
2025年11月3日から16日にかけて、N高等学校・S高等学校・R高等学校(以下、N高グループ)は、初開催となる「オーストラリア・パース留学プログラム」を実施しました。
このプログラムは単なる英語学習や観光とは一味違い、現地の大学や職業訓練専門学校の見学、高校での体験授業など、N高グループならではの充実した14日間となりました。
西オーストラリア州政府機関「WA TVET(West Australian Technical and Vocational Education and Training Consortium)」との連携により、安全で実践的な環境を用意。世界で最も住みやすい都市のひとつとされるパースで、参加生徒26名は英語と異文化を丸ごと体験しました。
出発前から始まるチームの絆
プログラムは日本から始まっています。事前のオンライン質問会やオリエンテーションを通じ、現地のルールや安全について学びました。 グループワークを重ねる中で初対面だった生徒同士も少しずつ打ち解け合い、出発時にはすでに互いを支え合える関係性が築かれていました。
ホストファミリーとの交流
出発前からホストファミリーとメッセージを交わしていた生徒も多く、家族構成や家でのルールを事前に共有できたことで、安心して現地生活をスタートできました。 温かく迎え入れてくれたホストファミリーとの出会いは、生徒たちにとって「海外の家族」と呼べるほどのかけがえのない経験となりました。
実践型アクティビティでコミュニケーション力の向上
語学学校での授業は、英語を「学ぶ」だけでなく「楽しむ」場となりました。少人数制のクラスで講師や仲間と積極的に対話を繰り返すことで、自ら発信する力と学び続ける意欲が養われました。
また他国からの留学生と交流する機会も豊富に設けられました。日本文化を紹介したり、相手の国の習慣を教えてもらったり、リアルな国際交流も展開されました。
オーストラリア先住民の伝統文化である「アボリジナルアート」の体験では、英語で感想を伝え合うなど、アクティビティそのものが英語のアウトプットの場となり、楽しみながら学びを得る実践型の英語体験となりました。


現地高校での挑戦と自信
パースの私立と公立高校をそれぞれ訪問し、現地の教育現場を体験しました。キャンパスの雰囲気や授業スタイルなど、日本との違いに驚きつつも、同世代の生徒との交流に励み、実践的なコミュニケーション力を鍛えることができました。
生徒たちが自ら企画した「日本文化紹介ワークショップ」は大盛況。折り紙や言葉遊びなど、英語で日本文化を説明するのは少し緊張しつつも、現地の生徒たちの興味津々な反応に笑顔がこぼれ、教える側の生徒にとっても大きな自信につながりました。
また、現地生徒とペアになって授業を受けるバディプログラムやコミュニケーションアクティビティを通し、同年代との交流が一気に深まりました。友だち感覚で自然に英語を使うことで、「伝わった!」「話せた!」という実感が生まれ、学びのモチベーションも大きくアップ。
ここでの出会いと体験は、生徒たちの国際的な視野をさらに広げる貴重な経験となりました。




未来の選択肢を広げる大学訪問
西オーストラリア大学(UWA)をはじめとする主要大学や職業訓練専門学校(TAFE)を訪れました。最先端の設備や学生たちがラウンジで議論する姿を目の当たりにし、自分の将来を具体的にイメージする貴重な機会となりました。 キャンパスツアーや現役学生との対話を通じ、海外進学という選択肢が生徒たちにとって身近で現実的な目標へと変わっていきました。
訪問先それぞれで雰囲気も学べる内容も異なり、「自分が進んでみたい学びの姿」が鮮明になる貴重な時間となりました。
【訪問先一覧】
- 西オーストラリア大学(UWA)
- カーティン大学(Curtin University)
- マードック大学(Murdoch University)
- エディスコーワン大学(Edith Cowan University)
- TAFE(Technical and Further Education,職業訓練専門学校)

