2つのゲームを通して楽しい思い出づくりにしようと企画した生徒たちですが、これらのゲームを初めて行う生徒が、すぐに遊べるようなわかりやすい説明をするためにはどうしたらいいのか、とても悩んでいました。
いろいろ考えた末、実際にやってみせるのが効果的だと判断し、実演の練習や司会のリハーサルなど、夏休み前から熱心に取り組んできました。
イベント当日は、その日出席していた生徒24名全員が参加し、くじ引きで決めた6人ずつのグループに分かれてゲームを行いました。

最初に行ったゲームはトランプの「大富豪」。
初めて大富豪をする生徒もいるため、すぐにできるようにルールを簡単にしたり、カードの強弱がわかるスライドを表示したりするなど工夫して行いました。
早く上がった生徒が他の生徒のヘルプに入るなど、協力して真剣に勝負する様子が見られました。

次に行ったのは「セブンじゃんけんトーク」。
グループでじゃんけんをし、その際の指の数（グーは0、チョキは2、パーは5）の合計が7になった回数を競いながら、じゃんけんの結果によってランダムに出るお題に合わせてトークを行う、宇都宮キャンパスのオリジナルゲームです。
生徒たちは、どんなお題で話すことになるのかドキドキしながらじゃんけんをし、夏の思い出や将来の夢など、出たお題に沿って瞬時にエピソードを思い浮かべて語るゲームを楽しんでいました。
親しい間柄でも初めて聞く話が多く、「へぇー！」「そうなんだ！」といった声が上がってキャンパスは大盛り上がり。
イベントに参加した生徒からは、「普段は深く話したことがない生徒とも、いろいろ話せて面白かった」などの感想をもらいました。

企画した生徒の頑張りが実り、キャンパスが一丸となって楽しむことができました！
イベント終了後、企画をしてくれた生徒たちに感想を聞いてみると、以下のような言葉が返ってきました。

・一から考えるのは大変だったけど、みんなと話せて楽しかったです。
企画を考えるときは、ゲームを遊ぶ側の立場で考えるようにしました。
今回は夏休み明けのイベントなので、夏休みのことを話せるお題や、一人ひとりのことをもっと深く知ることができるお題になるように工夫しました。
また、話すのが苦手な生徒でも参加しやすいように、簡単に話せるお題かどうかも気をつけて考えました。

・今回のイベントを通して、企画を考えたり、人前に立って司会をしたことは、これから社会に出た際に生かすことができる良い経験になったと感じました。
みんなにも人前に立って話す経験を積極的にしてみてほしいと思います。
またイベント中の自分自身の表情や言葉によって、参加している生徒の盛り上がり度合いが変わることに気づきました。
自分が楽しく進行すると、みんなの雰囲気が良くなったのです。
次にイベントを企画するときは、お互いを知っている状態だからこそ、もっと仲良くなれるような内容にしたいです！

宇都宮キャンパスの生徒企画では、実施時期に合わせた交流方法を考えた上で企画の中身を作っていくなど、工夫を凝らしている様子が非常に頼もしいです。
これからもいろいろな企画に挑戦して、宇都宮キャンパスをもっと盛り上げてくれると願って、見守っていきたいと思います。