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N高生を含むチーム「国際イノベーションコンテスト(ICAN)」
国内予選大会1位通過 世界大会出場決定
2021年4月25日(日)にオンラインで行われた国際イノベーションコンテスト(ICAN)で、N高2年・犬塚悠月さんを含むチームが国内予選大会1位通過・世界大会出場決定という快挙を成し遂げました。
MEMSパークコンソーシアム・東北大学マイクロシステム融合研究開発センター(μSIC)が主催で開催される国際イノベーションコンテスト(ICAN)は、MEMSデバイス(※)を用いたアプリケーションを提案し、試作した成果を競う国際コンテストです。
※機械要素部品、センサ、アクチュエータ、電子回路を一つのシリコン基板、ガラス基板、有機材料などの上に微細加工技術によって集積化したデバイスのこと。
コンテストには高校生、高専生、専門学校生、大学生、大学院生のチームが出場しており、世界大会に出場できるチームは国内予選大会上位の4チームです。犬塚悠月さんを含む3人の、チーム名「満腹中枢」は、ベルトにつけたセンサーで食べ過ぎを防ぐ「満腹チェッカー」を開発し、国内予選大会を1位で通過・世界大会への出場権を獲得しました。
「満腹チェッカ―」は、人間の満腹中枢が20分遅れているためにリアルタイムに満腹度を認知できず、食べ過ぎて肥満につながる問題を解決するために開発されました。「満腹チェッカ―」を装着すると、医療用の高額な設備等を要さず、安価に自分の満腹度合いを知ることができます。
チーム「満腹中枢」は、11月に開催が予定されている世界大会にオンラインで出場します。
<犬塚悠月さんコメント>
今までは一人でコードを書いていて、大会に出場した経験はありませんでした。しかし、チームの1員として大会に出場し、期限のある課題をチームで共有し一緒に取り組んでいく経験はとても勉強になりました。
初めて書くタイプのコードだったこともあり、Bluetoothを使ってスマホとセンサ間で通信するのは、苦労しました。
今はまだ製品化の段階ではないので、世界大会出場に向けて改善をメインに行なっています。これから製品化の検討段階に入ったら、満腹度だけでなくお腹の膨れ具合から推測できるデータは他にないかという観点に注目できればと思います。例えば、胃の動きや消化の速さなどお腹の膨れ具合と体の動きの相関関係について研究を進めていきたいです。
■国際イノベーションコンテスト(ICAN)
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