ネットの高校ブログ
牡蠣に日本刀、日本一の駄菓子も?!
〜魅力溢れる瀬戸内市で地域デザインを学び市長・副市長へプレゼン〜
2024年8月5日(月)から8月8日(木)にかけて、「瀬戸内市まるごと体験ツアー 〜地域と魅力をデザインする4日間〜」を実施しました。
水産業や伝統工芸といった瀬戸内市の地域産業の見学・体験のほか、地域の人々との交流を通して瀬戸内市の魅力を知り、地域の魅力・資源を活用するためのアイデアを企画し、最終日には瀬戸内市長・副市長へプレゼンをするというプログラムです。
【1日目】
岡山駅に集合した15名のN高等学校、S高等学校の生徒たち。
瀬戸内市役所で役所の方々にお会いした後、早速最初の体験先へ!
向かったのは「日本一のだがし売場」。
バスから降りると、だがしおじさんがお出迎えしてくれました。
(実はこちらのだがしおじさん、日本一のだがし売場の社長さん......!)
中に入ると、沢山のお菓子が目の前に。
まずは思い思いに買い物を楽しみましたが、1時間をあっという間に感じるほど広い店内でした。
買い物の後は日本一のだがし売場を運営する株式会社大町さんによる取り組み説明や、日本一の規模になった理由などの貴重なお話を伺いました。
買ってきたお菓子を食べながら、一押し駄菓子自慢をしたり、職員の方にお菓子についての豆知識を教えてもらったりする場面も。
ホテルに到着し、グループに分かれてプレゼンアイデアを考えるワークを行い、この日は終わり。
みんな最初は緊張していましたが、少しずつ打ち解けられてきた様子でした。
【2日目】
この日は朝から邑久町漁港へ。
漁港から船に乗り牡蠣の養殖場へ向かいました。
船が楽しすぎて、暑さに負けず終始元気な参加者たち。
牡蠣イカダ(※)の間を船で抜け、これから大きくなる牡蠣の赤ちゃんをみんなで観察。
今はまだ持てる重さですが、食べられるサイズになった頃にはもう機械でしか持ち上げられないくらいの重さになっているとのこと。
※幼生の牡蠣が付着したホタテの貝殻を海の中に吊るすためのもの
お昼ご飯は、楽しみにしていた牡蠣のメニュー!
牡蠣の貝殻「かきがら」を使った肥料で育った里海米と、邑久港で水揚げされた虫明(むしあげ)牡蠣の天ぷらを使ったスペシャル天むすです。
岡山県特産の海苔と佃煮のトッピングも大好評で、あっという間になくなるごはんと牡蠣天ぷら。
午後からは、岡山水産研究所へ。
ここでは、稚魚が飼育されている様子や、岡山県の海や水産のことがわかる展示室「おさかな学習室」を見学しました。
【3日目】
午前は岡山県立邑久高校で、邑久高校生と交流。
邑久高校の生徒が授業で制作した「SDGsかるた」で遊びながら、瀬戸内市の現状と課題などについて学びました。
午後は、「備前長船刀剣博物館」へ。
岡山県では鎌倉時代から備前刀が作られ、長船は刀剣の産地として栄えました。
博物館では、実際の職人さんの作業の様子や刀ができるまでの工程を見たり、展示物の見学を行ったりしました。
こちらは玉鋼(たまはがね)を打つ古式鍛錬の実演見学と体験の様子です。
暑い中、とても重い大槌をがんばって振り上げる生徒たち。
貴重な体験をさせてもらえました。
さあ、ホテルに戻り、プレゼン準備も大詰め。
ああでもない、こうでもない、と頭を悩ませながら最終プレゼンに向けてグループで相談していました。
3泊4日最後の夜は、夏らしく花火も楽しみました。
花火をする予定はなかったのですが、生徒の希望により実現しました。
手持ち花火をするのは初めてという生徒もいて、瀬戸内市で過ごす最後の夜は、とても思い出に残る時間になりました。
(この時間にまだプレゼン準備をがんばっているグループもいました!)
【4日目】
最終日は、瀬戸内市の武久市長、三浦副市長、難波副市長にプレゼンを行いました。
この4日間、瀬戸内市を見てきた生徒ならではの魅力的なアイデアが出ていました。
プレゼン後、少し残った時間を使って生徒から、武久市長、三浦副市長、難波副市長への質問タイムも設けました。
お忙しい中、生徒からの質問に対してとても真摯にお答えくださいました。
最後は武久市長、三浦副市長、難波副市長を交えて集合写真。
今回参加した生徒たちの声を紹介します。
●Aさん
初めての宿泊プログラムで正直不安があり、本当に自分は4日間のプロジェクトをやり遂げることができるのか心配でした。
今回のプログラムは私にとってとても貴重な経験になりました。
人生で初めて岡山県に訪れたことも、初の1人旅行(行き帰りの交通)をしたことも、市長さんに自分の考えを伝える機会をもらえたことも、4日間のこと全てが自分にとって初めてで、このプログラムに当選していなかったら絶対に経験できなかったことだと思います。
●Bさん
漁船や地元高校生との交流は楽しかったです。
市長・副市長と関われる機会や、漁船に乗り牡蠣イカダに近づける体験は貴重で、良い思い出になりました。
●Cさん
文化デザインや地域の産業文化に興味があったので、アイデア出しの感覚を知ることができたり、デザイン作りができたりしたことが学びに繋がったと感じました。
瀬戸内市の地域の方がすごく温かくて、地域のふれあいなどがもっと増えて欲しいと感じ、自分の住んでいる地域以外の場所の文化や産業に触れることができて良かったです。
とても貴重で未来の自分に繋がる経験になったのではないかと感じました。
●Dさん
自分のやりたかった刀鍛冶の体験ができて良かったです。
また牡蠣の養殖や美味しい食べ方、地域の人との交流などたくさんの発見がありました。
いかがでしたか?
瀬戸内市の素晴らしい環境や出会った方々との交流を通して、大きく成長した生徒たちの姿を見ることができた4日間でした。
今後もN/S高では、さまざまな地域と生徒のみなさんが繋がれるような魅力ある宿泊プログラムを行っていきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
◆体験学習プログラムについて◆
N高等学校、S高等学校、N中等部の課外授業として実施。日本各地の自治体・企業・専門機関等と連携して多種多様なプログラムを実施し、普段の授業・映像授業では得られないリアルな経験から、生徒の知見や将来の可能性を広げられる機会を提供しています。近年では地方自治体、企業・団体と事業連携協定を締結し、共同でプログラムを実施することで、地域社会・産業の発展や地域人材の育成を目指す取り組みを進めています。
【体験学習の実施例】
https://nnn.ed.jp/learning/extracurricular_activities/workexp/
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