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【新潟】課題解決型学習プログラム「プロジェクトN」、Nゼミ、
プログラミング……N/S高ならではの授業はどんなことをしているの?

【新潟】課題解決型学習プログラム「プロジェクトN」、Nゼミ、<br>プログラミング……N/S高ならではの授業はどんなことをしているの?


こんにちは!
開校2年目を迎え、総勢52名で新年度の学校生活をスタートしている新潟キャンパスです。
入学・進級から3ヶ月が経ち、新入生も授業に慣れてきました。

N/S高ではたくさんのカリキュラムが実施されているため、また、N/S高ならではの実践的で独特な授業も多いため、入学前の人や通学コースへの進学を検討中の人にとっては、想像だけでは分からないことがたくさんあると思います。
今回のブログは特に人気のある3つの授業について、その魅力を深掘りするため、新潟キャンパス編集委員会の荒木諒太さん、阿部いぶきさんと一緒にキャンパスの生徒たちにインタビューを実施。リアルな声を集めながら作成しました。


■プロジェクトNについて
N/S高といえば、課題解決型学習(PBL)「プロジェクトN」。
過去にはグッドデザイン賞も受賞している授業で、高校生が社会で活躍するための知識やスキルを身に付ける課題解決型学習プログラムです。生徒たちは答えのない社会課題の解決に向け、具体的な解決策の企画とデジタルツールを使用したアウトプット制作を行い、発表します。

1クォーター(※1)では、アイスブレイクを作るプロジェクトに取り組みました。
アイスブレイクとは、初対面の場で活用されるコミュニケーション手法のことです。
この取り組みについて、週5生の新入生と、週3生でプロジェクトN参加2年目の生徒と一緒に振り返ってみました(※2)。

※1 N/S高等学校は、第1から4クォーターの4学期制で運営しています。4~6月が第1クォーターです。
※2 N/S高の通学コースはWeekday Course(週5)・3Days Course(週3)・1Day Course(週1)の3つの通学スタイルを用意しています。


プロジェクトNの楽しいところは、班のみんなと一緒に1つの成果物を作り上げるところ」と話してくれた新入生。
最初は「いきなりグループ活動?!」と不安があったようですが、班のみんなと楽しく作業を進めるうちに、2ヶ月前の不安が嘘かのように今ではプロジェクトの終了を惜しんでいるそうです。
意見が出なかったり食い違いがあったりした時は、どうやって全員が納得できるかを考える難しさがあるそうですが、それを乗り越えた先にある達成感を味わっていました。

一方で、2年目の生徒は「ビジネス書を通して学んだ知識を活用するといった、過去に培ってきた経験を活かせて楽しい」と話し、アイスブレイクを1から制作するのは難しそうだと感じていたものの、「プレゼン能力やチームメンバーと協力する力が養われました」と前向きな感想。
「ノウハウを知る・わかるということと、行う・できることはまったく違うことを実感したところです」と語り、高校生とは思えないくらい大人な考え方に驚かされ、プロジェクトN2年目の貫禄も感じました。

毎回のプロジェクトでゲスト講演があることや、全国発表会があることで刺激を受け続けられる環境というのも、成長の一因だと思います。

2クォーターのプロジェクトNでは、β(※3)で「廃校をリノベーションし、地域活性化に繋げる」、α(※3)で「ウェルビーイングな文具を創作する」という課題にチャレンジしています。
どんな成果物を作成してくれるのか、今からワクワクします。

※3 プロジェクトNでは、α(アルファ)とβ(ベータ)の2クラスに分かれて授業を行っています。αはインプット型の基礎学習から一人で説得力ある発表ができる生徒へと導く授業構成で、βは難易度を上げ、主体性あるプロジェクトマネジメント力を磨く授業を行っています。


■プログラミングについて
毎日6限に行われるプログラミングの授業ですが、そもそもデジタルツールにほとんど触れたことがない生徒も多いです。N/S高ではPhotoshopやIllustratorといったAdobeソフトを多く活用し、授業を行っています(※4)。

※4 N/S高の生徒は「Adobe Creative Cloud」を無料で利用できます。

まずは、そんなデジタルツールを使い始めたばかりの新入生にインタビュー。
「今までプログラミングに触れたことがなかった」というこちらの生徒も、「触れてみたら楽しかった」と話してくれました。
「あまり機械に慣れていないので、プログラムが急に止まったりすると焦ってしまいます。また、Photoshopの操作にもまだ慣れていないなと感じています」と、初めての経験やデジタルツールのバグに奮闘していることも教えてくれました。

