ネットの高校ブログ
【N高グループ生徒会】
実施企画は90本以上!生徒が生徒のために「体験を通した学び」を届ける
「体験学習実行委員」
※このブログは、N中等部ネットコース3年生、川﨑水葵さんに書いてもらいました。
こんにちは!
体験学習実行委員の川﨑水葵です。
皆さんは、N/S高生徒会の”体験学習実行委員”をご存知でしょうか。
体験学習実行委員、通称ELEC(Experiential Learning Executive Committee)はワークショップやトークセッションなどのイベントの企画から運営までを行う生徒組織です。
参加生徒に「体験を通した学び」を届けることと、生徒主体でのイベントの企画運営を通して自分たちのスキルアップを目指し、日々活動をしています。
現時点で開催した企画数は90本以上、中にはオフラインでの開催もあったりと、どんどん活動の幅を広げてより貴重で濃い学びを届けられるよう、奮闘しています。
このブログでは、実行委員の生徒が具体的にどんなプロジェクトで活動し、実績を積んできたのかご紹介していきたいと思います!
■活動の様子
まず、体験学習実行委員の生徒がワークショップやトークセッション等を企画していく時の、各活動の様子をご紹介します。
体験学習実行委員は主に、以下の3つの形をベースに活動しています。
・プロジェクト定例
・自主企画
・タスクフォース
ここからは、各活動の詳しい内容や様子について見ていきましょう!
【プロジェクト定例】
週1回、研修のような形式で、イベント企画運営の基礎を学びながら実践を通してノウハウを身につけていく活動です。
実践では、決められたテーマごとに4〜5名のグループに分かれてプロジェクトを組み、企画から運営までをそのメンバーで行っていきます。グループにつき1人TA(ティーチング・アシスタント)さんがつき、アドバイスをいただきながら進めていくことができるので、より高いクオリティの企画を届けることができます。
新しく仲間入りした生徒の研修も兼ねていて、グループ活動を通じて既存メンバーとも関われるので、安心して体験学習実行委員の環境に馴染めるプログラムになっていることが特徴です。
シーズンごとに活動期間があり、現在は2024年7月~11月までのシーズン7が活動中です。
【自主企画】
生徒が自ら企画を立案し進める方法です。
プロジェクト定例にはないテーマや実施方法で企画を進められるので自由度が高く、自分が作りたいイベントをよりイメージに近い形で実現可能なのが特徴です。
体験学習実行委員で継続して活動している生徒であれば誰でも実施できる形で、自分で仲間を集めて実現に向けて活動していきます。イベントを企画運営することに慣れれば、0から自主的に進める必要があるこの方法でも上手に進めていける、「イベント企画の達人」のような存在になれるのです。
【タスクフォース】
自主企画やプロジェクト定例で進めている企画の中で人手が足りなかったり、組織外のイベントから依頼がきたりした時にお手伝い募集があり、実行委員のメンバーが個人個人で応募して活動するシステムです。
ここではいろいろなイベントの資料作成やファシリテーターなどを募集していることが多いので、個人のスキルアップを目指すことができます。決まった役割のほかにも参加者に楽しんでもらうために表情や振る舞い、話し方、聞き方をその都度考えながらイベントを作っていくことも、大きな経験値につながります。
学園のスタッフさんが進めている企画で募集がかかることもあり、そこでは行政や企業との連携プロジェクトに関わることもできるので、より大きくステップアップした濃い経験を積めます。
主にこの3つの形を通して、体験学習実行委員から学園の生徒に「体験を通した学び」を届けています。
■活動実績
では実際に、この組織ができてから今までの間でどんな実績をあげてきたのかご紹介していきます。
冒頭でもある通り、現時点で開催した企画数は90本以上、2000名を超える学園の生徒が参加し、「体験を通した学び」をお届けしてきました。
例えば、ファッションの基礎知識を知るワークショップをオンラインで実施した時、私は情報を集めてクイズにするという重要な役割を担当しました。このワークショップを企画・運営する中で、男性の方も最近はファッションに注目することが多いということに気がつきました。難易度もちょうど良くて、幅広く新しい知識を得られる、何より男女問わず楽しめるような内容にするために、時間がないながらも開催当日まで情報を集め続けてこだわりました。
この企画だけでなく、どんなイベントを作っていても企画段階から開催当日までこういった課題が幾度となくやってきます。それでも、参加者の皆さんにイベントの時間を有意義に過ごしてもらえるように、より学びのあるイベントにするために、チームのみんなで協力して目標に向かって頑張っています。
・ワークショップ「シーン別コーディネートでファンションスキルを身につけよう!」
・トークセッション「おいでませ!N/S高・N中等部生の間」
などオンラインでの開催企画に加え、最近では
・土鍋ごはんおよび照り焼きチキンで調理実習
のようにリアルの場で開催される企画も増えてきています。
この写真は、企業と連携した企画で、ドローンを飛ばしている様子です。
また、
・【現地宿泊プログラム】『そうだ 美濃、行こう。』〜1300年の伝統と歴史を持つまちで自分に向けた賞状を創る2泊3日の修了旅行〜
という初の生徒主体での宿泊企画も実施しました。
写真は、美濃の街を散策している様子です。
https://nnn.ed.jp/news/blog/archives/6xxw43l_mnwh/
リアル開催の企画は引率が必要だったり場所や料金の考慮が必要だったりと、現地だからこそ難しい部分も多い企画ではありつつも、ノンバーバル(※)で五感が刺激されるイベントならではの学びを参加者・運営陣ともに得ることができています。
※ノンバーバルとは:非言語、つまり言葉を使わずに身振り手振りや表情などでとるコミュニケーションのこと
そして時には、外部の企業様と連携した企画を開催することもあります。連携するためのメール文の作成も自分たちで行っており、実際に社会で通用するような言葉遣いをいち早く学んで使いこなせるよう研修にも組み込まれていたりします。
このようにELECは、学園内外問わず一歩一歩でも確実に活動の幅を広げていると言えるのではないでしょうか。
■終わりに
いかがでしたでしょうか。体験学習実行委員について少しでも魅力や活動の様子が伝わっていたら嬉しいです!実績を見ると少しづつ学園の中に根付いていっているのがわかりますが、実際学園内の生徒でもELECを知らない人はまだいるようなんです……!
今後もどんどん活動を広げていって、生徒会として申し分ない規模と実行力で知名度をあげ、より多くの人に「体験を通した学び」を届け続けます。そして参加してくださった生徒の皆さんが「不確実な社会を自分らしく生きていけるスキル」を身につけられる機会を増やしていきます。
■もっと詳しく知りたい方は次のN/S高新聞の記事をチェック!
https://nshigh-news.jp/2023/09/11368/
https://nshigh-news.jp/2022/09/5387/
https://nshigh-news.jp/2022/10/4416/
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