ネットの高校ブログ
【本校MVプロジェクト】
企画を生徒だけで成功させるまでの10ヶ月ー前編
※このブログは、本校MVプロジェクト運営・広報、こっ茶さんに書いてもらいました。
こんにちは。本校MVプロジェクト運営で広報を担当しています、こっ茶と申します。
2024年11月1日、学園の公式Youtubeミュージックビデオがアップされました。
この一本の動画を制作するためにスタートしたのが「本校MVプロジェクト」になります。
2023年4月、当時3年生になったばかりだった一人の生徒の「卒業前に映像作品を作りたい」という想いから始まったこの企画は、その翌月に10人ほどの生徒でチームが結成され、動き出しました。
目標は「N高、S高本校の校舎で撮影し、その映像と生徒達の歌でミュージックビデオを作ること」です。
MVを無事完成させるまでの道のりを、前後編でお送りします。
前編では、撮影日に至るまでの10ヶ月間をぎゅっとまとめてご紹介します。
■企画内容を詰める5ヶ月間
2023年5月、まずは本校校舎の使用可否について確認をとってみることにしました。すると、基本的にスクーリング以外で校舎の利用は行っていないことが分かりました。
これまで前例がなかった「スクーリング以外での校舎の使用許可」を取ることは、この企画の最初の壁です。全国の生徒が入れ替わりで授業を行っていることによるスケジュールの問題、前例がないため利用申請の仕組みがないこと、その他様々な問題があり、その壁を突破するためには学園側とやりとりを重ねる必要がありました。
「企画の方向性は?」「全体のスケジュールは?」「予算が出なかったら?」「校舎の使用ができなかったら?」などの課題と戦いながらやりとりを重ね、生徒の運営体制も見直すなど慌ただしさが続く中で、学園側との協議に必要な企画書の修正を繰り返します。
さらには入学式とコラボし式の一企画とすることで、学園側に予算面の協力を求めようという話も進み、企画書はさらに改善を余儀なくされました。
この企画書がまとまる頃には10月になっており、企画開始から約5ヶ月が経過していました。
■問題が多発する5ヶ月間
企画書も無事完成し入学式とのコラボも決定した本校MVプロジェクトでしたが、ここで新たな問題が生じます。それは、全国から集まるプロジェクトメンバー・MV出演生徒の交通費が大きく、制作予算の調整が難航してしまったこと。どう予算を工面するのか運営内で話し合い、生徒会が行っている企画の公募に出すことになりました。生徒会公募企画となれば、予算も確保できるほか学内外での宣伝もしやすくなります。
初めに作成したもの、入学式コラボ用に作成したものと合わせて三代目となる企画書も完成し、生徒会の審査も突破!
審査を無事突破したことで予算面の問題は解決したものの、それが決まったのは2024年1月中旬。発案者・運営の生徒をはじめ、企画への参加を望む生徒のほとんどは3年生のため、当然撮影は3月の卒業式より前に終わらせなければなりませんでした。
迫る期日に学園側も運営生徒側も焦った結果、双方の間で認識の齟齬が多発してしまい、そのすり合わせに時間を割く事態となります。
また、スケジュール内で実現可能な企画内容に落とし込む必要があり、どこを削り何にこだわるのかについて、生徒間で議論も行いました。
これらの問題が落ち着いたのは、2月に入る直前でした。
そして2月、ついにS高の茨城つくば本校校舎で撮影を行えることになりました!
スクーリングの日程や参加生徒の予定により、撮影日の調整が直前まで続いたため、日程が決まったことは本当に嬉しい知らせでした。
撮影日は3月11日と決まり、その日に間に合わせるため大急ぎで企画の詳細を詰めます。より円滑に進めるために運営体制を変更、資料の制作や参加者集めなどを経て、ついに撮影前最後のミーティング。
この日は、企画代表者であるRionaさんから企画を始めるに至った想いや経緯を聞き、運営の生徒全員で企画への想いを一つにします。
様々な問題と戦いながら約10ヶ月。「本校MVプロジェクト」は、ついに撮影日を迎えることができました!
■ここまでを振り返って
運営を行っていた生徒からコメントをもらいました。
・本校MVプロジェクト運営・幹部 ひなせさん
私は企画当初から代表のサポート役を担い、代表の卒業後は代表代理を務めさせていただきました。
この長い期間であった大変なこと、苦しいことを代表のすぐそばで経験したからこそわかったことがあります。
それは、「“やりたい“は追い求めて、行動し続ければ叶えられる」ということです。諦めの早かった私の人生の中で、このやり切った経験は大きな財産になりました。
このビデオをきっかけに、後輩たちにも、自分のやりたいことに挑戦して、青春して、有意義な学校生活を送ってもらえたら嬉しいです。
・本校MVプロジェクト運営・代表 Rionaさん
ずっと不安で仕方がありませんでした。というのも、今まで納得のいく形で何かをやり遂げたことがないんです。
実績として周りから挙げられるものは、全て納得してないものばかりで。この企画は当時1番、やり遂げる自信がありませんでした。
当たり前ですよね、誰もやったことのない、フローもない。1から創り上げないといけない。
今まで中途半端だった私にそんなこと出来るわけがないと思っていました。企画の難航や縮小を余儀なくされる場面があったこと、運営生徒をまとめきれなかったこと、卒業までの時間が迫っていること。押しつぶされそうな現実的苦しさもあって。
その苦しさを、運営のみんなが支えてくれた。私のこだわりだったり、思いを大切にしてくれた。
皆んなが居たから、思いっきり「やりたい!」って叫べた。進めることができた。
そして生徒会がいて、入学式職員さんがいて、外部協力で助けてくれる人がいて初めて形になりました。ありがとうございます。
そして沢山迷惑かけたよね、ごめんね。やりたいことは堂々と、叫んでいいんだよ!
ココロが鳴る方へ
■まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。後編では撮影当日の様子をお届けします。
Youtubeで公開中の「本校MVプロジェクト」本編もぜひご覧ください!
■「本校MVプロジェクト」本編
【生徒発案企画】学校の校舎で歌って踊ってMV制作してみた!〜N高等学校・S高等学校・N中等部 生徒会公募企画「本校MVプロジェクト」〜
https://youtu.be/M5_k6JJtukM
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