豊かな自然が育む感性
ロットネスト島や野生動物公園で美しい自然と環境保全の取り組みを学び、同時に心と体もリフレッシュできました。
特にロットネスト島では、レンタサイクルで風を感じながら島をぐるりと巡り、透き通るビーチや手つかずの自然が広がる景色に思わず立ち止まってしまうほど。さらに、島の象徴ともいえる貴重な生息動物・クオッカにも出会うことができ、その愛らしい表情に癒されました。人懐っこく近づいてきてくれる姿から、島の豊かな自然環境が大切に守られていることを感じました。
こうした体験を通じて、自然と触れ合うことの大切さや、環境を守る意識をより強く持つことができました。




参加生徒の成長と手応え
2週間のプログラムを終えた生徒たちは、英語力はもちろん、自立心や国際感覚も大きく成長。目に輝きが増し、プログラムが終了する頃には新しい挑戦への意欲に満ちあふれている声が非常に多く聞かれました。
- 日常的に英語を使うことで語学力の定着を実感できたのはもちろんですが、ホームステイ先や現地の方々、そして共に参加した仲間との交流を通して、未知の価値観に触れられたことが大きな収穫でした。多様な考え方を知ることで、精神的にも一回り成長できたと感じています。
- 日常で使う英語に加え、交通ルールや買い物の仕組みなど、現地でしか学べない文化を数多く知ることができました。授業を受けたおかげで先生の話が驚くほどスムーズに聞き取れるようになり、自身の成長を肌で実感しています。
- 自ら『やりたい』と思うことが増えたのが、一番の成長です。以前は英語を自主的に勉強しようとはあまり考えませんでしたが、現地での経験を通して、次はもっとスムーズに会話したいという強い意欲が湧きました。この留学がなければ、今の前向きな自分には出会えなかったと感じています。
- この2週間で一番の成長は『行動力』がついたことです。以前は人に話しかけることが苦手で、何でも一人で抱え込みがちでした。しかし現地では、道を聞いたり飲食店でおすすめを尋ねたりと、以前なら躊躇していた行動が自然にできるようになりました。また、様々な交流を通して、コミュニケーションは言葉だけではないと実感しました。身振り手振りや知識など、言葉以外の要素が果たす大きな役割に気づけたことは、私にとって大きな学びです。
- 当初は英語力や自分たちだけでの登下校に不安を感じていましたが、数日経つと自ら調べて行動できるようになり、困難も前向きに捉えられるようになりました。放課後に友人と話しながら寄り道を楽しむ余裕も生まれ、自立した生活が大きな自信につながったと感じます。授業でも『伝えたい』という意欲が芽生え、仲間と教え合い助け合う中で、集団としての絆も深まりました。
- 以前は考えていなかった海外進学ですが、今回の大学訪問を通じて具体的なプロセスを知り、今では見学した大学で学びたいと強く志すようになりました。この2週間で向上した英語力を、帰国後も維持できるよう努めていきたいです。
- この2週間で、英語に対する姿勢が積極的になったことが一番の成長です。当初は言葉が通じず悔しい思いもしましたが、交流を重ねる中で、完璧を求めず自ら話しかける大切さを学びました。大学見学を経て、将来の選択肢を日本国外まで広げて考えるきっかけを得られたことも大きな収穫です。この経験を糧に、今後の学習や進路選択に向き合っていきたいです。
- 多様な価値観に触れ、自分自身を見つめ直せたことが一番の成長です。元々は一人で過ごすことを好み、英語にも自信がありませんでしたが、この2週間は勇気を出して多くの人と対話を重ねました。その結果、自分にはなかった視点に気づき、将来の展望や自身の現状を深く考えるきっかけとなりました。自分の新たな一面を発見できたことで、今後の目標も明確になりました。恐れずに挑戦し、自分の道を進むための努力を続けていきたいです。パースで過ごした充実した時間は、これからの人生の支えになると確信しています。

N高グループは、これからも生徒一人ひとりが広い世界へ羽ばたき、多面的な視点を持てるような学びの機会を提供してまいります。



