
突然ですが、みなさんは初めて会った人と雑談を楽しむことはできますか?
姫路キャンパスでは、この質問に対して「できる!」と自信を持って答ええることができる生徒が増えてきています。
なぜ増えてきているのかといいますと、それは、雑談力を鍛える「姫ゼミ」を実施しているからです。
姫路キャンパスでは、毎週水曜・木曜の終礼時に3〜5分程度、で「姫ゼミ」を実施しています。
“ゼミ”と言うと、N/S高では「Nゼミ」という授業があります。
特定のテーマについて、1名のファシリテーターと4~6人の生徒で「賛成」「反対」に分かれて議論を深めます。
ですが、この「姫ゼミ」はNゼミと大きく異なる点が2つあります。
まず1つが、生徒がテーマを考えている点です。
姫ゼミは3分程度の短い時間で雑談するため、短い時間で気軽に話しつつ、盛り上がるようにと生徒たちからテーマを募って実施しています。
これまで実施してきたテーマの例としては、
- 「みんなの好きな歌手・曲は?」
- 「みんなの好きなお菓子は?」
- 「みんなが結婚相手に求める一番の条件は?」
などがあります。
テーマによっては自分の好きなものを画像や動画で紹介したい場合もあるため、パソコンを使ってもOKです。
そしてもう1つが、2人1組で雑談をする点です。
Nゼミは4〜6人のグループでディスカッションを行いますが、この姫ゼミは2人1組で実施しています。
1人の相手との会話を盛り上げるにはどう話したら良いかを、生徒それぞれが自分なりに考えて話しています。
時には、職員やティーチング・アシスタント(TA)も生徒たちに混ざって一緒に話したり、最近は生徒がファシリテーションを務めたりすることもあります。
短い雑談とはいえ、生徒たちには日ごろの課題解決型学習「プロジェクトN」(※1)の中で学んでいる相槌や頷きを取り入れながら、お互いが楽しくなるような雑談を意識するよう伝えています。また、姫路キャンパスは1月にたくさんの新入生が加わったのですが、その生徒たちにとっても姫ゼミは在校生と仲を深める機会になっているようです。
※1「社会で活躍するための知識やスキルを身につける」ことを目的に、N高等学校・S高等学校、N中等部で実践しているPBL(プロジェクト学習)。
参加している生徒たちの感想を、一部ですが紹介します。
・普段話さない人とも話すことができて新鮮です。
・共通の話題があると話しやすいです。
・同じ趣味を見つけることもでき、楽しく話すことができています。
・早く帰りたい時もありますが、いざやるといつも楽しく満足して帰っています。
・初めはなかなか自分から話題を振ることができなかったけど、最近は自分から質問できるようになってきました。
感想コメントからもわかるように、生徒たちも姫ゼミを帰宅前の最後の楽しみにしてくれているようです。
また、継続してチャレンジしていることで雑談力の向上を感じてくれている点も、実施してよかったと感じます。
姫ゼミは今年度だけでなく、4月から入学してくる新入生たちがキャンパスに早く慣れるきっかけになるよう、引き続き実施していきたいと思います。