかりしていて「この子本当に中学生?!」って思ったのを覚えています。その時にブースを担当していた広報のスタッフも萩原君にお会いしていたようで、高校生になった萩原君が自身のTwitterで、インターンの受け入れ先を探しているのをみつけて「うちに来ませんか?」とDMを送ったと聞いています。それを受けて応募してきてくれました。書類審査の代わりの課題でプログラミングを実装してもらう試験があるのですが、そのレベルがとても高かったことを覚えています。その結果を見て面接に進んでもらったのですが、実際会ってみると人当たりが良くて、うちのチームにもすぐに馴染んでもらえそうだと思い、来てもらうことになりました。

 

Q:どのようなことをしているのですか。

 

門田:「買物事業部」で受け入れをしています。クックパッドマート(※)」というサービスの業務を主体として行っている部署で、Androidアプリの新機能の開発や、 iOS ですでに実装されている機能をAndroidでも実装していくという作業をやっていただいてます。最近ではもう私が機能開発をすることはあまりなくて、萩原君にまかせてます。クックパッドマートのアプリをメインに実装しているのは私と萩原君の2人だけなので「僕らがやって行くぞ、僕らがやらないとこのアプリ止まっちゃうぞ」という気持ちで二人三脚で動いています。

 

クックパッドマートとは…アプリで注文した精肉店や鮮魚店などの専門店や、地域の農家などの商品を自分で指定した場所の生鮮宅配ロッカー「マートステーション」で受け取れるシステム

 

Q:自ら発信し、インターン先を探していた萩原さん。クックパッドを受けてみようと思った理由を教えてください。

 

萩原:インターンは中学生の頃からやりたいと考えていて、高校に入ったら絶対に挑戦しようと思っていました。クックパッドさんを選んだ理由は、自分はもちろん、多くの人が知っていて、自分もよく使っているサービスを作っている会社で勉強したいなという思いがあったからです。今はとても楽しく働かせてもらっています。(プログラミングの)コードをひとりで書いていると飽きてしまうことがあるんですけど、自分が書いたコードにフィードバックもいただけるし、普通に話してる雑談も すごく楽しいなって思っています。

 

Q:大変だなと思うことはありますか?

 

萩原:朝早く起きてここへ来ることです。(笑)。 あとは、自分の書いたコードに対してのフィードバックがすごく長い時に「門田さんに負荷かけてしまったな」って考えてしまうことですね、もっと勉強しなくてはと思います。

 

門田:そのことはまったく負荷ではありません。萩原君の書くコードのちょっと拙い部分というのは、どんどん経験を積めば成長する部分でもあり、そこを成長させるようにするのがコードレビューの役割でもあります。全然違うコードを書いてるというわけではないので安心してくださいね。むしろ「よくできてるな」といつも感心しています。

 

Q:高校生のインターンは社内で萩原さん1人とお聞きしましたが、大学生と高校生の違いは感じますか。

 

門田:大学生と並んでも技術的に問題ないですし、コミュニケーションもしっかり取れます。まだ一緒にお酒が飲めないですが、いつか飲めるようになる日が今から楽しみです。5年後、一緒にお酒を飲めるようになった時は乾杯の瞬間から泣いてしまうかもしれません(笑)。

 

Q:実際にインターンシップを経験してみての感想を教えてください。

 

萩原:自分ひとりでプログラミングに取り組んでる時よりも前に進めてることを感じますし、自分が関わってるクックパッドマートのマートステーションを街中でみつけた時は嬉しかったですね。あとは通学コースの友だちで、同じようにインターンをしている子と情報を共有できることが嬉しいと思っています。お互い仕事が終わった後に待ち合わせをして、経験して感じことを話し合いながら、相談したり、参考にしたりしています。

 

門田:羨ましいな、そういうことが共有できる環境があって。

 

萩原:実はその友だちがキャンパスでパソコンを開いてインターンに応募しようか迷っている時に、隣にいた僕が「今すぐ応募する」のボタンを押したんです。そこからは彼の実力ですけど、インターンに合格して、今、職場の話をとても楽しそうにしてくれるので、ボタン押してよかったなと思っています(笑)。

 

Q:これからインターンシップの選考を受ける方へアドバイスなどありますか。

 

門田:なにかを作ることが好き、プログラミングが好き、そういう動機で来ていただいてる方が多いので「好きだから」という理由で、積極的に動ける人が向いてると思います。楽しみながら能力を上げていける方に来ていただきたいです。

 

Q:では最後に。インターンをまだ経験したことないN高生に、経験した先輩としてメッセージがあればお願いします。

 

萩原:とりあえず「応募ボタン」を押してごらん、なんなら横から僕が押してあげますよ!押した先には良いことしかないし、悪いことがあるとしたら、不合格の時にちょっとへこむことくらい。その時はまた、(応募ボタンを)押せばいい。インターン生活は楽しいですし、もちろん勉強にもなります。僕自身、本当に来て良かったなと思うし、 損することはなにもないです。迷ってるなら絶対にボタンを押してください。

 

今後の目標を聞いてみると「高校生の間に『DroidKaigi』で登壇することが密かな目標です」と話していた萩原さん。

それを聞いた門田さんは「いい材料を見つけられさえすれば、技術的にはこの調子でいけば問題ないよ」と答えてくれていました。

その会話を聞いて、温かく見守っていただきながら、インターン生活を送っている様子が感じられました。

 

門田さん 、ご協力ありがとうございました。

萩原さん、今後のご活躍を楽しみにしています。

 

クックパッド株式会社

1997年10月設立。東証一部上場企業。

料理レシピ投稿・検索サービス「クックパッド」の企画・運営、その他関連事業(会員事業、広告事業など)を手掛け、イギリス、スペイン、インドネシア、レバノン、ロシアなど海外74カ国/地域・32言語へも展開。

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