プログラミングの印象については、
「指示を出して、画面の中のものを動かすイメージ。中学時代に簡単なゲーム作成を授業でやったのでその印象が強かったけれど、もっと幅広くいろいろなことができるとわかりました。難しいコードを打ち込む作業かと思っていましたが、想像より楽しいかも!と思い始めています」

そんな生徒の将来の夢は、
「進学先はデザイン系の専門大学を志望しています。そのため、プログラミングの時間を使ってコンピューターグラフィックスを学びたいです」

プログラミングの授業が夢の第一歩になれているようです。

ちなみに、新入生は「ものづくりパスポート」から取り組むことになっています。
ものづくりパスポートとは、N/S高が必須としているプログラミング課題で、社会に出たときに必要とされるPCスキルを身につけることを目的としています。
基本操作からスプレッドシートやAdobeツールの活用まで5つの課題があります。


もう1名、昨年一からゲーム制作を始め、現在「RPGツクールMZ」というアプリでゲームを自作中という生徒にも話を聞いてみました。

「日々少しずつ、自分の思い描いているものができていく喜びがあります。アプリのイベントでは実際に本格的なプログラミング処理に近いことをするので難しさもありますが、それを上回る楽しさがあります」と語り、考えていることを具現化できる醍醐味が、プログラミングの授業にあるようです。


また、今年度からプログラミングワークショップがスタートしました。プログラミング講師によるビデオ会議システム「Zoom」でのライブ講義が毎週実施され、全国のキャンパスから受講できる授業です。
新潟キャンパスからは7~8名が参加し、毎週課題に挑戦しています。
参加している生徒からは、「本格的な授業で、最初は難しいのではと思いましたが、講師の方がていねいに教えてくださるし説明スライドもわかりやすいので、勉強になるしおもしろいです」との感想も。
協力しながら取り組めるので、自分1人でやることに不安がある人は、ぜひ体験してほしいワークショップです。

N/S高のプログラミング授業は、未経験者でも着実にスキルを身に付けながらデジタルツールやプログラミングに親しむことができ、どんどんスキルを高めたい生徒には幅広くプロから学べる環境が整っていることがわかります。


■Nゼミについて
最後はNゼミの紹介です。
Nゼミは3〜4名のグループになり、さまざまな議題に対し意見を交わし合う授業です。ディスカッションを記録する書記役と発表役を決め、最後は全体への発表を行います。
新潟キャンパスでは毎回クジを引き、メンバーを入れ替えています。


新入生にインタビューし、Nゼミの楽しいところを聞いてみると、「自分の意見を周りに言えること」と教えてくれました。

「意見を言うことで反論意見を聞くことができます。
それによって自分の考えをさらに深めることができ、予想外の意見を聞けるのもこの授業の醍醐味。
今後いろいろな人と出会うと思いますが、Nゼミでさまざまな意見を持つ人たちと交流することで、『こういう考えの人もいたな』と寛容になれる気がします」

一方で難しいと感じるところは「経験したことがないことについて思考だけで意見を出さなければならないところ」と答えてくれました。

「こうかな?と思っても、そこから思考の枝分かれができにくい。経験することの偉大さも感じます」

そのせいか、印象的だったテーマに「みんなが幸せなSNS」をあげてくれました。その理由は、あまり意見が出せなかったから。

「もともとSNSを使っていて、不快に思ったことがなかったんです。そのため、デメリットが思い浮かばず良い意見が出せなかった。実体験がないと思考を深められず浅い意見になってしまうと感じた出来事でした」

自分を客観的に見ながら、今後の成長につなげようとしているのがわかるお話でした。
最後に、生徒たちが考える“Nゼミで一番大切なこと”とは何かを質問してみました。

「意見を言うことが一番大切です。自分が言えば相手の意見も受け入れやすくなり、それもあるしこれもあるよね、と議論が深まります。他者の意見の深堀も大事ですが、まずは自分の意見を言うことですべてが始まると感じています」

インタビューに答えてくれた皆さん、ありがとうございました。

今回紹介した授業のほかにも校外学習やキャンパスイベントなど楽しいイベントが目白押しです。
キャンパスには見学に来ていただけますので、よかったら遊びに来てくださいね!

・全国各地で行われるオープンキャンパスの詳細はこちらからご覧ください。
https://secure1.nnn.ed.jp/form/index.html

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