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【投資部】株式会社ブイキューブへ企業訪問に行ってきました

【投資部】株式会社ブイキューブへ企業訪問に行ってきました


投資部フォロワー(※1)の山田です。
先日、N/S高投資部主催の企業訪問で株式会社ブイキューブへ行ってきました。
この訪問は、現地で投資部員の一部が参加し、オンラインでは投資部員やそれ以外のN/S高生も参加できるオンライン・オフラインのハイブリッド形式で開催し、オフィス見学と取締役による講義の2部構成で実施されました。
※1 投資部の現役部員の学びを加速するために、部員の知識向上及び活動の活発化をサポートするメンバー

■株式会社VCUBEについて
事業内容としては、有価証券報告書に以下のように記載されています。

リモートを活用したコミュニケーションDXを実現のためのビジュアルコミュニケーションツールやサービスの提供、及び、テレワーク定着実現をサポートする製品及び関連サービスの提供を行っております。
† ブイキューブ有価証券報告書(2023年3月31日)より引用


提供している代表的なサービスとして、企業やイベントのオンライン配信をサポートする「V-CUBE セミナー」や、Web会議や少人数会議などを行う防音性に優れた個室ブースの「テレキューブ」を販売しており、オンラインコミュニケーションサービスを主軸とし様々な方向に事業展開をしている企業となっています。

■企業訪問の流れ
タイムスケジュールと内容は以下の通りです。
11:30 集合
12:00 オフィス見学
13:00 間下会長講話:「学生による企業経営のすゝめ」学生起業の苦労・イノベーションルーツ・ソフトウェア販売まで
14:00 山本CFO講話:「M&Aについて」企業のM&A(買収合併)や分割などの実務について等
15:00 振り返り会
15:30 解散

■オフィス見学
オフィス見学では、実際に社員の方が働いている現場でDX企業の実際を肌で感じました。販売中の製品や開発中の製品を売るための施策について社員の方と意見交換を行いました。
どの社員の方も生き生きと自分の仕事に誇りを持って働いているというのが印象的で、社員の方が自信を持って商品についてプレゼンしてくださった場面が特に印象に残っています。
商品がどのような場面で使用されるのか、実際に使用されている顧客の声なども交えて教えていただきました。


■間下会長による講話

間下直晃 代表取締役会長 Founder & グループCEO
【プロフィール】
1977年生まれ、慶應義塾大学大学院修了。慶應義塾大学在学中の1998年に、Webソリューション事業を行なう有限会社ブイキューブインターネット(現:株式会社ブイキューブ)を設立。その後、ビジュアルコミュニケーション事業へ転換し、2008年よりWeb会議市場における国内シェアナンバーワンを獲得、その後も13年連続で首位を獲得。
Evenな社会の実現をミッションに掲げ、大都市一極集中、少子高齢化社会、長時間労働、教育/医療格差など、ビジュアルコミュニケーションを通じて解決し、社会を担うすべての人が機会を平等に得られる社会の実現を目指す。
2013年12月に東京証券取引所マザーズ市場へ上場。2015年7月に東京証券取引所市場第一部へ市場変更。2015年に株式会社センシンロボティクス(旧:株式会社ブイキューブロボティクス)を設立し、ドローンなどのロボティクスを活用したソリューション展開にもも取り組む。経済同友会副代表幹事、規制・競争政策委員会委員長。
† VCUBE公式HPより引用


間下会長からは、「学生による企業経営のすゝめ」と題し、自身がどんな学生だったのかや創業の経緯等の起業エピソードを話していただきました。
特に興味深かったのは、ブイキューブを創業した経緯についてでした。
最初は知人に頼まれてWebサイト制作を行ったことが始まりで、その後トントン拍子で仕事を受注していくインターネット黎明期の感覚を感じることができました。
また、会長自身が成功した理由について、「情報の非対称性」つまり「ブイキューブ側はWebサイト制作の方法を知っていたが、依頼者は知らない。この知識の差がビジネスチャンスを生み出した」と述べられていたのが、当時はベンチャーであった企業が、他の企業との競争に勝ち進めた要因を知ることができました。
その他にも、講話では実際にあった例を何件か紹介していただいたり、WEB制作受注の事業体質からどのように転換し今のブイキューブを作られたのか等、リアリティ溢れる起業体験を話していただきました。

そして、このような間下会長自身の経験から学生が起業するメリットについてもお話しいただきました。
まず学生起業のメリットとして「最もリスクが少なく、効率的な挑戦」と話された上で、

① 起業すること自体がユニークな経験で、就活でも生きる
② 注目されやすいし、働きやすいこと
③ 若いうちなら交通費や各種チケット、施設利用料に子供料金(学割)が通用すること

を挙げてくださいました。
しかし一方で、金銭トラブルや責任の重さなどのリスクも伴うこともあると話されていました。
個人的に、「起業する」となるとリスクばかりに目が移ってしまって一歩を踏み出すのにかなりの覚悟が必要だと感じていましたが、今回の話を聞いて起業に対しての意識が良い意味で身近になり、制度面でも昔よりも起業をするハードルが下がっていることを知ることができた講話になりました。


■山本CFOによる講話

山本 一輝 取締役 CFO
【プロフィール】
2003年  監査法人トーマツ 入所
2008年  公認会計士登録
2017年  (株)地域経済活性化支援機構 入社
2019年  当社 CFO・経営企画本部長 就任
2021年  当社 入社、取締役 就任(財務担当)
† VCUBE公式HPより引用


山本CFOからは、自己紹介の際に「CFO」という役職の日々の業務内容について話していただいた後、投資部で活動する上でも参考になる話題として「M&Aについて」をテーマに、基礎的な知識から実際のビジネス世界での応用まで、経験に基づいた2つの軸を中心に講話をいただきました。

講話を聞く前は、投資部という一般の高校生よりはビジネス・金融の知識がある生徒たちに対して、日常的に話題に出てきづらく、同時に調べても難しい単語が並ぶM&Aをどのように説明するのか興味が湧きました。
このブログでは、その時話されたM&Aの仕組みの説明には触れませんが、講話を聞いてみるとM&Aに関する難しい単語はなるべく使わずにその代わりに私達にとってできるだけ身近なものに例えながら話されていてとても分かりやすく、面白かったです。
私も過去、ニュースや新聞等で「M&A」という単語が分からず繰り返し調べたことがありましたが、何か自分の中に腑に落ちない、説明されている事柄を想像できないと感じ、基礎的なことですら理解しているか怪しかったので、今回の講話は本当に為になりました。

■最後に
今回の見学・講話を通して、事柄を本当の意味で「理解した」と感じさせるものになったと感じました。
例えば、ニュース記事で「〇〇社が△△社を買収」といった情報や、さまざまな媒体でまとめられた「創業の経緯」は、私たち情報の受け手が知ることはできます。
しかし、これらの事実を知っているだけでは、それに隠された背景や深い意味を理解し、本物の理解、すなわち自分事として捉えることができないのが今まで難しいことを理解できていなかった要因だったと感じます。
ただ今回の講話では、前述の通りその背景知識を得ることができ、当事者の経験を私たちが本当の意味で理解を深めることができました。

投資部員からも、

・実際に企業訪問にいき取締役の方からお話を聞けたのがとてもありがたかった
・また投資部の活動の中でこのような企業訪問の機会があれば行ってみたい

という感想があがっていました。

ブイキューブの皆さん、この度は企業訪問に協力してくださり、ありがとうございました!



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